タレントの島田紳助さんの著書「自己プロデュース」ヨシモトブックスより。
Xは、自分の能力。自分は何ができるのか。これは自分にしかわからないのだから、
自分自身と向き合って必死に探すしかありません。
Yは世の流れ。これまでどんな状況で、五年後・十年後それがどんな風に変わっていくのか。これは資料がそろっているのだから、研究することでわかる。
このXとYがわかったとき、初めて悩めがいい。XとYがわからずにどんなに悩んでも無駄な努力。
成功するのはXとYがぶつかったとき。Yは時代の流れだから常に動いている。
一発屋は何も考えずに自分のやれることをやり続ける。それがX。そしたら、たまたまYの方からXにぶつかるときがある。一発屋はインパクトあり、バッチャーンと出会い頭で起こった衝突事故だから、それで終わり。Yはすぐに動いているから、もって2~3年がいいところです。売れ続けるには常にXとYがぶつかっていかなければならない。
世の中の変化にあわせて少しずつ自分を変えていく。傍から見れば同じ事をやり続けているように思えるかもしれないが、売れることは気がつかないぐらいゆっくりと変わっていくということ。
そうすると、なかなか一発屋に匹敵するような大事故にはならない。慎重に世の中の動きを追って、そこに自分をぶつけていくことが大事。