行雲流水の如くに

日本を元気づける考え方ーー公平でない世を楽しく生きる

今日の新聞に「日本・破綻寸前」なる幻冬舎出版の新刊広告があった。

人の不安を煽って売らんかなの根性はあまり美しくない。たちまち重版となっていたから,買う人は結構いるのだろう。

新型コロナを甘く見てもいけないが、過度に恐れるのも問題だ。

恐れるだけなら個人の問題で済む。しかし理由もなくそれを人に押し付け、煽るのは行きすぎであろう。

 

元気づく考え方とは

①最低限の生活とはどんなものか、ということを考えておくこと。

私は戦後の物が無い時代を経験しているから、あの時のことを思い出している。

米などは勿論なく、イモやとうきび、カボチャなどで飢えをしのいだ。

みんな顔が黄色くなった。ベーターカロチンのせいだ。

根菜類は保存がきくからこのようなものは少し余分に買っておいたら安心だ。

 

②世の中が混乱したら、力の強いやつとか声の大きいやつが我が物顔にふるまう。

「大型の経済対策を打て」とか言って、急に元気になって大声をあげる奴は気を付けたほうが良い。

一体誰のカネで「景気対策」を打つのか?自分のカネではあるまい。人のカネ、すなわち税金だ。

自分のカネを寄付しますという人間は信頼できる。緊急時は口より自分の身を切る実行だ。

 

③自分の力を試す良い機会だと考えること。

戦国時代、尼子藩の武士山中鹿之助は、「憂きことの なおこの上に積もれかし 限りある身の力ためさん」と言った。

自分の足元の仕事や趣味に全力を尽くすこと。

そんな自分を温かく見つめてくれる「よき人」を見つけること。

あるいは自分もそんな「誰か」を探すこと。

 

④日本経済にとって最大のメリットは、この大騒ぎで原油価格が暴落していることだ。

1バーレル50ドルを超えていたものがほぼ半値になって来た。

日本は石油をがぶ飲みして生きている。だから今、猛烈なメリットが発生しているのだ。

世の中全て真っ暗ということはない。

「捨てる神がいれば拾う神がいる」

 

     庭前に 白く咲いたる 椿かな    上島鬼貫 


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