ここは東京。
自分の住む家は、ずっと昔から、富士山が見えるところに決めている。
富士山を見ながら思うことが、さまざまに変化していることに最近気づいた。
祈る気持ちで見ていたころ、幸福を十二分に感じながら見たころ、
死にたいほど辛い毎日に見ていた長い期間、少しは元気になりたくて見た時期。
今は、サイゴンの友人たちに見せたい、と思って見ていたりする。
ずいぶん立ち直ったものだと思う。サイゴ . . . 本文を読む
まったく整然としていない看板が、川に写る。
それがなぜ心惹くのだろう。
カオス状態がサイゴンらしさ。
整然では、アイデンティティを損なう、と思うのは
わたしの情緒のわがままなのだろうな。 . . . 本文を読む