旅の途中で

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最近読んだ本

2012年09月30日 20時39分35秒 | 
 ビブリア古書堂の事件手帖① 三上延 著

この本、すごい売れて何かと話題になっていた本です。
友達に借りて読んだんですが・・・

めーーーーっちゃ面白い

ほんとに期待以上の面白さです。
まだ1巻なんですが、続きを読む前にどうしても一回書いておきたくて・・・

鎌倉でひっそりと営業されている古本屋「ビブリア古書堂」。
ここの若い女性オーナー篠川さんと、彼女に一目ぼれした後お店で働く事に
なった五浦くんが、訳ありの古本を巡って謎を解いていくお話です。

なんといっても舞台が古本屋というだけで、本好きにはたまらない設定なんですが、
訳ありの本達は決して架空の書物ではなく、実際に世に出ている本なんです。
しかもしかも、実在するタイトルだけじゃなくて「岩波書店」や「新潮文庫」など、
出版社名も具体的に出てくるところがツボです。

本好きの心を絶妙にくすぐってくるんですよ・・・

私なんかは、本好きとは言っても古書や名作物に詳しい訳でもないので、
篠川さんが語る本のうんちくが面白くてたまりませんでした。

もちろん謎解きの方も納得の内容です。
1巻を読む限り、殺人だの陰謀だのといった大げさな謎は登場しませんが、
普通の人達が心に秘めた想いが切なかったり暖かかったりして、ついホロッと
泣いてしまう場面もありました。

作中に登場する本で、特に読んでみたいと思ったのが
小山清という人の「落穂拾ひ・聖アンデルセン」という短編集。

本を通して、また新たに読みたい本が増えるというのも良いですね。
・・・読まないといけない本が増え続けて大変ですが(笑)
正直、気になる本が出てきたら書いておくリストでも作った方が良いかも。


2,3巻も楽しみ~♪




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