TOKYO ⇔ SAIGON そしてたくさんの街へ

東京とサイゴン、そして、いろいろな街を巡ります。

雨上がりカフェ

2005-08-27 | Weblog
カフェの雨上がりはいつもより強くサイゴンの香りがする。 食事を終えたころ、空が暗くなってくる。 慌ててカフェにむかう。ちょうど雨が来る。 昼なのに暗いテントのようなカフェでコーヒーを飲む。 灯りはキャンドル。 雨が上がると店内が水掃除されたよう。 気分がよくなる。 . . . 本文を読む

オープンマインドに思うこと

2005-08-22 | Weblog
いつもタバコを買う路上店がある。 そこのおばさんはわたしが来るのを遠くから見つけると、すぐに自転車に跨る。 わたしの買うタバコはいつもあるわけではないので、どこかに取りに走るのだ。 走りながら路上のプラスティックの椅子を指差す。 わたしに店番していろ、ということなのだ。いつも現金は残したまま。。。。 そのおばさんは最初からわたしを信用していた。 椅子に座って、いつも10分ぐらい待つ。 その . . . 本文を読む

南国の果実

2005-08-21 | Weblog
ザクロを食べる。 日本のとは違って、大粒ですごく甘い。 ハナシは変わるけど、 ベトナム人と日本人は似た顔立ちがとてもよく似ている。 ヨーロッパに行くと、まったく違う顔を持つ人たちがいる。 彼らはまったく違う。 似た顔をしている国たちがもっと親しくなるべきだ、と思ったりする。 . . . 本文を読む

変わらないベトナム

2005-08-19 | Weblog
いつもみるバス停が真っ赤に塗られていた。今まではみえないほど、道路に同化した色だったのに、この存在感! サイゴンが変わっているのを見るたび、微笑んでしまう。いつまでもつのかな、と。 だって、いくら政府が変えようとしても、ベトナム人はおいそれとは変わらない。 バイクのヘルメット、誰一人かぶっていない。 路上の物売り、毎日堂々と同じ場所に店構え。 昨年初めて出たものの、みんなが使うのを嫌がっ . . . 本文を読む

プロローグとエピローグ

2005-08-17 | Weblog
サイゴンに行くとき、プロローグとエピローグがある。 成田に向かうときプロローグが始まる。 機内搭乗が始まったとき芝居は始まる。 そしてエピローグ。 帰るその日、夕方6時にチェックアウトしてから友人のカフェへ。 静かにベトナムコーヒーを飲みながら、「あ~あ、終わってしまうんだな」とサイゴンでの日々を想う。 空港に向かうタクシーから、名残惜しさに満ちてサイゴンの夜を眺める。 来たときより . . . 本文を読む

ハッピーパターン

2005-08-16 | Weblog
サイゴンから成田に着くのはいつも早朝7時半。そして9時30分には出社する。 だから飛行機に乗るとすぐに寝る。 席に着くなり、乗務員さんに耳栓とアイマスクをもらう。到着前に出る朝食は「要りません」と言っておく。 そして「降りるときパンをいくつかください」と頼む。 ほんとーうに、到着寸前に目が覚める。離陸から着陸まで、およそ5時間半、睡眠が取れている。 到着すると、乗務員さんがパンを3~4個 . . . 本文を読む

福(Phuc)

2005-08-14 | Weblog
一ヶ月ぶりのサイゴン。 美味しい屋台料理やチェーを持って、ホテルの部屋を友人たちが訪れてくれる。 おやおや!次々に出てくる料理に「Ngon(美味しい)」「Gyon」と感動。 ・・・・・・しかしそれだけではすまなかった。 突然出てきたケーキ、そしてベトナム習字で描かれた「Phuc」の飾り皿。 すっかり忘れていたわたしのバースディ。異国で祝ってもらえるとは、思ってもみなかった。 「Phuc . . . 本文を読む

