遠心式加湿器とミストシャワーとは

ミストシャワーと遠心式加湿器を販売。実際の使用例などを紹介します。

華僑の決断の速さ

2010年06月07日 | 東南アジアビジネス 中国ビジネス

中国、台湾、香港で商談すると、相手会社の決断の早さにびっくりする事があります。
            
    横浜・関帝廟 (華僑との関係が深いとの理由だけです)

会議などで結論を出さなければいけない場面で、日本人はよく「帰って上司に相談します」、「持ち帰り検討させていただきます」と、その場で結論を出すのを避けたり、
結論を出せなかったりする事が多々あります。
私も立場上その様な発言をした事もありましたが。

しかし、多くの華僑系会社ではその場で「イエス」か「ノー」かの判断を下します。
それはその事案に関して即決出来る権限のある人が外国の会社との会議なり商談に参加するからです。

一方。日本の場合、偉い人は社内で仕事をし、現場は権限のない人が行くという、ちょっと遠回りなビジネス手法をとっています。
この日本流も右肩上がりの成長時代なら通用したかもしれませんが、グローバル化の寒風にさらされている今日では、こんな悠長な事をやっていては、現代のビジネスのスピードについていけません。

また、華僑系の人は、物事をどんどん決めていく気質を持っています。
ですから、殆どのビジネスマンはスケジュール管理というものをあまりしていません。
仕事の内容がコロコロと変わるので、スケジュールを決められないとの事です。

日本では当然のように、一ヵ月後のアポイントなどを押さえたりしますが、華僑の人にとって一ヵ月後のスケジュールなどは、どうなっているかさっぱり検討がつかないのでしょう。
よって、華僑の人にアポイントをとる場合は、直前になって「明日何時なら空いてますか?」と聞くほうが、よっぽどアポイントを取れます。

そして、お金に関する件でも、日本人とは感覚が違うようです。
日本では入金日や支払い日はきちんと守らなければなりません。これはビジネスの基本と教えられてきました。
しかし、華僑系の人は違います。ちょっとくらいなら遅れても問題ないし、ちゃんと払うのだから問題ないという考えです。

このように外国、特に東南アジアで貿易・商売をする場合は、十分に相手の文化・習慣・慣習を理解して進めないと、日本人はすぐに白髪が増え、胃潰瘍になり、心臓が悪くなってしまいます。


 


東南アジアと中国ビジネス コンサルタント

これから中国への進出をお考えの企業様のお役に立ちたいと思っております。

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