松井かずとしの つなぐ、つながるダイアリー

生まれ育った湯河原で議員として活動中。日々の活動や思いを率直に語ります!

一般質問について

2020-06-13 10:30:08 | 日記
こんにちは。
議会は9日から定例会が始まっています。
最終日は19日、11日間の会期日程となっています。

さて改選後、初めての本格的な定例会。
初日には一般質問が行われ、私を含めた4名の議員が質問に立ちました。
私の質問項目は「行政職員の育成と人材確保の取り組みについて」です。以下、少しだけ質問趣旨と私の考え方を書きたいと思います。

地方公務員の志望者が全国的に減少し、湯河原町においても応募者数の低迷は続いています。
国家公務員においてもこのような傾向がみられ、今後の行政運営においての人材確保の取り組みは、避けて通れない課題だと認識しています。

一方で、財政的な問題上、職員数を一定の水準以上、増やすことができない状況の中で、多様化する行政課題に対応するための業務の効率化や、
職員の適性に応じた職場配置など、いかに人的資源を生かすか、その人材育成にも取り組むことが必要です。

一般的な新卒者向けの定期採用は、湯河原町はこれまで9月~10月に行っています。
しかしながら、民間企業の採用活動は、10月には内定式を行う企業が多く、すでに採用活動を終了している企業がほとんどです。
また、公務員試験と民間採用試験の両パターンの対策をすることが、就職活動を行う学生にとっては、非常に重荷だと伺っています。

こういった状況の中、いかに目を向けてもらうか、試験の前倒し(募集期間の前倒し)や、試験内容の見直しも必要ではないかと考えています。
そして、もはや終身雇用の時代ではなくなったとも言われる昨今、技術職などの専門性ある分野を中心に、積極的に経験者の採用にも取り組むことも一考するべきだと思います。

職員育成に関しては、特に管理職の育成や新人職員教育の観点から、すでに制度化されている「職員提案規則」を活用した、職場改善や事業提案を
職員個人ではなく、新人職員とその指導的立場になる若手職員がともに考えることにより、組織内の意思疎通や、職場や事業の改善・効果検証のサイクルを生み出し、より活発な組織体が作れるのではと、提案をさせていただきました。

既存の「職員提案規則」については、褒賞することができるため、このような規則を使い、改善実績や有益な事業提案がなされた場合は、積極的に褒賞をすることも、モチベーションの維持になるのではないでしょうか。もちろん、人事考課の参考にもなります。

今回の一般質問は、コロナ対策ということで、50分から30分へと持ち時間が変更となったことから、時間が足りずに議論がしきれず、私としては不完全燃焼で終わりましたが、このあたりは質問者である私の技量の足りなさとして、反省をしなければなりません。

やはり、様々な部門での民間活用など、担い手不足や業務の効率化という観点での対応策はあるものの、最終的な意思決定や政策実行は、職員の方々の手にかかっていると私は考え、今回このような質問を行いました。
リーダーはビジョンを示し、旗を立て、方向性を示していくことが役割であり、プレイヤーとして常に町民福祉の向上を最前線で担う、町職員の方のモチベーションや能力の向上に対し、職員の皆さんを信じて、いかに背中を押していくか。人材確保の取り組みととみに、今後の町政運営を見守りたいと思います。

※次回は補正予案の概要について、アップします。PCで編集したため、スマホ等で見にくい場合はご容赦ください。
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