つれづれなるままに

その時々の思いを書き綴る。

非ダイエットも長寿?

2012-08-31 19:05:06 | Weblog

 昨日の神戸新聞夕刊に小さなコラムだったがビッグニュースが載った。

USAの国立加齢研究所(こんな研究所があるのにも驚きと同時にいいね)

などのチームが30日、サル(アカゲザル)に20%カロリーカットの

食事と通常食を20年に渡って与えたが、ダイエットによる寿命の長さに

変わりがないと発表、長寿にダイエットの効果は見られないとのこと。

ただしマウスではカロリー制限で寿命は延びるそうな。

 ぐうたら大好きの私としては、まさにしてやったり!

随分昔になるが、同じような情報に接したことがある。それは健康管理に

関することで、日頃から非常に体の健康に注意して食事やスポーツに励む

グループと好き勝手に食べぐうたら生きているグループの寿命を何十年か

追跡調査した結果、どちらにも優位性が見られなかった、つまり健康に

留意しようとぐうたらしようと長生きには影響しないということ。なら

あくせくせずぐうたらするのがいいということになる。

もっとも先のサルの研究でも、ダイエットサルはコレステロールが少なく

がんの発症も少ないという報告もついていてダイエットの効果はあるとも

言っている。多分古い研究でも健康に気をつけている人は病気は少ないだろう。

これらから思うにぐうたら属はいろんな病気を抱えているが余り気にしない、

つまり好きに生きているのだからストレスが少ない、一方健康に気を使う人は

不健康に対する恐れがあって常に大きなストレスを感じていると推測される。

で健康に一番行けないのはストレスということになる。

変にいろいろ気を使うよりぐうたらするのがもっとも長生きの秘訣ということ。

こんかいのサルの実験もそれを証明   と私は思っているのである。


地震被害想定

2012-08-31 12:50:42 | Weblog

おぼろげな記憶に頼るのだが、ちょっと前に首都直下型地震が発生した

場合の被害想定が発表されていて、死者の数は1万人に満たない数字

だったと思う。その記事を見て直感的に、そんなに少ないはずはないと

感じた。多分その数倍に登るのではないかとかってに推察したことがあった。

 

この度政府が、東南海など3地震連動という最悪の場合を想定した被害の

全容を発表した。そこでは冬の朝、3地震が連動した場合の死者の数は、

32万人を越えるという。私の感覚では、これぐらいの被害はありうると

思っていたのでやっとという感じ。

その被害の大きさがわかって始めて対策の重要性が理解される。この32万人を

私たちはどうやってゼロに近づけるか、設備や構造物の建設も必要なことは

間違いないが、この数字の前ではどんな施設も無意味なようにすら感じる。

やはり施設などのハードを通信や警報などの情報伝達と速やかな避難を

どうやって作っていくかというソフトが不可欠だとわかる。

私たちは、ハードの重要性をわかりやすく説明し住民の皆さんの了解を得つつ

建設していくとともにその限界を、つまりはどんな施設も完全な安全を保障

できない、かならずリスクがあることを、これもまた丁寧にわかりやすく

説明していかなければならないと強く思っている、正しく恐れる、私たちが

過去において自然を折り合いをつけながら生きてきた教訓が、この正しく

恐れるということだと改めて感じている。


火星探査機

2012-08-31 09:59:46 | Weblog

このところ科学の話題が多い。私がその方面に関心があるからだけでなく

一般ニュースでも取り上げられている。

 特に今年は金環日食を始め天文に関する話題が豊富。

 最近の(着陸は8月6日なのでちょっと古いが)一番はやはり合衆国の

火星探査機キュリオシティの活躍。

 まずは火星への着陸、軽4並みの大きさと重さの探査機を安全に着陸させる

ため母船からワイヤで釣りおろすという方法をとった。よくわからないが

とにかく高度な技術らしい。それを見事成功させたのがNASAのすごいところ。

 ところでYouTubeでは今、送られて来た画像にUFOが移っていると話題に

なっているとか。どうもカメラの異常らしいが、このミッションのこれからが

楽しみな話題である。

 

 この探査機、たくさんのセンサーを搭載して生命の痕跡を探すという。

 火星に生命が存在したかどうかは意見がわかれる。その意味ではこの探査は、

一か八かの賭けいわばバクチでもある。そこに25億ドル(1ドル80円とし

て2000億円)の費用を賭けて開発、そこにあるのは「知らないことを知り

たい」という好奇心(curiosity)と未来への投資(人類が火星に移住するかも

知れない)など現世の利益には直接つながらないまさに夢への投資。

 どんな苦しいときでも夢があれば、明日への希望があれば乗り越えることが

できるが、どんなに豊かでも夢も希望もなければ生きる価値を見つけるのは

難しい。

 

 どんなときでも、夢を見ることができる社会、未来が輝いている世界であって

欲しいと、火星の画像を見ながら感じた。


エビが人類を救う?

