遠心式加湿器とミストシャワーとは

ミストシャワーと遠心式加湿器を販売。実際の使用例などを紹介します。

日本と台湾企業との合致点と相違点(台湾印刷機械市場調査の一環として)

2010年08月26日 | 東南アジアビジネス 中国ビジネス

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               阿里山の日の出

前回から引き続いて、日本企業が台湾進出及び中国進出への足掛かりとしての台湾進出の重要性に関して参考になる情報等を記します。

最近の日台関係
 ・2008年5月 日本人の台湾90日間ノービザ開始
 ・2008年10月 運転免許の相互承認
 ・2009年6月 Working holiday実施
 ・2010年10月 羽田と台北・松山空港の直行便実施

中国を取り巻く日台同盟の背景にあるもの
 ・世界的な政治経済の変化――中国が世界貿易の中心になりつつある
 ・中台経済貿易政策の緩和――台湾企業のメリットが増加している
 ・中国における台湾企業の経営戦略が成功している
 ・台湾は華僑ネットワークのテストマーケット的位置にある
 ・日台の経済貿易協力関係は深くて強い実績・歴史がある

このように中国への進出第一歩としてまず台湾へ進出してからという構図が見えてきます。

それでは日本と台湾でビジネス同盟を組む場合のお互いの補完関係はどうなるかとの回答として次のように考えられます。

    日本企業                  台湾企業
 経営管理力                   経営力
  ・組織管理力              ・意思決定のスピードの速さ
  ・組織への強いロイヤリティ    ・効率的な生産・管理・技術
  ・品質管理                ・資本力

 技術力                            国際力
   ・研究開発力              ・中国・アジア地区での事業展開、
   ・品質管理力               ビジネスノウハウ、経験、華僑ネットワーク
                           ・言語力
                           ・大陸におけるブランド力

 ブランド力                     ビジネスセンス
   ・全世界における信頼性の高さ  ・ビジネス感度の高さ
   ・サービス・品質の安定性      ・変化に対する適応力
                           ・リスクテイキング
(出典:交流協会「日台ビジネスアライアンス成功事例研究」より


日本と台湾企業にはいくつかの共通点があります。

  ・ 世界のIT製品の生産と開発拠点のトップにいる
  ・ モノづくりが基本である
  ・ 積極的に輸出を目指している
  ・ 積極的な海外進出――本社・工場の海外進出
  ・ 地元同業者との激しい競争にさらされている

逆に日本と台湾企業の相違点としては、

       日本企業               台湾企業
 分業: 特定の関係(総合会社、系列)  独立会社による工程別分業い
 ブランド:自社ブランド                OEM
 技術開発:摺り合わせ型           モジュール型
 競争:仕切られた競争             つながれた競争
 製品戦略:製品差別化戦略        量と価格の追及
 部品調査:独自部品指向          競争的共同購入
 市場:国内市場で育ってから海外へ   初めから海外市場
 資金調達:間接金融              直接金融
 雇用:終身雇用                  頻繁な転職

こうして見てくると、日本企業が中国や他のアジア諸国へ進出を考えている場合には、まず台湾に進出するか台湾の企業をチームを作り一緒になって、アジアや中国に進出するのが、一番良い方法だと考えられます。

次は台湾の貿易協会副理事長の経験に基づく談話から纏めた、日台中の管理職の適応性と優劣を比較したものです。

    項目                        台湾    中国    日本
製造業の経験及び技術                 ○      △      ◎
基礎技術、先端技術、開発能力       ○      △      ◎
商品開発能力                     ◎      ×      ○
グローバル的な視野                ◎      △      △
資本把握能力                     ◎      ○      ○
会社への忠誠心と信頼度            △      ×      ◎
現地の人材教育、訓練力            ◎      △      ×
職場チームワーク                   ○      ×      ○
積極性と個人競争力                ○      ◎      ○
創造力と改善能力                  △      ×      ◎
研究開発応用技術                 ○      ○      ◎
中国に関する産業情報の収集能力    ◎      ×      △
中国市場における業務担当能力      ◎      △      ×
政府との交渉能力                  ◎      △      ×

