この目でみました。
去年あたり、世界ではじめて青いバラが開発されたというニュースが流れていましたよね。
しかし、自分で見ることになるとは。
って、博多のわたしの秘密のアジトからそう遠くない香椎浜の埋立地で、「アイランド花どんたく」というイベントが開かれているのです。
愛知万博に比べたら、可愛いもんです。
ネーミングが、もう博多です。
どんたくって、何にでもつければいいのかって思ったり。
なんにしても近いので、秘密の任務を遂行がてらのぞいてみようか、と出かけていきました。そうしたら、特別展示室で青いバラを公開しているというのです。
【世界初 特別展示】です。
見ましたよ。写真のような、やわらかなバラでした。
サントリーがオーストラリアのベンチャー企業・フロリジン社と共同プロジェクトを組んで、14年の歳月を費やして開発したのだそうです。
花の色は赤色成分シアニジン、オレンジ色成分ベラルゴニン、青色成分デルフィニジンのどの成分が合成されるかで決まるとか。
バラには、この青色色素デルフィニジンを合成するために必要な青色遺伝子(水酸化酵素遺伝子)が花びらに存在していない。
だから、長い間、いくら青いバラをつくろうと品種を交配しても、うまくいきっこなかったのです。
ところがバイオテクノロジーの発達のおかげで、青いバラが可能になりました。
青色色素をつくる遺伝子をバラに組み込むことで、花びらに青色色素を100パーセント蓄積させることに成功したというのです。
青いバラには、とうぜんながら、まだ花言葉はないらしいです。
もしかしたら、誰か考えて、どこかに明記されているかもしれないけれど…。
わたしなら、青いバラの花言葉、「未来の深い憂うつ」にするなあ。
バイオ技術で生まれた花って、自然の恵みに祝福されていないような気がして、前向きの花言葉が浮かばないです。
ちなみに、サントリーでは2007年以降に、この青いバラを販売する予定だそうですよ。
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