サラ☆の物語な毎日とハル文庫

ツタンカーメンはワインが好きだったみたい

エジプトのナイル西岸"王家の谷"で発見された、若きファラオ“ツタンカーメン”。
美術館で見た黄金のマスクがなんといっても印象的でした…。

ツタンカーメン王の在位は紀元前1361年から52年。没後はピラミッドの中に丁重に葬られたのですが、その副葬品には赤ワインと白ワインがあったそうですよ。

朝日新聞の記事によると、赤ワインのことは、これまでにも知られていたそうです。ところが、ワインの壺の残留物を、スペインのバルセロナ大学の研究者が分析した結果、六つのワインの壺のうち、赤ワインは一個だけで、残りは白ワインだったことが判明したとか。

なんでも、ブドウの成分である酒石酸は、どの壺からも見つかったのだけど、赤ブドウの皮の成分であるシリンギ酸が見つかったのは、一つの壺だけ。
そのことから、残り5つの壺は白ワインだし、ツタンカーメン王が在位していた当時、すでに白ブドウが栽培されていたに違いないという話になったらしいです。

これまで、エジプトの白ワイン製造は3世紀にはじまったと言われていたそうですが、紀元前14世紀には、すでに白ワインが飲まれていたことになります。

ツタンカーメンは王様ですから、当時ワインが貴重品だったとしても、真っ先に献上されたものを飲んでいたにちがいありません。

きっと、食事をするときには、ワインの器を傾けながら、舌づつみをうっていたのではないでしようか。
赤と白をどのように飲み分けていたのか、興味深いところです。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「サラモード」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事