サラ☆の物語な毎日とハル文庫

小曽根真さんと角野隼人くん~2人のピアニスト

↑ 小曽根真さん                                               ↑ 角野隼人くん

 

★サラ☆です。

2日続けて聴いたジャズとクラシックの演奏についての記事です。

 

 

冒頭のような大そうなタイトルをつけたけれど、

音楽については、ただのファン。

だけど、最近よく聴いているこのお二人には、

音楽の楽しさや物語性について、

演奏を通していろいろ教えてもらっている。

 

一昨日は小曽根真さんの無料ライブがあった。

それについては、高橋さんがインフォメーションしてくれているので

そちらを。

素敵なジャズライブの夕べを自分の部屋で受け取れるのは

至福だった。

小曽根さんの演奏は心にしみいり、

音に包まれることがどんなに楽しく、

いつもと違う時間にいざなってくれるものかを教えてくれる。

 

 

そして昨日は、読売日本交響楽団と3人のソリストによる

『三大協奏曲』のコンサート。

池袋の東京芸術劇場は、コロナ下というのに、満員の盛況だった。

 

 

角野くんが登場したのは3曲目。

チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調」

ステージに出てきただけで、一瞬で雰囲気が変わる。

 

ピアノが走りすぎでは、ととたんに緊張してしまい、

食い入るように聴いてしまう。

爆発するピアノ演奏だ。

 

そして、どこまで突き進むのだろうと思いながら着いていくと、

最後は会場の気持ちをギュッと一つにするような盛り上がりを見せた大団円。

思わず、身を乗り出して拍手した。

 

角野くんの演奏は、少し粗削り(??)のような気がするけれど

惹きつけられる。

華やぎとエネルギーと真摯さを受け取れるのがうれしい。

 

小曽根さんと角野くんは、クラシックとジャズの2つのジャンルに

ボーターレスで取り組むピアニスト。

キャリアを重ねた世界的なピアニストと、若手気鋭のピアニスト。

ベテランは若手にこんなことを教えている。

 

 

「クラシックもジャズも歴史ある音楽だから、

その歴史を大事にするがゆえに、それ以外の音楽を排除したり、

排他的になったりする。

でもボクは、音楽にはそれがあったらいけないと思う。

 

クラシックの人が、自分の解釈でラフマニノフとかガーシュイン、モーツァルトを弾く。

すると、どうしても賛否両論出てくると思う。

それだけ個性を出していくことはコワいけど、

せっかくこの世に生まれ落ちたんだから、自分の意見を言っていくのはすごくステキだし。

とくに音楽家というのは、そういう自由が与えられている世界に住んでいる。

(会社勤めや、一般的な仕事をしている人は、言いたいことを言えず、ガマンしていることが多い気がするけれども、)

もっと日常レベルでみんなが(自分の意見を)出していくのが健康な社会をつくっていく。

音楽でそういうことに役立てたらいいと思っている」

(#メゾンスミノ、2月10日オンエア「角野隼人&小曽根真 ボーダレスな音楽活動を展開する2人の音楽観」より YouTube)

 

小曽根さんと角野くんのお二人が、これからどんな世界を生み出していくのか

楽しみだ!

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