香港映画 カームビヨンド 漂流者 観ました

デストピアを舞台に割とハートフルなお話でした。

世界規模の災害見舞われ、水没した香港。

ヒロインのアシャは自宅のあった高層マンションに一人で5年暮らしています。

ラジオでは生存者に向けたラジオ、

食料などあるからこちらまで来てください

というメッセージが繰り返し流れているのですが、アシャは無視。

どうも以前にやってきた人間にヘルプしたら

とんでも無い目にあった様子で、そんなラジオは信じられない‥

もしくはそこまで辿り着けないと諦めている‥

感じです。

そこへ

漂流物のように女の子が流れついて、

アシャの生活は一変します。

最初は勝手に荒らす女の子にイライラっぽい態度もみせますが、

女の子と共同生活が始まります。

女の子の提案で生存者へ呼びかけしてる地点を目指す事になり、

イカダを作ってさぁ、出航！

って時に、

略奪者？がやってきて、

今まで見つかったことのない安全な場所に隠した女の子が偶然偶然、発見され、

死体置き場に隠れてたアシャの居場所をしゃべってしまいます。

まぁーねぇー喋っちゃうよね、

しょうがないよね

痛い事されたく無いもんねぇーーー

(アシャとどこまでも一緒にいたいって気持ちからかな？)

突然！

覚醒したアシャが女ランボーに豹変し

略奪者グループをコロコロして行きます！

守るもんがあると人間は強くなれるんじゃーーー

アシャはきっと良いお母さんになれると思います。

略奪者の船を奪い、目的地出航！

な、ラストでございました。

が、

このお話、実はアシャは死んで無い？

って気がしてならんです。

5年も一人で生きてたとか変だし

女の子漂流してくるの変だし

何より二度ほど、海の中から黒い影がもりもりっと現れます。

一度目は女の子が漂流した時、

二度目はアシャと女の子が海にドボンした時。

二度目の時はまだ生きていた略奪者メンバーがその影に飲み込まれます。

まるでアシャたちを助けたかのように。

これって、

実はもう死んでて、

アシャの強く生きたい！という思いと、

途中、妹を置き去りにしてしまった罪悪感から

(どうせ死ぬなら離れるんじゃ無かった)

自分だけ生き延びてしまった信念体系に囚われていたんじゃないかなぁー？

なーんて思ったりしました。

廃墟な舞台がなかなかリアルで、

アシャたちの薄汚れた感じも生々しく、

世界観は楽しめました。

しかし、あの状態で一人で5年とか無理でしょw

全く虫とかいない所もリアリティないですね。

海に侵食されてるならフナムシとか湧きそうだし。

(やっぱり死後の世界だから虫はいないんじゃないか？)

星四つ

面白い映画をありがとうございました😊