MVCメディカルベンチャー会議

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第2回D-Lunch in 四谷

2007年12月08日 | MVC定例会
現在、審美・ホワイトニングに対するニーズが高まってきておりますが学生にとって大学病院では勉強をする機会に恵まれません。2003年よりティースケアサロン ホワイトエッセンスのフランチャイズ本部事業展開をしている株式会社AIC 取締役 伊藤 寛之様にご講演をしていただきました。

①株式会社 AIC概要
ホワイトニング・クリーンニグ・歯茎エステ(メラニン沈着の除去)・リップエステなどのメニューを商品化して歯科衛生士さんのできる範囲での口元の美と健康を内装空間・接遇・サービスカウセンリング・技術のすべてを統一化して歯科医院と融合しています。さらに水平展開しているフラインチャイズ企業になります。

③ホワイトニング・クリーングに関する考え方
AICの考えるビジョンは、『笑顔創造産業』と位置づけています。現在、一般の方にとって歯科医院とは『自覚症状が出ないとできれば行きたくない』という位置づけにあります。アプローチを変えることで美容室・エステサロンと同じ位置づけにティースケアを持っていく事を理念としています。

④歯科医院へのCAREの導入
CAREの導入の理由には、ニーズの変化・人口と世帯数の変化・需給バランスの変化の大きく分けて3つの理由があります。
―ニーズの変化について
2000人を対象とした調査によると 歯が黄色っぽい・口臭が気になる・歯並びが気になる・かみ合わせの4つの要素が75%を占めています。具体的には『自分の歯の黄ばみが気になる』89%・『自分も歯を白くしたい』93%・『歯が白い人は素敵だと思う』99%になります。

―人口と世帯数の変化(総務省 国勢調査より)
1985年 夫婦子供の世帯数は1530万世帯であり、夫婦のみ・単身の世帯数よりも多かった。2005年 夫婦子供の世帯数は1460万世帯で夫婦のみ・単身の世帯数の方が1.8倍になって来ています。以前より個別の消費が増えていています。具体的にはセブンイレブン・携帯電話・エステなどの個人向けサービスが多くなってきています。

―需給バランスの変化
簡単に売上を表すと、『売上=顧客数×顧客単価÷ライバルの数』となります。全国の歯科医院数は現在66000件でありますが、年間2000件開業、1000件廃業と年間1000件と純増しています。歯科業界では、国民の虫歯は減り、歯科医院数は増えてきています。必然的に経営を圧迫しています。ただ従来型のモデルであり、今後改善の余地はまだまだあると言えます。

⑤careとcure
Careは過程主義であり、Cureは結果主義です。ホワイトニングは、CareのアプローチでありCureからのアプローチではない。具体的には、Careはリラクゼーションマッサージ・エステ、Cureは審美・美容外科であります。勘違いしやすいのですが、ホワイトニングは結果が大切ではなく、プロセスが重要となります。

⑥歯科医師になられる学生へ
歯科医師にはC領域(技術を磨き顧客満足を図る)の考え方がとても多いのでなるべくA領域(組織を主体として顧客満足を図る)の考え方になれるようにする。顧客満足を図ることで必然的に技術は向上します。人生の三大要素に能力・情熱・考え方があります。三大要素のうち考え方だけにマイナスの要素があるので、常に考え方を学ぶように。




株式会社 AIC http://www.e-aic.co.jp/aic/index.html
ホワイトエッセンス http://www.whiteessence.com/



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