二階元幹事長が派閥裏金問題の責任をとって次の衆院選に出馬しないという。
もう85歳だからいつ辞めても良い年だ。
しかし辞めなかったというのは「権力の蜜」に取り憑かれているのだろう。
次の選挙に出ないというだけで、政界は引退しないわけだから「政界の寝業師」に徹するわけだ。
質疑応答で、高齢が立候補見送りの理由かと問われると、
「お前もその年、くるんだよ。ばかやろう」
この二階発言はおそらく批判を浴びるだろう。
ただ高齢批判に対する切り替えしとしては絶妙。(言葉使いに問題あるが)
アメリカでバイデンやトランプに対して「高齢だから立候補やめろ」と言えば、高齢者に対する差別発言で言った方が批判される。
二階元幹事長には、
これだけの混乱を引き起こした責任をとって辞任すべきとの質問であるべきだった。
高齢であることを以て批判する場合、よほど注意することが必要だ。
歳をとってわかることは、まず体が言うことを聞かなくなる、そして記憶力が落ちてくる。
そうすると「弱い人の立場を身をもって実感する」ようになる。
残念なことは、弱い者が弱い者を叩くレベルに陥ることだ。
だから年を取ってとるスタンスは(自戒を込めて)、「弱い人の立場に立つ」べきと思っている。