つれづれなるままに

その時々の思いを書き綴る。

東北の底力

2011-05-26 11:48:50 | Weblog
東北の底力
 東日本大震災の発生から2ヶ月半が過ぎた。今なお被災地では10万人が
避難所生活を強いられているし、自宅で生活をしている人のなかには
まだライフラインが回復していない人も多いと聞く。
本当に心が痛む。
 とりわけ福島原発の影響で、避難を余儀なくされている方や漁業者に
農家や畜産家の人達の心痛の深さは計り知れない。
 この地震でわかったことが、東北の底力である。関西にいる私にとって
東北は本当に「みちのく」。農林水産業が中心で、過疎化が進んでいる
所が多いのではないかとこれまで創造していたが、多くの工場が被災し
製品が出荷できなくなったとたん世界中の産業が影響を受け、自動車や
IT関連が一時生産停止に追い込まれたと聞いて驚き。
 何と東北地方には素材や部品などで世界的なシェアをもつ企業、
それも多くは中小企業のようだが、そうした企業が集積している。
 工場出荷額も自動車産業が集積する九州と比べても遜色ない。

 東北地方の何という底力!

 農業、水産業、林業、畜産業はもちろんわが国屈指。それに工業力
が加わり、世界的なサプライチェーンの中にあれば井上ひさしさんの
「吉里吉里人」のように、東北独立国も十分可能。
 東北はすごい。

お茶の葉が汚染

2011-05-14 17:33:23 | Weblog
東日本大震災については、あまりに様々なことが出来事が、次々と
起きて、私のIT能力では、とても書くことが追いつかない。
 ガレキの撤去や仮設住宅の建設が少しずつ軌道に乗り始めて
私の方も、少し余裕が出て来たように思うが、被災地の状況は
相変わらず惨憺たる様子。心からお見舞いを申し上げたい。
 それに加えて、福島原発の事故は、始めの予想を大きくはずれ
想定以上に事態は悪いように見える。
 特に昨日の報道では、200数十キロメートルも離れた、
神奈川県のお茶の葉から基準を超える放射性セシウムがあちこちの
茶畑で発見されたと報じられた。
 しかしこれまで発表された放射性物質の拡散状況の図では
発電所の北西方面に飛散が多く、北西からの季節風は、海に向かう
ので地上には大きな影響はでていないものだったと記憶している。
 神奈川県は原発からは南西にあたる。その方向への風は事故後も
ほとんどなかったのではないか。テレビでは専門家が、山に当たる
などして思わぬ所で濃縮したのではないかということを述べていたが
納得できない。実際に水素爆発で飛び散った放射性物質の量は
東電や政府機関が発表しているよりもはるかに多いのではないか、
そんな気持ちにさせる汚染状況。
 国民には衝撃的なデーターは出さない方がいいという考えが政府や
企業の側にあるとしたらとんでもない。正確な情報があってこそ
正しい対処、行動がとれる。今までの情報が改ざんなどのない
間違いのないものであり、神奈川の汚染は特殊な状況下で起きたこと
を祈るばかり。