まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

国際連帯税テーマに上村雄彦さんの講演会

2010年07月17日 | ニュース・関心事
焼津市の総合福祉会館で「エコ市民100年未来の会」(代表 磯部芳子)主催、国際連帯税テーマに上村雄彦さん(横浜市立大学准教授)の講演会が開催され100名を越える方々が参加しました。

呼びかけ人は「地球村」活動の経験を持つ方々でこの10年間のある意味での問題整理と新たな方向性を求めようという「野心的企画」で私自身、代表の磯部さんからの直接のお誘いを受けました。

国際連帯税とは、グローバルな貧富の格差是正や地球温暖化防止に向けての財源確保するために外国為替市場に取引に税をかけるというものです。通過取引に低い課税、投機的炉地引きに高い課税。

上村さん自身は国連職員としてパキスタンに直接関わった経験と退職したあとでの国内での地球村活動への参加、そして自立的な活動を新たな展開をされた方ですが、真摯に生きる姿が伝わってきました。

国会議員で作る超党派による国際連帯税の議員連盟の勉強会には、国会での政策秘書の活動の範囲でしたが参加したことがあります。フランスで先導的実践が始まっており、大いに注目すべきグローバル施策です。

小沢一郎民主党前幹事長に対する第一検察審査会の不起訴不当の結論

2010年07月15日 | ニュース・関心事
民主党小沢一郎前幹事長の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件のうち、07年分を審査していた東京第1検察審査会は15日、2月に不起訴となった小沢氏について「不起訴不当」の議決を公表しました。

04~05年分を審査した東京第5検察審査会が4月に出した「起訴相当」という結論は異なりますが、小沢氏のこれまでの説明に対する国民からの強い不信が議決に現れたことになります。

検察側は「捜査は終わった」と不起訴とするとのことで、小沢氏起訴の可能性は、2回目の議決を控える04、05年分に絞られた、との報道です。このタイミングでの公表は極めて大きな意味を持ちます。

参議院の召集を前に野党は力こぶで入ってきます。問題は民主党内の「脱小沢」の流れが、消費税の争点化による選挙戦敗北で静まり返っていることです。小沢氏の「雲隠れ」がまた待望論を加速します。

果してこれでいいのか。やはり、国会の中でじっくりと野党の質問に答えるという国会運営、小沢氏の喚問も含めて「政治とカネ」問題の決着を図って欲しいと思います。ここはじっくり考えて欲しいものです。

静岡、清水病院の経営形態めぐる闘い

2010年07月14日 | ニュース・関心事
7月23日に第一回の静岡病院、清水病院の経営形態に関する有識者会議が開催されます。3~4回くらいの開催で結論、勿論、パブリックコメントはきちんと条例に沿って市民に公開されます。

静岡市としての結論は、公営企業法の全部適用の選択です。私自身は、この選択を支持します。23日は、たまたま先約があり傍聴できないのですが、是非とも市民の皆さんに傍聴して欲しいです。

市庁舎の17階17:00からです。一方で、蒲原病院については非公務員系独立法人の結論が経営形態検討委員会によって出されています。私自身、蒲原病院の組合議員であり厚生委員会委員です。

ここは、きっちりと病院の経営形態に関して一から市民参加でやっていきたいと考えています。この夏休みくらいに私自身も専門家の方々と意見交換しながらベースをしっかりと固めたいと考えています。

それにしても病院経営は崖っぷちにきています。命に関わる公共サービスと財政健全化と透明な経営、これがどうバランスをとって全国に先んじる新たな方針を出すことができるか。議会のレベルが問われます。

衆議院と参議院の「ねじれ」はどのように認識すればいいのでしょうか!

2010年07月14日 | ニュース・関心事
参議院選挙の即興的な総括はほぼマスコミ的には出揃いました。結果としての「ねじれ」について「粘り強く」野党との話し合いの必要性を強く主張。政権交代を肯定的に見ようという姿勢がにじみ出ています。

参議院与党過半数を実現するための連立の組み替えが可能であればこうした議論は出てきませんが、当面不可能と評価しています。3分の2を持たない民主党が政権維持するためにはその選択しか残されていません。

これを熟議型民主主義とか二大政党制の本格的出発という主張さえ見受けられます。熟議、政党政治で言えば公約の修正=妥協です。解散に追い込まれる事態がゼロではありませんが3年は続くとの前提評価です。