蛇行する川

2005-08-12 | Weblog
飛行機からサイゴン川が見えてくる。 この川を中心にして生きる人たちの息遣いも見えてくる気がする。 ここで生きる人たちは、川のダイナミックな曲線を、 空から眺めたことがあるのだろうか。 でも、何事にも「全体感」が必要なわけではない。 さまざまな人生のなかで、全体なんか見えないほうが良いこともある。 全体感を把握したいと思うのは、自分の仕事からくる傾向だなと感じつつ…。 . . . 本文を読む

バイクが湧き出てきた

2005-08-10 | Weblog
これは12月31日。 旧暦のベトナムでも、いちおうおおみそかは街が大騒ぎになる。 夜になると、このバイクの渋滞。 写真の上のほうがバイクのレーン。下は車のレーン。 バイクレーンがすごいことになってる。 魅せてくれます!サイゴン! . . . 本文を読む

恋しい。。。。。

2005-08-08 | Weblog
忙しい。毎日のように、頭痛がし、喉が痛い。 今日からまた新しい週。なんだ!?このスピード感。 こんな日は決まってサイゴンが恋しくなる。 ゆらゆら揺れるオレンジ色のサイゴンの夜。 どんなに強行軍でも、サイゴンから帰ると体調が復帰する。 オレンジ色の街が、わたしにセラピーをしてくれているとしか思えない。 愛いっぱいでサイゴンに行く。 きっとまたサイゴンは、わたしを愛いっぱいでむかえてくれ . . . 本文を読む

第一印象に帰ろう!

2005-08-05 | Weblog
わたしのサイゴンの第一印象は、空からみたオレンジ色の灯りの街。 なのに「灯り」という角度から、サイゴンを見ていなかった。 greenpapperさんのブログを読んで、にわかに「サイゴンの灯り」が気になる。 サイゴンの大きな魅力のひとつに、「灯り」があるような気がしてきたから。 第一印象に立ち帰り、「灯り」を見てこよう!! . . . 本文を読む

ハイサイ

2005-08-04 | Weblog
サイゴンに行けなかった月は、よく休日に沖縄に日帰りで行く。 沖縄もベトナムと同様、戦争が悲惨だった地。 ベトナムでは哀しいメロディが流れているけど、 沖縄では底抜けに明るいメロディが流れている。 このサンセットビーチにいるとき、突然音楽が聞こえてきた。 音のするほうにゆくと、ライブハウスでリハーサルが始まっていた。 「りんけんバンド」だった。沖縄の突き抜けた明るい哀愁を歌っていた。 . . . 本文を読む

ニッポン、富士山

2005-08-03 | Weblog
ここは東京。 自分の住む家は、ずっと昔から、富士山が見えるところに決めている。 富士山を見ながら思うことが、さまざまに変化していることに最近気づいた。 祈る気持ちで見ていたころ、幸福を十二分に感じながら見たころ、 死にたいほど辛い毎日に見ていた長い期間、少しは元気になりたくて見た時期。 今は、サイゴンの友人たちに見せたい、と思って見ていたりする。 ずいぶん立ち直ったものだと思う。サイゴ . . . 本文を読む

カオス

2005-08-03 | Weblog
まったく整然としていない看板が、川に写る。 それがなぜ心惹くのだろう。 カオス状態がサイゴンらしさ。 整然では、アイデンティティを損なう、と思うのは わたしの情緒のわがままなのだろうな。 . . . 本文を読む

雨上がり

2005-08-02 | Weblog
その昔、雨が上がった夜の、光るアスファルトの道を歩きながら 突然「わたしは今、自由なんだ!」と叫びたくなったことがある。 ま、そのときいろいろあったからなのだけれど・・・・ その夜の、光る路面の美しさを忘れられない。 サイゴンは雨季。 雨上がりの道路を走るバイクのライトと光る路面。 限りない自由を感じたその日の、心の痛さもまた思い出す。 . . . 本文を読む