2012-08-18 14:05:35 | Weblog

120807 エビが人類を救う?

先日のニュースで深海といっても世界最深のマリアナ海溝の10,900mの

海底に住むその名も「カイコウオオソコエビ」の植生を調べたらどうも

木屑などの繊維成分セルロースを直接栄養素であるグルコースというブ

ドウ糖に変換していることがわかったという。

 

よくわからないがとにかくすごいことらしい。化石燃料による発電も

原子力によるそれも将来は見通しが暗い。各国が再生可能エネルギーに

よる電力を模索している。太陽光や風力、波力、潮力、地熱などに

加えて期待されているのがバイオマスエネルギー。私は太陽光より

こちらの方が将来的な可能性や潜在能力は大きいと思っている。

 

このバイオマスエネルギー、今の所トウモロコシや大豆などの穀類を

ブドウ糖のような糖類に変換しそれをさらにアルコールに変えて利用する。

それが最も効率的にアルコールを生産する方法なのだが、この穀類は

人間や動物にとっても食料として不可欠、アメリカやブラジルで盛んだが

食料を燃料に買えているということで評判は良くない。

 

穀類よりも圧倒的に多い、木材や稲ワラなどを利用できないか研究されて

いるが反応速度が遅かったり、生成量が少ないなど課題が多いらしい。

 

もし木材などのセルロースが一気にブドウ糖に変換する酵素がみつかり

反応速度や生成量が実用化できるものならエネルギー問題はかなり改善される。

なにせ木材等は究極の再生資源と考えらているのだから。

今後の研究成果が待ちどうしい。


タメシガキ

2012-08-07 18:32:38 | Weblog

「タメシガキ(試し書き)」の文字を見て、初めは書家や画家の

習作かスケッチのことかと思っていたが、記事を読み進むとどうも

違う。よく読むとここで言う「タメシガキ」とは文房具屋などで

筆ペンやボールペン、フェルトペンなどを購入する時に書き味を

確かめたりちゃんと書けるか試すためにおいてあるあの紙の切れ端

のこと。そこに書かれている複数の手になる表現(?)が国によって

異なると今日(平成24年8月7日)の日経新聞文化欄の筆者は言う。

 なんでも国民性が出ているそうな。

 日本の「タメシガキ」の特徴は「間」にあるそうな。何でも南米では

誰かの書いた線の上に重ねて書くケースが目立つらしいが、日本では

まずそういう重ねることはしない。言われるとそうだ。書き味や色の

調子を確かめるために書くのに重ねたのではわからない。

その結果、日本の「タメシガキ」ではほぼ等間隔で数十本の縦線が並ぶ

こととなる。これはこれで見事!

 筆者は今「離婚式プランナー」という職(こういう職があることも

摩訶不思議ではある)に就く寺井広樹さんというコレクター。

 彼はこの「タメシガキ」を芸術だと言う。

 まいろんな人がいるものだ。


火星探査機

2012-08-07 18:28:32 | Weblog

 月遅れの七夕で立秋でもある今日、NASAの火星探査機キュリオシティ

Curiosity:好奇心)が日本時間6日の午後2時半過ぎ火星に着陸した

との報道。

 このキュリオシティ、軽自動車程の大きさという。それを宇宙に

放出し、火星まで運び、母船から切り離し、火星の大気を利用して

逆噴射とパラシュートを使って減速し、降下用のカプセルから探査機を

ワイヤで吊るして着陸させるという何とも奇妙というか奇抜なアイデア

で地上に無事着陸させた。しかもパラシュートを開いて降下中のカプ

セルを上空340kmを旋回中の母船というか中継装置が撮影していて

その写真が公開されている。いずれも大変なシステムらしい。

 彼らの執念の強さを感じる。やはりNASAの連中の技術や組織力を含め

てすごいと知らされた。