2020年から、今年、2021年への年越しは、
京都のスタジオから生放送で届けられる
「村上RADIO年越しスペシャル~牛坂21」を聴き
司会の坂本美雨さんと、村上春樹さんのカウントダウンで新しい年を迎えた。
(なぜこの名前の順番かというと、坂本美雨さんははっきりと数え
村上春樹さんは、「6」あたりから少し照れながらもごもごとカウントダウンに加わったから。
ははは、そういうの、なんか照れ臭いんでしょうね。)
多分スタジオの近く? のどこぞの除夜の鐘が鳴り
年が明けたんだな、と感慨にふけった。
牛坂というところにスタジオがあるのかと思っていたら
今年は丑年なので、その「牛」と、最近坂が流行っているので「坂」で牛坂。
個人的に、2020年は、いつになく、あっという間に過ぎていった。
自分だけの感覚かと驚いていたら、だれもがそう言う。
村上春樹さんも昨日のラジオでそう言っていた。
世界中かどうかはわからないけれど、
少なくとも、日本中で時間の流れがスピードアップしたのかもしれない。
これじゃあ気を付けないと、ぼーっとしている間に、何も手をつけないまま、
時間だけが過ぎていく、なんてことになりかねない。
時間を見張っておく必要があるかな。
あるいは、時間割をつくって、あるていど時間を確保したほうがいいのかもしれない。
そういう意味では、年越しライブは、ちゃんと年越しに自分の2時間を確保したから
なかなかいい時間でした。
村上春樹さんとIPS細胞でノーベル賞を受賞した山中伸弥先生、
さらにゴリラの研究者(霊長類学者)山極壽一 先生との、軽やかな対談も挟まれ、楽しかった。
ゴリラが胸をたたいて声をだすとき、こぶしではなく、手のひらで胸をたたくそうだ。
とすると、猿の惑星で猿たちがこぶしで胸をたたくというシーンは
「違うよ」ということになる、なんて話も出ていた。
どんな話が展開され、どんな曲がかかったかは、
少しするとTOKYO FMのホームページに掲載されると思うので、
ぜひそちらをチェックしてみてください。
自分にとって意味ある時間を過ごせば、
その時間の意味が記憶として残り、「いい時間を過ごしたじゃない!」と自分に納得できる。
自己満足と言えばそれまでだけど、自分に満足できるのは、
これ以上ない楽しさかもしれない。
なので、2021年は、そんなふうな時間の過ごし方をしたいと
年越しライブを聴いて思ったのでした。
明けましておめでとうございます。
窓から差し込む朝日がまぶしい、気持ちのよい年明けです。