MARIYUM

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100分の5枚目

2012-05-02 16:54:50 | 演劇
NEVER GIVE UP ですよ!!
この5枚目は、すでに嫁ぎ先が決まってます。
昨年、ドラマで大変お世話になった、F監督へ。
あはは。撮影所の混沌とした、うわーーーって叫びたくなるような感じ(笑)伝わりますか?
出来上がると1分もかからないシーンの撮影に1日かかったりする事もあるのさ。
台本の台詞をね。細かく細かく、割っていってね。(監督にもよります(汗))
それを1つずつ撮っていくの。
で、その1カットごとに、撮る方向や人が変わるので、照明やカメラや役者が、
大勢、わさわさーーーーって動いてセッティングして
やってくんですね。時間との戦い。(汗)
F監督は粘りますね。名付けてバーコード監督!(笑)台本にバーコードが刷ってあるかのごとく
ありますね(笑)たくさんのカット。
その監督が、ラストのものすごく長いシーン。私、犯人だったのね(笑)
ずーっと話し続けるのね。15分くらい。京都の歌舞練場で撮影だったのだけど、
ま、明朝までかかると覚悟していたのだけど、

バーコード監督、おっさりました!
「ここは、1カットで行きましょう。あなた専用のカメラをもう1台用意して追っかけて行くから、自由に好きなだけ思い切りやって下さい」
役者にとって、監督に信頼されるほど、嬉しい事はありません。嬉しかった。がんばった。(涙)

で、F監督、MARIYUMのTシャツアートの苦闘の様子をtwitterでお知りになり、かなり受けて下さいまして、
「NEVER GIVE UP Tシャツ、それ、ほしいw。」って。
実は、監督のお兄様は、元、夢の遊眠社の役者「藤岡太郎さん」
このドラマがオンエアされる前々日に、殺されてしまいました。
「突然」って、本当に,辛いんだ。
私の母は、癌で亡くなったけれど、それでも、亡くなるまで4ヶ月あった。
その間に、心の準備や、悔いが残らない様、話したり、その時に向かって
少しずつ、衝撃を緩和する猶予があった。
でも、父は心不全だった。
突然は、全く、あまりに衝撃が強くて、事実を理解するまで、訳がわからなくなる。
私、撮影所で、テレビの収録が終わった夜11時頃「お父様が死んだので、今から病院の霊安室に行きましょう」って突然言われたの。
だからね。これからあるだろう、あまりにも、大きなブラックホールから抜け出す心の強さの少しでも助けになりますように、
F監督に、応援Tシャツを送ります!

お兄さんは、いつも一緒だよ。



カモメ

2012-05-02 11:31:35 | 演劇
この写真気に入ってます!夜中に撮ったんだけどね。
光りの加減で、今は亡きお父さんカモメが、海上をさまよう息子カモメに
「そうだ、いまだって行けるんだ」って、メッセージを送ってるみたいに見えない?
見えない。。(汗)
あ。カモメの顔、まだ描いてませんね(汗)
今年のはじめに上演した「浅草版くるみ割人形」は、寺山修司さんの原作だったのだけれど、
彼は作家であると同時に詩人でもあり、たくさんの詩を残しているのね。
で、本当に私の心をぐいと(笑)鷲掴みにした詩を見つけたのです。

『ひとりぼっちがたまらなかったら』

私が忘れた歌を
誰かが思い出して歌うだろう
私が捨てた言葉は
きっと誰かが生かして使うのだ
だから私は
いつまでも一人ではない
そう言いきかせながら
一日じゅう 沖のかもめを見ていた日もあった

もう、どうにも好きで、私、時々作曲もするのだけれど、
基本、本当に心が動かされないと、メロディは浮かんでこないんです。
これ、来ました。で、無心に作りました。曲を。
浅草版くるみ割り人形のどこかのシーンにはめこみたかったのだけれど、
なんせ、ラストはキルビルでばっさばっさになったもので(笑)
未発表になってしまいました。
7日のライブで、歌おうと思ってます!
ひとりぼっちがたまらなくなると、この歌を口ずさんでる
MARIYUMです。


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