なお△は普通、×は不足を意味してます。

これとは違うと考えておられる方々もいらっしゃると思いますが、このデータはあくまで一個人のこれまでの経験や考えに基づくものである事をご了解願います。

次回に続く

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台湾の経済・貿易現状 (印刷機械市場調査の一環として)

2010年08月23日 | 東南アジアビジネス 中国ビジネス

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  阿里山への登山列車

 

台湾の印刷機械市場に関して報告するために台湾の経済・貿易関係を調べていたら、この2-3年の台湾は中国との関係もあるが、急速にその地位を高めているのが分かりました。

 

台湾の印刷機械市場に関して報告するために台湾の経済・貿易関係を調べていたら、この2-3年の台湾は中国との関係もあるが、急速にその地位を高めているのが分かりました。

中国へ進出するステップとして、台湾を経由したり、台湾で実績を残してとか、台湾企業と協力してとか、今後ますますアジア・中国進出を考えている日本の会社にとって台湾が大切になってくると考えられます。

その情報が台湾の印刷機械市場とどう繋がるかと言われますと、あまり関係ないと思われますが、このブログの目的が東南アジアや中国へ進出する会社に少しでもお役に立ちたいとの趣旨ですので、2回程に分けて書いていきます。

 今回は台湾の基本状況、経済力の強さ、及び日本と台湾との関係等を記します。

 まず最初に台湾の基本状況から。

人口 全国:2,313万人
   台北市:260万人
国民総生産:3,916億ドル(2009年)
一人当たりGDP:16,969ドル(2009年)
経済成長率:-1.91% (2009年)
             6.14% (2010年予測)

2009年は世界的な金融危機の影響で1.9%下がったが、2010年からは順調に回復しつつあります。

台湾としての経済的競争力を示すものとして:

投資環境リスク評価報告書      世界第4位、アジア第2位
(Investment Environment Assessment Report 2010 by BERI)

国際競争力ランキング     世界第8位、アジア第3位
 (The World Competitiveness Yearbook 2010 ranking by IMD)
 
国際競争力のイノベーション要因 世界第8位、アジア第2位
(Innovation factors of the Global Competitiveness by WEF)
 
国際競争力総合ランキング   世界第12位、アジア第3位
(The Global Competitiveness overall Index 2009-2010 by WEF)

ビジネス環境ランキング    世界第16位、アジア第3位
(Business Environment Ranking by EIU)

殆どのクラスで日本、韓国或いはシンガポールについで第2位か第3位位置しています。

業種別にみると下記の業種は市場シェアーに関して全て世界第1位(2008年の統計)を占めてます。
 液晶モニター供給業者    価値140億$ 占有率68%
 チップ製造サービス供給業者 価値  89億$ 占有率70%
 ノート型パソコン製造業者  価値 220億$ 占有率72%
 ケーブルモデム製造業者   価値54.8億$ 占有率66% 
  半導体実装業者        価値18億$  占有率36%
  PDA(携帯端末)製造業者    価値18億$  占有率79%
 ワイヤレスLAN装置製造業者  価値83億$ 占有率83%
 TFT-LCDパネル製造業者    価値35億$  占有率35%

台湾と日本との関係

現状の日台両国間の主要課題としては下記項目を挙げられます。
・正式国交がない
・台湾の親日派が高齢化してきている
・貿易赤字が解消されない
・両岸関係と日台企業の業務提携

台湾において対日世論調査を実施したところ、
・最も好きな国は日本
・今後、台湾が親しくすべき国は中国
・日本への関心は、女性は日本の自然、男性は日本の科学技術
・90%の台湾人が日本旅行に魅力を感じている
・日本の情報は殆どテレビから入手している
・約30%は日台関係は良好と認識している
・約45%は日本は信頼出来ると回答
・日台間での不安要素は漁業問題(尖閣諸島問題)

次回へ続く

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インドの印刷機械市場の現状--その6

2010年08月18日 | 東南アジアビジネス 中国ビジネス
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                            インドと言えばカレーかな?
   
