2週間前、初めての西湖で、喰わせたものの、バレてしまって結局取ることはできなかったので、再度西湖にチャレンジすることに。
前回と同様、平日釣行なので、釣り人や観光客も少ないことは想像できたものの、肌寒いくらいの気温で、最高気温が20度を超えない状況で、果たしてどうなるか?少しの期待と少しの不安を胸に一路西湖へ。伊勢道、新東名をほとんどACC(adaptive closed control)を使いながらの走行で、快適に疲れないことを実感します。
前回と同様に、途中の遠州森町SAでトイレ休憩と食事。今回は天ざる蕎麦を美味しくいただきました。ここの蕎麦は美味しいと聞いていたので今回も蕎麦です。食事している間に車の充電も行い、一路西湖へ出発です。
片道350kmほどあるので、途中で一回は休憩しないと私には無理な感じです。ちょうど食事をするのに都合もいいのです。
新富士ICで降りて、国道139号線を1時間ほど登って西湖に到着。前回は雨上がりで、濁流が流れ込んでいたところは、綺麗な透き通った水が流れ込んでいます。
釣り人は何人か目撃されたので、少し話をしながら様子を聞き、近くのお店で、釣券を購入。1日700円です。
さて、ポイントはどうするか?前回のポイントでも構わないけど、他も考えようかなと、とりあえず湖を車で走りながらポイントを探します。ある意味前回のリベンジに来たことでもあるので、前回と同じポイントに入ることに決定しました。
気温が低く、肌寒さを感じるくらいで、前回とも様子が違うので菅、まずコマセを打つことから開始です。コマセを打つも、前回ほどヘラの活性も高くなく、様子が少し違います。
しばらくして、バスマンがやってきて少し話をすると、どうも活性が良くなく、深場に移動しているようだと話します。西湖に関しては詳しいバスマンで、ここの鯉の情報もいろいろ教えてくれて助かりました。竿は2本で、今回は水深12mラインと5mラインを攻めることに。
今回のくわせ餌です。針は鎌倉のワイドゲープ6号。ワフターとポップアプコーンでこれに5粒ほどボイリーをPVAに詰めて投げます。ポップアップコーンは写真のようなケースに匂いのついた液とともに入っていますが、液をこぼさずに粒を取り出すのにこのビクトリーノックスのピンセットが便利です。このビクトリーノックスは鯉釣りを始めて40年近くなりますが、当初から使っていて必須のツールになっています。ここに含まれているハサミも便利で、左手でも右手でも切れるのが特徴で両手の爪を切るのに便利ですね。
さて、フィーディングのボイリーは前回ほど量は撒かずに、少し少なめで、ツナモルツ16mmを中心に3種類を500gほど撒きます。
足場は傾斜がきついので、注意が必要です。
前回と水位は変わらず、長雨の影響で豊富な湧き水が出てい流ことが感じられます。同じ富士五湖でも河口湖とは全く違う趣の西湖は、より自然な感じで、水深の深さが特に特徴で、難しさも格段に上です。
今回はなんとか一本上げたいと気合も入っています。午後三時に第1投を投げ終えて、ゆっくりコーヒーを飲みながら湖面を眺めてみると、やはり前回の2週間前と違い、ヘラのもじりが少なく、様子は違います。とはいえ、それも想定内なので、今回は丁寧に打ち返しながら様子を探っていきます。
夕方から雨も降り出し、車に退却しての今回ですが、何回か定時間で打ち返すも当たりはなく、時間だけが過ぎていきます。
翌日の朝に12mラインに打った仕掛けにアタリがあるものの、石に巻かれてラインブレイクです。深場で石もゴロゴロしているポイントでもあるので、喰わせてからもなかなか厄介なポイントです。前回も、同じように喰わせたのですが、石に巻かれ、すっぽ抜けでしたが、今回はラインブレイクと、なかなか厳しい状況です。ある意味深場の試練でもあります。
その後、ヒメマスが喰ってきてびっくりしましたものの、時間だけが過ぎていき、次の二日目も過ぎて、最終日の三日目になり、早朝の薄暗い五時にバイトアラームの連続音に、鯉のあたりを確信します。
釣り場まで距離があるのと崖を降りるので、時間がかかります。今回は5mラインに打った仕掛けに食ってきました。前日ラインブレイクした12mラインに打った竿はそのまま上げて、一本竿で狙っていたのですが、その竿に喰ってきました。
やっとなんとか食わせた感じです。西湖の鯉は喰ってから、基本的には深場に潜っていきますので、そこで石に巻かれなかったらその独特の感触を味わえます。深場からゆっくり竿の弾力を手に感じながら上げてきます。五分ほど引きを楽しみながらネットイン。
薄暗い中での撮影で、色があまり鮮明ではありませんが、西湖の鯉らしい、野鯉体型の鯉で、河口湖や精進湖の鯉の体型とも違います。野鯉タイプの鯉を狙うなら西湖は期待できると思います。もっとも車横付けできるポイントは少ないので、それは覚悟の上で。
なんとか一本あげられたものの、サイズ的にはまだまだなので、次回は大型も狙ってみたいですね。
最終日まで雨が降っている状況で、厳しい環境でしたが、バスマンと話す中で、次回の釣行に参考になることも教えてもらって、次につながる今回の釣行でした。帰りはノンビリドライブを楽しみながらと思っていましたが、静岡から愛知県にかけて土砂降りの中のドライブで、まあこんな釣りもありかと、家について雨に濡れたタックルを駐車場で乾かし、一息つきました。
次は本栖湖?。本栖湖はもっと鯉の魚影も濃く釣りやすいようですが、西湖の魅力もなかなかです。まだまだ攻めてみたいそんな西湖の2回目の釣行でした。