被災地で聞いた言葉。
「ここで水が足りない、とテレビカメラに向かって言うと、ペットボトルの水がそれこそ津波のように押し寄せてくる」
本当に足りないのは、水だけではないのに、水が足りないというと、水ばっかり送られてきたとか。
同じような例は、ボランティアにも言えて、ある一か所でボランティアが足りないというと、そこにばかりボランティアが駆けつける。
宮城県石巻は、4月に入り、石原軍団の炊き出し効果もあって、ボランティアのメッカのようになった。
僕が活動していた頃は、とにかく人が足りない状態だったのに。
重要な注:どんなにボランティアが集まっても、それでもやっぱり人が足りないくらいの被災地の状況だったようだ。
そして今回、連休を利用してボランティアに行こうという人たちが大勢見られるようになると、報道は一挙に、被災地にボランティアが集中する事で、かえって混乱をきたす、というような事を言い始めた。
確かにボランティアが集中しすぎる事による混乱は十分予想されたし、そのような事態は避けられるべきだった。
僕もそれを心配し、このブログに書いた。
けれどそれは程度の問題であって、結果的に、せっかくの休みを利用して、被災地のお役に立ちたいと思った人たちの足を止めてしまった。
石巻でも、連休に入ったとたんに急にボランティアの数が減ったようだ。
被災地全体で見ると、連休の前半はそれでも全国からボランティアが集まったけれど、後半はどこでも人手が減ってしまうという状況になったようだ。
しかも、今回の件で、ボランティアが行くだけ邪魔になるという刷り込みがなされていないかと、恐れる。
被災地ではこれから、従来のがれきの撤去、泥出しだけでなく、仮設住宅への引越しという、新たなボランティアニーズが発生するという。
そういうときに、ボランティアの足が遠のくという事になりはしないか。
そのあたりに、ボランティアの効率的な配置(地域的、時期的に)という観点で見た場合の弱点が露呈したようだ。
連休という特定の時期にボランティアが集中しないように、企業や役所は、ボランティア休暇制度を拡充させるべきだろう。
そして、ボランティアに行こうという人たちに、いつ、どこに行けば効果的な活動ができるのかという情報を、社会福祉協議会やNPO団体、報道機関は発信していくべきだろうと思う。
ボランティアそれぞれの志を無駄にせず、十分に活かすためにも、改善すべき事は山ほどある。
「ここで水が足りない、とテレビカメラに向かって言うと、ペットボトルの水がそれこそ津波のように押し寄せてくる」
本当に足りないのは、水だけではないのに、水が足りないというと、水ばっかり送られてきたとか。
同じような例は、ボランティアにも言えて、ある一か所でボランティアが足りないというと、そこにばかりボランティアが駆けつける。
宮城県石巻は、4月に入り、石原軍団の炊き出し効果もあって、ボランティアのメッカのようになった。
僕が活動していた頃は、とにかく人が足りない状態だったのに。
重要な注:どんなにボランティアが集まっても、それでもやっぱり人が足りないくらいの被災地の状況だったようだ。
そして今回、連休を利用してボランティアに行こうという人たちが大勢見られるようになると、報道は一挙に、被災地にボランティアが集中する事で、かえって混乱をきたす、というような事を言い始めた。
確かにボランティアが集中しすぎる事による混乱は十分予想されたし、そのような事態は避けられるべきだった。
僕もそれを心配し、このブログに書いた。
けれどそれは程度の問題であって、結果的に、せっかくの休みを利用して、被災地のお役に立ちたいと思った人たちの足を止めてしまった。
石巻でも、連休に入ったとたんに急にボランティアの数が減ったようだ。
被災地全体で見ると、連休の前半はそれでも全国からボランティアが集まったけれど、後半はどこでも人手が減ってしまうという状況になったようだ。
しかも、今回の件で、ボランティアが行くだけ邪魔になるという刷り込みがなされていないかと、恐れる。
被災地ではこれから、従来のがれきの撤去、泥出しだけでなく、仮設住宅への引越しという、新たなボランティアニーズが発生するという。
そういうときに、ボランティアの足が遠のくという事になりはしないか。
そのあたりに、ボランティアの効率的な配置(地域的、時期的に)という観点で見た場合の弱点が露呈したようだ。
連休という特定の時期にボランティアが集中しないように、企業や役所は、ボランティア休暇制度を拡充させるべきだろう。
そして、ボランティアに行こうという人たちに、いつ、どこに行けば効果的な活動ができるのかという情報を、社会福祉協議会やNPO団体、報道機関は発信していくべきだろうと思う。
ボランティアそれぞれの志を無駄にせず、十分に活かすためにも、改善すべき事は山ほどある。
GWの5日、8日、15日と被災地に行って活動して来ました。
活動場所は3日とも気仙沼市の『はまセン』という岐阜のNPOが設置したボランティアセンターです。
はまセンを選んだ理由は単純にGWでもボランティアを受け入れていたからなのですが運営形態を含めて全てが他のボランティアセンターと違うようです。
日経新聞電子版でも取り上げられているんですがいくらでもニーズはあるしいくらボランティア希望者がいてもさばけていました。
チーム編成後に着いた私は5分かからず派遣されました…
ブログには今必要とされているプロ、仕事内容、道具が書いてあり何よりGW専用の道案内まであります。
福祉協議会のボラセンとは関係がうまくいってないとの噂もありましたがここを見習って運営すればボランティアにストップをかけるなんてことをしなくてもすんだ気がして非常に残念です。
日経新聞記事
http://www.nikkei.com/news/article/g=96958A88889DE0E5EBE7E0E3E2E2E2E7E2E7E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2
はまセン
http://hamacen.hida-ch.com/
お疲れさまでした。
リンク先、どちらも読ませていただきました。
記事の方は、社協がなんだか悪者のように書かれていて、社協にも社協の言い分はあるだろうにとは思いました。
でもやはり、NPOなど民間の団体の方が、機動力があって、ボランティア活動のスキルも蓄積されていて、より効率的な活動が出来ただろうと思います。
私も過去のブログで書きましたが、石巻ではゴールデンウィークの前から、社協が処理能力を超えるニーズとボランティアをさばききれずに、かえって混乱を生んでいました。
あくまでも例えば、の話ですが、広い範囲を浅くカバーするのが社協、そこからこぼれるニーズを丹念に拾っていくのが民間の団体、とそれぞれの役割を分担し合い、社協と民間団体、それに行政も加えて相互に連絡を取り合いながら、ニーズとボランティアの間の調整をしていく、という仕組みが作られればいいのでしょうけど。
合併で面積が広がってしまった分隅々までニーズを調査できないというのとボラセンからあまりにも遠すぎて派遣できないと言う事情も聞きました。
ボランティアの処理能力はこちらのブログを読み直してみたところそもそもマッチングの方法が違うんですね。
石巻の場合はニーズがあってそこに人が集ってチームを作りそこからリーダーを決める感じでしょうか?
はまセンは前日の継続ボランティアの人がリーダーとなるので前日に行き先とリーダーは決まっていて当日、朝のミーティングでリーダーが人を集める感じです。
ミーティングより遅く来た人は新たなニーズにマッチングするのではなく合流させる形になってました。
派遣先を絞ってるので1チーム20名を越える事も…
社協の支部的に小さなボラセンがたくさんできれば移動時間も短縮できて良さそうなんですが運営人数を考えると難しそうですね。