サラ☆の物語な毎日とハル文庫

『若草物語』やオルコットの伝記の翻訳者・谷口由美子さんのお茶会に参加してきた

 

前から『若草物語』の話を聞きたいな、と思っていた。

今回、映画『ストーリー・オブ・マイライフ/私の若草物語』が公開されるにあたって

ネットでルイザ・メイ・オルコットの伝記などを調べていて

翻訳家の谷口由美子さんが『若草物語1&2』を翻訳出版されること。

さらに、“ガレリア カフェ ユー”という茗荷谷にあるカフェで

2か月に一回、「翻訳家 谷口由美子の茶論(サロン)トーク 英米児童文学の愉しみ」

というお茶会が開かれていることを知った。

 

 

8月25日に「オルコットがさらに楽しくなる本2冊のお話です」

というテーマで開催されるみたい。

これはもう、行かなくちゃ!

 

ということで…、

15名限定ということで、もういっぱいかなと心配したけれど、

コロナのおかげ(と言ってしまったら申し訳ないけれど)か、ラッキーなことに

まだ空きがあったので参加してきました。

 

谷口由美子さんはモンゴメリの『青い城』や『もつれた蜘蛛の巣』の翻訳(いずれも角川文庫)

すごく楽しい読書の時間を過ごさせていただいた翻訳家。

ずっと探していたオルコットの伝記『ルイザ 若草物語を生きた人』の翻訳をされた方でもある。

 

そんな方のお茶会に参加できるなんて恐れ多い、と緊張しつつ

出かけて行ったところ

カフェはとても居心地のいい空間で、

入ってこられた谷口由美子さんは笑顔が柔らかく

はつらつとしたお話をされるステキな方でした。

 

1メートル半くらいの近距離の座席に案内していただき、

ほんとに身近に、若草物語にまつわる面白いお話を伺うことができ

幸せいっぱいの時間をすごさせてもらったのでした。

 

来年1月に出るオルコット作・講談社 青い鳥文庫の『8人のいとこ』の続編のお話。

映画『ストーリー・オブ・マイライフ』では、監督のグレタ・ガーウィグが

ジョーの独り言のシーンなどに、ルイザの日記や手紙からの言葉をしゃべらせていた

といったお話など、ふむふむと嬉し気に相槌を打った自分がいました。

 

「オルコットがさらに楽しくなる本」2冊は、

★『大空(そら)へ──ジョージーとガンの王子』ジェイン・ラングトン著/谷口由美子訳

  オルコットが暮らしていた『若草物語』の舞台、マサチューセッツ州コンコードのオーチャードハウスなど、その近辺が舞台となる珠玉のファンタジー。

 作者自身がコンコードの隣町に住んでいて、若草物語の雰囲気もすごく楽しめる本。

 

★『Lotta’s Progress』ノーマ・ジョンストン著

 これは谷口さんがこれから翻訳したいと考えられている本。

 ロッタというドイツ人の移民の少女が主人公で、ルイザやオルコット家の人々が実名で登場する物語。

 ノーマ・ジョンストンはオルコットの伝記『ルイザ 若草物語を生きた人』を書いた人だけに、オルコット家の人たちを生き生きと描いているそうです。

 

 

なお、ガリレオ カフェ ユーというお店も、なかなかユニークな店だった。

マスターが焼いてくれたパウンドケーキがサービスで出てきたけれど

とても美味しい。

ハーブティーやオーガニック素材の食事なども楽しめそう。

いろんな催し物もやっていて、ホームページをのぞくと、

ピクピクと興味がわいてくる。

 

一つ行動を起こすと、いろんな愉しみがついてくる、ということかな

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