先日、配達の途中で図書館で本借りてきました。
天国への100マイル 淺田次郎著
淺田節全開です。はじめ、とつきにくかったのですが
読み始めると、つい一気に。
おかげさまで、この米屋日記の更新をさぼってしまいましたが。
でも、読み終えた後の読書感というのは、あまりなかったです。
名をこそ惜しめ 津本陽著 文芸春秋
太平洋戦争・硫黄島の戦記です。
想像絶する孤島の戦い。
島に水はなく、雨水たより。島のあちこちで硫黄吹き出す火山島。
そこでの、要塞作りは、過酷で残酷な仕事に。
地下熱・有毒ガス・腸チフスや赤痢のうえ
粗末な食料・飲料・ハエだらけの住居。
そこに、米軍の毎日の空から、海からの爆撃。
敵兵が上陸する以前に兵士はボロボロに。
工兵として徴収された島の男は、
用がなくなると、一番最初の犠牲となる上陸地帯に犠牲部隊として配置。
上陸した米軍との死闘・苦闘。
さらに、占領され最後の作戦として突撃が終わった後
島にはまだ一万に近い日本軍が、わずかな地で死闘を繰り返す。
米軍が上陸してから、最後の突撃までの戦死者は五千。
その後、必死のゲリラ線の日本兵のほとんどは、自決・病気により
一万の兵士は亡くなった。生き残ったのは、ほんのわずか。
読むのがつらくなる、話でした。
今、平和な時代に生まれたことに感謝。
今、こうしてここに、生きていることに感謝です。