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ネコ20匹を世話するため、本を書いたりバイク乗ったり。見えない世界ととその狭間を見ながら日常を生活する一人の男の物語。

一日忙しいものです

2012-03-10 20:26:06 | 童話?



今日は朝から子供のイベントに行っておりましたので。
なんとなく疲れましたかね。

というか、昨日税理士さんに書類を渡し終えて、ほっとしたら頭痛がしたりして。
なんか疲れが一気に出た感じです。

で、子供の新体操のイベントに行ったので、ちょっと今日は疲れましたね。
妻が渡米しているので、
朝から子供の世話、髪を結ぶの一つ慣れてないので時間もかかって。
昼ごはんはコンビニの弁当とサンドイッチ。
飲み物もコンビニで買って、と適当な感じでやっておりましたかね。

私は極力食事に手間をかけたくないと思う性質なので。
基本的に、食事は栄養補給と腹が膨れる感じがあればいい、的な感じですので。
一人だと100%レトルトか冷凍か出来合いのものばかりですね。

ただ、たまには作ってみたくもなりますけど、その場合はカレーとかですが。
自分で作るときはこだわります。

なので、食に関して針の振れが極端であったりします。ま、B型ですから。

今日の夕食は回転ずし。

明日の夕食は実家に遊びに行くついでに食って帰ってこようと計画。
極力自分で作らないようにしておりますが。

昼は基本適当なので。10日後にはダイエットもできているかもしれませんね。

明日レトリーバルなどをしようとお考えの方は、慣れてない方はまず自分のエネルギー的な流れをちゃんと調整してから参加してくださいね。
なんでもそうですけど、自分の力量を把握しておくことも必要ですので。

無理はしないで、自分にできることから少しずつで十分だと思います。

昨日雪の風景をアップして。ちょっと童話的なものが下りてきたのでそのお話でも。

<まるの日童話 雪の中で>


雪が降ってきました。森も草原も、雪で白く覆われ始めています。
その時、野原でキツネとオコジョが出合いました。
キツネは頭にはっぱを載せていて。オコジョは何も載せてません。

降り積もる雪の中、オコジョは駆け回り、キツネは寒そうに縮こまっています。

「やあ、頭にはっぱなんか載せてどうしたの?」
オコジョがキツネに尋ねると、キツネは
「だって、雪が降っているじゃないか。雪が毛皮につくと嫌だからはっぱを乗せているんだよ。」
と寒そうに体を震わせながら言いました。
オコジョはそれを聞いて
「そんな小さな葉っぱ載せてて、何の意味があるの?」

するとキツネは頭にあるはっぱを触って。

「少しでも毛皮が濡れないほうがいいじゃない。そのために載せているんだよ。」

オコジョは立ち上がって、不思議そうに空とキツネを見て。

「だって、体のほかのところには、綿毛みたいな雪がくっついているじゃないか。頭だけ濡れないようにして、なんになるの?」

キツネは相変わらず震えながら。

「だって、少しでも濡れないほうがいいじゃないか。頭が冷えると体に悪そうだし。」

といいます。

「頭なのに体に悪いの?それは面白い言い方だね。」

そういってオコジョは楽しそうに笑いました。
それを見てキツネは少しむっとして
「君みたいに雪の中に埋もれきっている人には僕の気持ちはわからないさ。」

と言い放ちます。
それを聞いて、オコジョは雪の塊をキツネの顔にむけて跳ね上げました。
キツネの顔は雪で真っ白です。

「どう?これで僕と一緒になったろう?」
オコジョはにやにや笑っています。
キツネは怒って
「僕がこれだけ雪に濡れるのがいやだってのに、なんでいやがらせするのさ!」
そういってオコジョに雪を投げつけました。オコジョはそれをひらりとかわします。

キツネはムキになって雪を投げつけます。オコジョはひらりひらりとカワして、キツネにまた雪玉を投げつけました。

キツネは怒って、オコジョを追いかけます。
オコジョとキツネは、雪の中で思いっきり走り回りました。

雪はまだずっと降っていますけど、キツネはそんなこと関係なしにオコジョを追いかけまわすのです。
オコジョも雪玉で応戦しながら逃げ回って。

キツネもオコジョも雪まみれ。

しまいには2匹とも疲れて雪の中に倒れこんでしまいました。

雪に埋もれて、相手の姿は見えませんが、2匹とも雪の舞い降りる空を見ながら、あおむけに倒れていました。

「なあ、オコジョ。」息がある程度落ち着いて、キツネが声をかけます。

「なんだい?」オコジョが答えると、

「雪って気持ちいいな。」

ぽつりと言います。
オコジョはクックと笑いながら
「さっきまであんなに嫌がっていたのに。」

「まったく、なんであんなに嫌だったんだろう。」

そして、2匹はまた空を見上げて、鳥の羽のようにゆっくりと舞い落ちる雪を眺めていました。

火照った体を包み込む雪の冷たさと、雪によって遮断される音。いつもよりも静かな草原。

そんな中で、空から舞い落ちる美しい雪を見ていると。

「雪って不思議だね。最初は嫌だったのに、今はすっかりこうやって埋もれているのが好きになってしまった。」

キツネがそういうと、オコジョは

「じゃあ、これから雪の日は遊ぼうか。」
と笑いながら言いました。

キツネは起き上がって、雪と、頭に乗ったはっぱをブルッと体を震わせて弾き飛ばすと、

「まだまだ、これからもっと遊ばないと。」

そういって、オコジョの埋まっている雪の上に飛び降りました。オコジョは雪の中をもぐって逃げて、
そして、2匹はこの日、太陽が沈むまで遊び続けていました。
野原では、この後も、冬の間中オコジョとキツネの追いかけっこが見られてということです。



という感じで。
まあ、いろいろと意味合いもありますが。そのあたりは感じるところを受け入れていただければと思います。





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2 コメント

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まるの日さん、こんには。 (りんパパ)
2012-03-10 21:00:54
 奥様が海外へ行っている間は、父子家庭ですね。
 娘さんの髪を結ってあげるのは、お父さんとしては、幸せな時ですね。

 娘さんも、思春期になるとお父さんのことなんか、いやがられますからね。

 まるの日さん、娘さんと仲良くしてくださいね。
返信する
童話読んでいたら、 (まあこ)
2012-03-11 00:03:21
なぜか井伏鱒二氏の『山椒魚』を思い出しました。
まるの日さん、文学もいけるんじゃないですか!(^人^)
返信する

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