昨夜、うれしいニュースが続いて入ってきた。
ひとつは何といっても新しい万能細胞作製の新手法を
開発したというニュース。
マウスのリンパ細胞を弱酸性液に浸しただけで万能化した。
名付けて「STAP細胞」。
発表したのは神戸の理化学研究所の小保方晴子ユニット
リーダー。まだ30歳の若い研究者。テレビで見た顔は童顔で
こんなすごい発明者とはとても思えないような女性。
経歴もユニークだが、内容はもっとユニーク。何せ科学雑誌が
ありえないと掲載を断る程の画期的なこと、というより生物の
常識では考えられないこと。異分野の研究者だったからこそ
できた成果という評価。
生後1週間のマウスというやや特殊な細胞なのでただちに
ヒトに応用できるかはこれからの課題らしい。彼女自身の
発言の中にもヒトへの応用にはまだまだ課題が多いと言って
いるように壁は高いのだろうが、ただこんな簡単な方法で
万能細胞ができるとわかれば世界中の研究者が一斉に
多様な切り口で研究を行い1年後には何が起きているか
わからないだろう。これからの厳しさは今まで以上だと思うが
負けずにいい成果を大いに期待したい。
もうひとつは、謎の三角縁神獣鏡をレーザースキャナーで
取り込みそのデーターを3Dプリンターで出力してそっくりな
レプリカを作り、磨いたところ魔鏡になったという話題。
魔鏡を製作する鋳物師が存在するのは知っていたので
今更何を、と思ったが国宝や重文の品を削ったり磨いたりは
できないので3Dプリンターで金属の組成まで一致したレプ
リカを作成して、加工する事で新たな発見が期待できるとの
こと。
また卑弥呼は、この魔鏡の力を借りて人心を掌握した、
というか惑わせたのではないかという話もある。日輪を
見せたとすれば当時の人々は畏怖したことは想像できる。
何にしても新しい技術が、今までの評価をがらりと変える
力を見せつつあることは、嬉しいかぎり。
今日は一日楽しく過ごせそう。