こうしたことを仮定するとすれば、私達、脱成長、脱原子力、市民自治を目指す政治勢力としては、地方政治の分野で何を実践的な指針として勢力拡大を作り出していくかという目標設定が必要になります。

みんなの党がアジェンダ政党=公務員制度改革というシングルイシュで躍進したとすれば、脱原子力=自然エネルギー政党として特化する道もありうるということになります。しかも、グローバル勢力として。

8月ドイツ・ベルリンで緑の党ヤングユースの世界大会が開催。日本からも「みどりの未来」から2名の代表が参加します。この大会を富士山の見える2012年2月に静岡に招請できないか。熟議で結論出したいものです。


九州ー中国の豪雨報道と福岡市での雨水貯留の地味な努力

2010年07月14日 | ニュース・関心事
断続的に強い雨が降り、安東川は大丈夫かと心配になります。九州ー中国地方の昨年に続いての水害報道に新潟県を襲った「中越→中越沖地震」の連続的地震での住民の諦めに似た住民感情の記憶が重なります。

そんな中、すぐには即効的な成果が出ないかもしれないけれども福岡市の雨水貯留装置への助成というテレビ報道(テレビ局がどこであったか忘れました)行政の住民目線の姿勢に感心しました。

福岡市では当然にも市民団体の地道な普及活動がその前段にあることも紹介されていました。こうした都市中心部の市民活動の必要性と私が住む城北地区の常習的内水氾濫地区での取り組みが頭に浮かびました。

実は先日も、地元の方々と大谷にある治水交流会館訪問しました。1974年の七夕豪雨の立体的な映像シーンを見てきただけに、現在の九州ー中国地方の水害報道がリアルな経験感情にも重なります。

巴川遊水地事業が進展していく中で、地球温暖化と共に改めて治水の重要性を再認識させられる昨今ですが、足元での対応策のあり方を住民の方々とじっくりと議論していかねばと思っているところです。


参議院選挙―与野党過半数割れに各新聞社の社説を読む

2010年07月12日 | ニュース・関心事
昨晩の民主党過半数割れに対する各新聞社の社説を読みました。菅首相が続投表明と輿石参議院会長の責任論回費発言を受けて、「ねじれ」に対する部分連合模索、消費税協議の支持を中心に構成されています。

毎日新聞―参議院民主大敗 菅政権の試練が始まる 「ねじれ」は深刻だ 消費税論議を始めよ

中日新聞―参院選、与野党過半数割れ 「ねじれ」解く知恵絞れ 誤算であった消費税 国民本位の協力 再び「良識の府」に

朝日新聞―参院選、民主敗北 2大政党にさらなる責任 短命続きもう短命 「ねじれ」乗り越えて 消費税から逃げるな

産経新聞―民主党敗北 国益第一へ軌道修正急げ 「ねじれ」求めた民意は重い 口先の公約見抜かれた 自民は一層の努力を

日経新聞―民主党は敗北反省し政策実現の道探れ 消費税提起を評価する 与野党対立の余裕ない

静岡新聞―与野党過半数割れ 厳しい民意を受け止めよ(小見出しなし)

それにしてもすさまじいばかりの民主党の大敗です。そして、社民・共産党の低迷は予想されていたとはいえ、有権者の支持範囲からはずれつつある現状に「時代認識」の在り方に根本的転換が求められます。

緑の党を目指す私としても、2013年の参議院選挙を見据えて来年の統一地方選挙、市長選挙に向け、戦略的な対応が必要になります。政党だけでなけ社会運動自身の新たな飛躍も大きな課題です。

参議院選挙、民主党・藤本ゆうじさんの当選確実

2010年07月11日 | ニュース・関心事
20:00NHKの開票速報が始まるや否や、民主党・藤本ゆうじさんの当確がでました。昨年の8月の衆議院選挙でも細野豪志さんの当確が全国一番に出ました。静岡県の民主党王国の現れでしょうか。すごいですね。

とにかく、応援していただいた方々と一緒に喜びたいと思います。呉服町の藤本事務所に出かけましたが、既に万歳三唱が終わった所でした。藤本さんと固い握手を交わすことが出来ました。元気、元気でした。

ただ与党の過半数割れがはっきりする中で、今後の政局が早くも焦点となっています。菅首相の責任論や連立の組み替えや政策別部分連合など9月の民主党代表選挙に向かう中、激闘が始まることは確実です。