前回のインド印刷機械市場の現状ーーその5の投稿で、中途半端でインド関係の報告を終わってしまいました。
台湾関係の記事が始まりましたが、一度中断してインド関係の締めの投稿として、その6を投稿します。


印刷機械市場の展望

 

インドの印刷機械市場は年率16.4%で成長し、 2012年にはその市場規模が99,210万米ドルに達すると言われています。

 

経済の成長、識字率の向上、印刷業界の成長、印刷機械への需要増が、技術的進歩と教育の整備、 ならびにインドへの直接投資に向けたインド政府の政策取組と相俟って、当業界への投資が促進されています。

 

こうした状況が主たる原動力となってインドの印刷機械産業の成長は続いていくでしょう。

インドにおける印刷機械産業の展望には非常に明るく輝かしいものがあり、 おそらく数年後には、特に高品質の印刷機械に関して、 さらに明るいものになっていくでしょう。

 

インドではコンシューマリズムが台頭し、 また包装、印刷、小売及び教育部門の成長が続いています。

こうした状況が、 印刷機械産業の成長原動力となっています。

 

全世界の印刷機械メーカーが現在インド市場に注目しており、 業務提携やジョイントベンチャーを通じた市場参入の機会を積極的に追求しています。

 

既にインドにおいて製品販売を開始している外国メーカーもあるが、インドの印刷機械市場の成長は急激であり、今後も日本、 ドイツ、米国といった様々な国からインドの印刷機械市場に積極的な参入が図られることになるでしょう。

新聞や雑誌の需要や発行部数も急激な伸びを見せており、 これがインドの巻取オフセット印刷機市場を支えている。

 

現在インドの印刷業者は、 印刷物の品質を向上させる最新のテクノロジーの備わった新しい機械を求めています。

こうした状況はインドの印刷機械産業にとっては明るい兆しであります。

 

最後に、今後5年から10年の間に、インドは印刷機械のホットな市場になって行くでしょう。需要と消費の増加、 外国企業による安価な調達先としての役割拡大、 教育やインフラの提供に向けた政府支出の増大等により、 当業界の将来は極めて魅力的なものでしょう。

 

最後にインドの新聞社を列記します。



全国紙

Asian Age (ニューデリー)  Business Line (チェンナイ) Business Standard (ニューデリー) Economic Times (ニューデリー) 
Financial Express (ニューデリー)   he Hindu (チェンナイ)  Hindustan Times (ニューデリー)  Mille Gazette (ニューデリー)
Nava Bharat (ボーパール)   News India-Times  Rediff (ムンバイ)  Sify (チェンナイ)  Sify News (チェンナイ)
The Times of India (ニューデリー) 


アーンドラ・プラデーシュ州
Andhra Bhoomi (セカンダラバード) Andhra Jyoti (ハイデラバード)  Andhra Prabha  Deccan Chronicle (ハイデラバード)  Eenadu  Hindi Milap (ハイデラバード)  Munsif (ハイデラバード) Praja Shakti (ハイデラバード)  Siasat (ハイデラバード)   Vaartha (ハイデラバード)


アッサム州
Asomiya Pratidin  The Assam Tribune (グワーハーティー)   The Sentinel (グワーハーティー)


ビハール州
Patna Daily (パトナ) Prabhat Khabar  Ranchi Express (ラーンチー)


デリー
Delhi World (ニューデリー) The Indian Express Group (ニューデリー) Voice of Millions (ニューデリー)


ゴア州
Gomantak Times (パナジ) Herald (ゴア)  Navhind Times (パナジ)


グジャラート州
Akila (ラージコート)  Divya Bhaskar (アーメダバード)  Gujarat Plus (スーラト)  Sambhaav (アーメダバード)
Sandesh (アーメダバード)  Savera India Times (スーラト)

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台湾の印刷機械市場の現状

2010年08月11日 | 東南アジアビジネス 中国ビジネス
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                 台湾と中国の紛争の象徴地 金門島にある風獅爺

中国、インドに続いて今回からは台湾に関する事柄を記します。

中国に進出する過程で台湾がいかに重要か、台湾の実情、台湾の印刷機械市場などを記したいと思ってます。

 

