吉松真幸のボランティア報告書

鹿児島在住、吉松真幸(仮)の東日本大震災ボランティアレポート ボランティアから帰っても、他の形の被災地支援を模索中。

ボランティアに行くなら、食料・寝る所すべては自前で!

2011-04-11 19:38:05 | ボランティアのススメ
ボランティアは、あくまでも被災地の手助けをするのが目的だ。

被災地の復旧や、被災者の方々に邪魔にならないように、配慮したい。

被災者の方々に配られるべき食料や物資を、ボランティアまでが受け取ってはならないし、被災者の方々でいっぱいの避難所を、畳1畳分でも占拠するのは避けたい。

被災地で商店やスーパーが営業再開しても、現地で品不足を招かないために、ボランティア自身がよほど切羽詰った状況に置かれるか、あるいは在庫が潤沢にあるのが分かっているかの場合を除き、食料品や水、生活物資の購入は、できるだけ控えたい。

だから、水や食料、消耗品と寝る場所は予め確保してから出発したい。
これは、あまりに当然すぎくらいの鉄則だ。

僕の場合、食料は鹿児島から持参した。
食料は、調理が不要なように、ビスケット、クラッカー、チキンラーメン(お湯で戻さずにバリバリ食べられる)、魚肉ソーセージ、ツナ缶、ベビーチーズ。
これらは、常温である程度の保存が可能だ。
それから、非常食またはおやつとして、ミルクキャラメルの大箱、お徳用チョコレート、氷砂糖。
以上を、7日分用意した。

車で行くなどして、荷物の重量にある程度余裕を持たせることができるならば、カセットコンロとガスボンベを持っていくと、ラーメンやレトルト食品などで温かい食事も作れるだろう。

水は、鹿児島の自宅から2L、経由地の新潟で10L調達し、持っていった。
今の時期だから、1日2Lくらいが目安をしたけど、9日間現地滞在で5Lほど余った。
これは、ボランティアセンターに置かれた自販機が、定期的に補充がなされているのが確認されたから、日中の携帯水として500mlペットボトルを1日1本購入したため、その分、浮かせられた。
また、必要な水の量は、夏場は1日3Lくらいは計算に入れたい。

寝るところは、テントと寝袋を持参した。
テントは、ツーリングテント・・・バイク乗りの方々が使うような、一人用テント。
この下に、銀マットを敷き、さらにテントの中では寝るスペースに新聞紙を厚めに敷いて、地面の冷たさが伝わってこないようにした。

初めて使うテントを持参する場合、出発前に一通り組み立ててみて、設営の仕方に慣れておく必要がある。

車で行く場合、特にレンタカーを借りる場合は、座席がフルフラットにできるようなのがいいかもしれない。
車で行っても、横になるためにテントを張っているボランティアさんもかなりいた。

最後に念を押すと、炊き出しを食べ、避難所で雨露をしのぐようでは、何のためにボランティアに行ったのかという話になる。

そうならないように、一人一人が気をつけたいと思う。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