久々彼登場。ちょっとファンタジー？

今日は“彼”が久々に現れました。残留思念ではなくて、本物ですね。と言っても、何を持って本物と定義するのか難しいところですが。
　ちょっと、私に地球の歴史的なものを見せてくれるのだとか。面白そうなので、ぜひにと頼みますとイメージを送り込まれてきました。　
　それは、この宇宙の始まりです。

「さあ、行こう。」
「どこへ行くの？」
「もうここから出て行かないと。新しい僕たちになるんだよ。」
「新しい僕たち？」
「光のほうへ、光のほうへ、僕たちの新しいスペースを作るんだ！」

遠くに光が見えます。そこに向かって多くの意識（体）が流れ込んでいきます。まるで巨大な光の川のようです。意識はエネルギーを発し、光はより明るく輝き、質量を増加させていきます。
長い時間のようでもあり、短い間のようでもあります。
ここには『時間』、というものが存在していないので、どれくらいの間それが行われていたのか、誰も知ることはできません。ただ、膨大なエネルギーと質量が一点に集まってきているという事だけは確実に起こっていました。
そして、ついに限界が訪れました。
光ははじけ、膨大なエネルギーが空間に放出されます。同時に意識は開放され、新たなスペースを求めて広大な空間を駆け巡りました。
エネルギーの流れに乗って、上へ下へ、時には弾かれたり取り込まれたりしながら。
しばらくすると、次第にエネルギーの流れが安定してきました。流れの方向が定まってきたようです。
すると、意識はエネルギーの広がりにあわせてその周辺部に集まりだしました。まるでいくつも重なり合う泡の膜のように。
意識は、そこで自らを安定させることにしました。このままエネルギーにのってばらばらに飛び回っていては、意識自体の存在が危うくなるからです。
膨大なエネルギーを利用して、自らを固定化し始めます。
一定のリズムで回転を起こし、永久に自らが安定可能なエネルギーを確保したのです。

しかし、安定しているだけでは物足りない意識も出てきました。それは、近くにある仲間の意識とコンタクトを取り始めたのです。離れ離れになってみると、また元のように仲間と一緒になりたいという気持ちが出てきたのでした。



自分の中に存在可能なエネルギー量を確保し、このまま安定していこうと思って空間をゆっくりと回転している小さな意識がいました。
それは真っ暗な空間のなかで、自らに内包されている数百億という記憶をひとつひとつ思い出していました。これから、新たなスペースでどうやって存在していこうか。そのために役立つ記憶を見ていたのです。
そして、長い時間が経ち、その意識は“歌”を思い出しました。はるか昔どこかの星の上で、自分にとって大切な人のために歌っていた歌を。
「私は、なぜあの人に歌を歌っていたのかしら？」
意識はだんだんと思い出してきました。それは“愛”を得るための歌。
自分たちがエネルギーとして利用しているこの膨大なものではなく、ほんの些細な、微細な波としか感じられない程度の“愛”を得るために歌っていたという記憶を。

意識は懐かしく思い、その歌を歌い始めました。高く低く、空間に響き渡る歌声。
しばらくすると、向こうから別の歌が聞こえてきました。
耳を澄ますと、それは別の意識が歌っているものです。

二人の歌はハーモニーとなり空間へ広がっていきました。
そして、小さな意識は思い出しました。『一緒になりたい！』という気持ちを。
小さな星の上で繰り広げられていた感情が、再び高いエネルギーを得たいという思いを呼び起こさせたのです。
　二つの意識が一つになれば、更に高レベルなエネルギーを発生させることができるはずだ。
　小さな意識は考えました。今あるエネルギーは、自分が存在するだけならば十分ある。でも、これからあの意識と出会うためには、まだエネルギーが必要だと。
　そこで、また長い時間をかけて記憶を思い出していきました。一つ一つ記憶を思い出してい行くうち、ある重要な位置づけをされていた記憶に、エネルギーを生み出す仕組みがありました。

小さな意識は、回転する渦の淵のほうに、その“場所”を作ったのです。
何箇所かそういう場所を作り、内部のエネルギーバランスをとるようにしました。
いくつかの段階を作り、中央により高濃度のエネルギーが集まるようにして。

しばらくすると、場所ごとにエネルギーの発生量に差が出ることに気がつきました。そこで、それを均一化させる仕組みをさらに内部に作りました。それぞれの“場所”を一つのエリアとして管理していく方法です。これは上手くいきました。
ところが、あるエリアに存在している“場所”は、特徴的な高いエネルギーレベルを放出するのですが、管理するエリアが意識の内部で起こるエネルギーの流れによって変化する不安定な場所にあるため、あまりにもレベルが不安定です。
そこで、エネルギーレベルの調整を行うため、ある一定期間　中央のエネルギーをそこに注入することにしました。

小さな意識はいつか向こうにいる別の意識と出会うために、今でも歌を歌っています。


「どうかな？宇宙の仕組みは理解できたかな。」と彼が言いました。私は頷くしかできません。これって、ビッグバンがら現在に至るまでの銀河の歴史ですからね。
要約するとこんな感じなんですね。
　
以前、銀河の意識と出会ったとき、それは可憐な少女の姿をしていました。アンドロメダに向かって、愛の歌を歌い続けているけなげな少女です。
一方、アンドロメダのほうは好青年でしたね。
銀河規模のラブロマンスのために、私たちも一肌脱がないといけませんね。

しかし、彼も久々に現れたと思ったら、いきなりこの展開ですからね。もう仕事は終わったのでしょうか？それに仕事って何？という疑問もあります。
今後、ちょこちょこ捕まえて話を聞きたいと思います。

ふと思いましたが、これ、何のブログなんでしょうね？