経済面から視た台湾と中国の関係

本年6月29日に台湾と中国は「両岸経済協力枠組協定」(Economic Cooperation Framework Agreement(ECFA)を調印し、今後益々台湾と中国の経済協力は進展します。

中国にとっては将来的な政治的思惑の為に本協定を結んだものと思いますが、実質的な経済的利益は台湾にとって大きいものです。

 

この2-3年間は台湾企業が積極的に中国に進出し、2009年の中国への輸出額は542.5億ドルとなり、最大の輸出相手国となっています。

ちなみに日本には145億ドル、アメリカには235.5億ドルで大きな開きがあるほど巨大な額になっています。

 

また、台湾の輸入貿易相手国での第一位は日本362.2億ドル、第二位は中国で244.2億ドルです。

 

これらの数字から読み取れる事は、台湾は日本から半製品や部品を輸入し、台湾国内で製品として加工してから中国へ輸出している産業が多いのではないかという事です。


同じ中国民族の国として、また地理的にも台湾と中国は非常に経済的には相互協力がしやすい関係でありますが、今後日本にとっては、中国への進出の足掛かりとして台湾との協力、関係が大切になってくると思われます。

 


中国は台湾から世界第3位として857.2億ドルも輸入しているが、逆に台湾への輸出は世界第10位で205.1億ドルしかない。

 

・中国の台湾企業の雇用者数は1000万人もいる。これは台湾国内の就業人数に匹敵する。

・中国在中の台湾出身者は120万人

・中国への渡航者は366.1万人で6.2人に一人は訪中している。

・中国への台湾企業の2009年の直接投資は590件、日本は226件

 
 以降は次回へ。(このブログは一回の文字数は10,000語以内の制限があります。)


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インドの印刷機械業界の現状ーーその4

2010年08月06日 | 東南アジアビジネス 中国ビジネス
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                                                INNOCURE UV硬化装置

インドの印刷機械会社で既に外国の関連企業と提携している会社は下記の如くです。

 

  インド会社       外国会社           

The Printers House       KBA (Koenig & Bauer), ドイツ    

 

Swifts India, Mumbai      AM Multi graphics、米国      

 

Manugraph Indai           Solna、スウェーデン

 

The Printools corporation    小森、イトーテック                 

 

Proteck Machinery          EFI Vulteck , 米国

 

Parksons Packaging        Man-Roland ドイツ

 

KK Printing Machinery      アキヤマ

 

Proteck Circuits & Systems  サクライ

 

Indo European             リョービ

 

Proteck Machinery          ホリゾン

 

それぞれ日本を含めて海外の印刷機械関連の会社は活発に市場展開してますが、これらも政府の政策の恩恵に浴して一面もあります。

 

印刷関係の政策の一部を記します。

 

・印刷機械の輸入手続きにかかる形式具備判断は商工省が行う。具体的内容
 は、
同行が発行する輸出入に関する規則及び手続きのハンドブックに
 記されている。

 

・インド新聞登録局は、新聞業界が輸入する印刷機械及び関連素材について関税譲許料率が適用されるよう、バックアップを提供している。

 

・日本企業は、製品輸出を行うためインドに支店を開設することが出来る。
 但し、
開設にはインド政府の許可が必要である。

 

・日本企業がインドに開設した支店が自ら製造活動に従事する事は認められていないが、インドのメーカーに製造委託する事は可能である。

 

・日本企業が印刷機械をインドに輸出するためには、外国投資促進委員会、貿易総局及び商工省などの対外貿易機関の許可を取得しなければならない。


 

印刷機械市場における可能性


 

・ プリプレス市場には大きな潜在性があることが判明している。 インドの企業の大半は、最新のプリプレス・テクノロジーを求めているが、これがインドでは容易に入手できないからである。

 

 全幅と倍胴の巻取オフセット印刷機に大きな需要があり広く使用されている。

 

 インドでは、 中古機械が広く使用されている。 インドの関税の仕組みにより、この市場は
成長
を続けている。

 

・ 印刷業者や出版社は卓越した品質と構造が備わった高速機を求めている。
  こうした機械を提供しているのは日本企業である。

 

