蝋梅が咲き始めているというので
埼玉県の長瀞にある宝登山にでかけていった。
山の麓にあったのは宝登山神社。
木々に囲まれた懐かしい感じがする神社だけれど
それもそのはず? 神社の起源は1900年前にさかのぼるという
とても古い神社だった。
神社にまつわる由緒の話は、どこもなかなか面白いのだけど
ひとまずそれはおいておいて、
境内にいくと節分の福豆が台の上に置かれていた。
一袋100円でわけてもらえる。
神社の福豆はお祓いをしてあるので、鬼退治に強力!
一袋いただきながら、「もう、節分なのねー」としみじみ思った。
今年は早くないか?
まあいいけど、年中行事フリークとしては、
そろそろ節分の飾りの準備をしなくては…。
といっても、シンプルなものがいいなー。
節分というのはそもそも古代中国から伝わった追儺(ついな)の行事が始まりだとか。
「鬼やらい」とも言われる。
鬼とは「病気や災害など不幸で嫌なできごと」のこと。
「追儺」は、大晦日に鬼の面を被った人を、
桃の木と葦(あし)でつくった弓矢で射て追い払う儀式だった。
(ちなみに旧暦では、節分の日が大晦日になるそうだ。)
文献にはじめて登場するのは『続日本紀』(平安時代のはじめに編纂された歴史書)。
「706年に疫病が流行したために疫鬼祓いをした」ことが記されている。
この儀式はやがて、「鬼は外~、福は内~♪」と唱えながら豆をまく
日本独特の厄祓いの儀式に姿を変えていった…。
それが、いまの節分なのだとか。
年中行事って面白い。
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