まだまだ続く選挙速報を見ながら、私達の立ち位置を改めて考えて生きたいと思っています。

静岡大学名誉教授・藤本治先生のご逝去を悼む

2010年07月10日 | ニュース・関心事
静岡大学名誉教授の藤本治さんが食道がんのために昨日亡くなられました。先生との出会いは、静岡大学に入学してベトナム戦争に反対したべ平連活動や三里塚空港反対運動などに加わり大学を中退した後でした。

民生学連事件で詩人の金芝河氏が逮捕されたことがキッカケで韓国の民主化運動支援の活動を始めようと金芝河氏の戯曲「鎮魂魂」(チノギ)の静岡公演を実現する市民団体を結成しようとしたことからでした。

公演は実現できなかったのですが、藤本先生、吉本健一教授、故山口三夫教授の3人と私含む韓国の民主化運動に想い寄せる若者と一緒に静岡日韓人民連帯会議を結成しました。以来、35年の月日が経過しています。

私自身は、市民活動から政治家への道に入りましたが、一貫して私の生き様に厳しく優しく問いかけ応援をいただいてきました。青年期の私達を戦後の革命運動を担った世代が励まし続けてくれたのでした。

先生が病に伏しておられたにもかかわらず、お見舞いに行くこともしなかった自分を恥じます。先生の死に向き合って先生の深き英知と思想を改めて思い起こしています。心より哀悼の意を表したいと思います。

お通夜 7月10日 18:00 アイネットホール新川 告別式 7月11日 11:00 アイネットホール新川

参議院選挙も後二日、田中角栄演説集DVを薦められる

2010年07月09日 | ニュース・関心事
参議院選挙投票日まで後二日、社民党党首の福島瑞穂参議院議員の街頭演説や民主党藤本ゆうじ参議院議員のラストスパーク街頭演説の二つを聞きました。候補者の緊張感に共感する自分がいます。

民主党の県内国会議員の総動員による決起集会は、政権交代しているリアリティをパワフルに伝えてくれています。しかし、「ひたひたと後ろから迫り来るみんなの党」という吉岡連合会長の実感も真実です。

そんな中、知人から「初公開!永久保存版 田中角栄 最後の演説 先見性に富み、国民を熱狂させた政治指導者の言葉に学べ!」田中派「七日会」青年研修会の記念講演のDVを薦められました。

1、1981年9月3日 13’51”、2、1982年8月27日 10’41”、3、1983年8月29日 13’09”、4、1984年9月10日 33’48”の4つの演説ですが、1~3までききました。

今の参議院選挙情況を意識しながら聞くと実に面白い言説が色々飛び出してきます。耳に残ったものは、1はアジアの中の日本、憲法、2は政党と後援会、3はガソリン税の議員立法、4はまだ聞いていません。

いずれも自由民主党を主語に、民主主義としての選挙で勝ち抜くことの厳しさを訴えています。この歯に衣着せぬ物言いが、自民党がどのように時代と向き合ってきたかを語るだけに今の参議院選挙に重なります。

一つ紹介。政治家後援会組織がその政治家のためにだけ存在するような形態では自民党は強くなれない。自民党の他の人の選挙をやることを通して強くなる、新しい血が入る、でなければ老齢化するだけだ、明言!

七夕に、遂に野球賭博、阿武松部屋に警察による強制捜査

2010年07月07日 | ニュース・関心事
今日は七夕。あいにくの雨で天の川は見えず。織姫と彦星は出会えたのか。カササギの群れは現れたのか。天の川伝説の「働くことの美徳」は今日の格差社会の中でどのように生き延びているのか。

改革姿勢を明確に示すことをしない相撲協会に愛想を就かしたNHK、遂に相撲中継の中止を決断。視聴者の声が大きく影響したようです。私もNHKの中継に賛成ですか、反対ですか、ネット世論調査に参加しました。

不思議な感覚でしたが、こうした形のNHK施策に参加できているという不思議な実感が湧きました。参議院選挙の最中ですが、たかが一票、されど一票、この力が怒涛の川の流れとなって政治を変えます。

天の川が雨で渡れない七夕に、織姫と彦星の境地はいかにですが、それにしても何故、相撲協会にはファンの声が届かないのでしょうか。警察力の登場で野球賭博問題は局面が変わりました。

参議院選挙もあと3日。ひょんなことで流れが変わります。共同通信の世論調査結果が静岡新聞と中日新聞で報道。静岡新聞を除いて全ての新聞社がNHKの中継中止が一面トップ。有権者はどう動くか!?