・ 低い賃金コストにより、そして卓越した品質が備わる製品を提供出来るのは少数の企業
  だけであることから、 インドにおける収益率は非常に高い。

 

・ 包装産業は14%から15%の年率で成長が続いている。 包装印刷機市場は日本企業に
  とって旨味のある市場であろう。    
                           

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インドの印刷機械市場の現状ーーその4

2010年08月02日 | 東南アジアビジネス 中国ビジネス
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                コモリコーポレーションのHPより

今回はインドの中古印刷機械市場に関する報告をします。

中古機械取り扱い業者

   会社名                 業種              

Amit International              中古印刷機械         

 

Anoop Enterprises                      中古印刷機械          

 

Agarwal Graphics Machinery       中古印刷機械               

 

Batra Graphic Machinery             中古印刷機械及び関連機器  

 

City Graphics                              中古印刷機械及び関連機器
   

Jindal Offset India                       中古枚葉オフ               

 

Quality Printer’s Providers           中古印刷機械         

 

・中古のオフセット輪転機の市場はここ数年低迷しているが、中古枚葉オフセット印刷機の市場は伸びている。

 

・輸出促進のための資本財輸入スキーム(EPCG) が中古資本財の輸入にも適用されおり、予備品、工具、ジグ、取付具、金型及びモジュールの輸入も可能である。

 

・中古の枚葉印刷機が大量に輸入されているという事実は、地元印刷機会社の製品,
 特に大型のものがインドの顧客の技術的要望を満たすことが出来ていないとの証拠である。

 

しかし、輸入中古機の使用には数多くの問題が生じている。

中古機は低コストであるかのように見えるが、その輸送コストは莫大にかかり、 またその使用により望んだ通りの結果がもたらされるとは限らない。

インドだけではありませんが、中古機の使用には、短寿命、低生産性、高価なメンテナンスコストといった様々な問題があります。

 

インドの印刷業界企業の大半は中小企業であり、海外市場から新品を購入するだけの資金力が備わっていない、輸入関税が低廉という要因もあり、印刷業者や出版社が中古機を好んで購入することにより、中古印刷機械の市場は成長が続いています。

 

 

中国の「印刷週刊」という雑誌より抜粋

 

インドの印刷会社や工場には中古機を購入する方式や習慣があります。

 

・機械メーカーとして、Man-Rolandインド支社営業責任者 Avatar Singh氏の話し 

  

   中古機の販売は大変良好であり、巨大な市場を形成している。

 

  大型印刷会社では8年から10年物の中古機がよく受け入れられる。

 インドの中古印刷機市場には組織団体がないので、買い手は設備のギヤ、胴、その他ハードの面を自社で細かく検査せざるを得ない。

 もしこれらの部品が正常に作動しないと、印刷生産に大きな影響を与えて
  しまう。

 このため買い手は中古機の全面検査を必ず行なう。

 また買い手は購入に際してその機械メーカーと連絡をとり、機械の製造番号から生産年を確認しており、また誠実な販売代理店にも協力してもらっている。

 

・売り手側として、 Siddhi会社社長 Bhavin B Joshi氏の話し

     

  インドでは輸入の機械は少ないので、この業界では中古機の商売の方が
   新しい
機械を販売するよりも容易である。
   中古印刷機は新しい機械と同じように市場で歓迎されており、インド
   は世界一の
中古機市場であります。
   機械の状況は良好であり、中古機に投資する会社は多くの利益を得て
   いる。
   インドでは大型印刷会社でも中古機を使用している。
   それらの会社が中古機を購入する場合には、販売業者の経営状況を
   調べ、提供
される部品を細かく検査して、設備の出所は信頼出来る等
   を契約書にはっきりと
明記する。
   このように印刷会社にとって、中古機は一つの理想の選択である。

 
印刷機械だけでなく、あらゆる日本で使われていた機械はメインテナンスが良くて中古機として価値が高いとの評判ですので、かなりの台数の日本製機械がまだインドで稼働中のことと思います。
 

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東南アジアと中国ビジネス コンサルタント

これから中国への進出をお考えの企業様のお役に立ちたいと思っております。

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