goo blog サービス終了のお知らせ 

晴れ時々曇り 希に雨

日々の事、気ままに綴っています

アリス・イン・ワンダーランド

2013-03-19 11:07:42 | 映画
これはテレビで観ました。

ルイス・キャロル原作の「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」を元に、19才になったアリスを題材にしたオリジナル物語だそうです。

監督はティム・バートンです。
ディズニー映画だそうで、色はカラフルだし、出てくるチョッキを着たうさぎやチャシャ猫などは可愛らしかったです。


不思議の国から舞い戻って13年。ワンダーランドの事はすっかり忘れて、アリスは19才になっていました。
敬愛していた父親は亡くなり、母親と共にパーティ-に参加します。
しかし、そのパーティーは母親と姉が仕組んだ、自分と貴族の青年との婚約パーティーだったのです。

皆の前でプロポーズされるも、混乱して逃げ出したアリスは、チョッキを着たうさぎの後を追いかけて穴に飛び込みます。

そこは、昔来たワンダーランドですが、状況は一変しており赤の女王が恐怖を持って支配する世界になっていました。

アリスは予言の書に従い救世主となり、白の女王の元で赤の女王と決闘します。





アリスと言えば、有名な永遠に終わらないお茶会の場面。



帽子職人のマッド・ハッターはジョニー・デップです。
どぎついメークですがコミカルな動きが面白かったですね。

アリスはこの世界に迷い込んだ時は身体の大きさが決まらず、大きくなったり小さくなったりします。

必要に応じて身体の大きさを変えていたのではありますが、これも何かの比喩なのですね。


赤の女王は、顔が大きくて異形あるが故に人に愛されず、愛ではなく恐れで人を支配しようとします。
しかし、どこか憎めないキャラクターでしたね。
最後も、信じていた人に裏切られて可哀想でした。

白の女王は一見綺麗ですが、内面はそうでもないようです。

この辺がティム・バートンらしいのでしょうか?監督についてあまり詳しくないので分かりませんが・・・


最後、現実と向き合うために、アリスはワンダーランドを後にして現実の世界に戻って来ます。

空想の世界に浸っていて現実と向き合えず、人の言うなりになっていたアリスの成長物語なのでしょうか?


映像はカラフルで綺麗でしたね。

お話はちょっと中途半端で、もやもやが残る終わり方でした。





アンフェアthe answer 

2013-03-04 10:13:11 | 映画
これはテレビで観ました。

2006年にドラマで放送されていた頃から観ていたのですが、映画になってからは観ていなかったのでとても懐かしかったです。

検挙率ナンバーワンの美人刑事雪平夏見(篠原涼子)は、北海道の紋別署に勤務していた。
そこに元旦那で東京で発生した連続猟奇殺人事件の容疑者となった佐藤和夫(香川照之)が訪ねてくる。
彼は警視庁などの機密の資料の入ったUSBを雪平に渡し姿を隠します。
しかし、佐藤が殺されその殺人容疑がかかった雪平は、検察官の村上(山田孝之)の助けを借りて逃走し、事件の解明に乗り出します。



ちょっとあり得ない展開が続きますが、私はとても面白かったです。

まず、村上が拳銃を所持していたことや、逃走用に用意した派手な車に偽装した運転免許証も出来過ぎです。

はっきり言って怪しすぎですね。

それから、猟奇殺人も単なる殺人者の趣味ですよね。殺人を依頼されて殺したんだろうけど誰も猟奇的に殺せとは指示していないはずです。

殺人鬼の家に雪平が入ったのは何のためだったのでしょうか?

これも猟奇的な雰囲気を出すためだけだったとは思いますが、それでもちょっと怖かったです。

その上、殺人鬼と協力して佐藤を殺した犯人を突き止めるとは、これまたあり得ない展開ですね。


やたら篠原涼子のセクシーシーンが出てくるのも驚きました。

彼女はこの撮影が行われた時、結婚して一児の母になっていたはずです。(その後妊娠して今現在は二児の母親になりました。)
すごい度胸というか女優魂を感じました。
無駄にそういうシーンも多かったようにも思いましたが、これはサービスなのでしょうかね。


最後も犯人にしてやられたと見せかけて、USBに仕掛けられた罠にはめて出し抜いたのもあり得ない展開でしたね。
それでも、村上がぶち切れるシーンなど観ていて壮快でした。


しかし、雪平最後の事件とのことですが、黒幕の正体がこれではちょっとしょぼくないですかね。

次回作があることを期待しています。




ジョン・カーター

2013-02-28 09:59:02 | 映画
これはDVDを借りて来て観ました。

ウォルト・ディズニー生誕110周年記念作品だそうです。

原作はエドガー・ライス・バローズで1912年に発表された「火星のプリンセス」

スペース・オペラの先駆けとして「スター・ウォーズ」や「アバター」にも影響を与えたと言われています。

原作の「火星のプリンセス」は昔読んだ記憶があります。
内容はほとんど忘れてしまっていましたが、とてもワクワクしながら読んでいたのは覚えています。

ところで、映画の題名を何故「火星のプリンセス」にしなかったのでしょうか?

ジョン・カーターと聞いてもピンと来る人はほとんどいないと思います。

私も最初はわかりませんでした。
この映画はかなりの赤字だったそうですが、宣伝仕方にも問題があったように思いました。



物語はエドガー・ライス・バローズが叔父ジョン・カーターの日記を紹介する形で進行します。

南北戦争で家族を亡くし失意のカーターは、不思議な現象によって惑星バルスームにテレポートしてしまう。

4本の腕を持ち身長3メートルもあるサーク族のタルス・タルカスに助けられた彼は、美しき王女デジャー・ソリスとの出会いを通し、惑星の命運を懸けた戦いに巻き込まれる。


ところでカーターはテレポートするのですが、身体は地球に残されたままなのですね。
この辺は「アバター」にちょっと似てるように思いました。

地球に比べて重力が小さいため、カーターに超人的なパワーや跳躍力が備わるとこ所や、愛犬キョロットのウーラなどの存在も楽しかったのですが、人間関係が複雑で分かりにくく、盛り上がりにも欠けていましたね。

原作に忠実に作られていたようですが、ディズニー映画なのだしもっと単純で分かりやすいストーリーにして、キャラクターにも愛嬌のある顔にするとかした方が良かったように思いました。

最後も呆気なかったですね。


続編を期待させる様な終わり方だったのですが、これだけ赤字だと無理でしょうね。

私は結構楽しく観させてもらったので、ちょっと残念な感じがします。





天使と悪魔

2013-02-19 10:10:42 | 映画
これはDVDで観ました。

元々原作を図書館から借りて来て読み出したのですが、すごく長いし文字で見ているよりも映像で観た方が分かりやすいのではないかと思い、DVDを借りて来たのです。

結果は大正解でした。

原作よりも人間関係はシンプルになっているし、余計なエピソードは省かれて分かりやすくなってました。

教皇崩御から次期ローマ教皇が選ばれるコンクラーベの様子なども映像で観る方が良かったです。

原作はダン・ブラウンで、前作の「ダ・ヴィンチ・コート」よりはとてもアクティブになっています。



400年もの昔からバチカン(教会)から迫害されてきた秘密結社イルミナティが、復讐のためにケルン(素粒子研究所)から核よりも強いエネルギーを持つ『反物資」を奪いバチカンを崩壊すると脅迫します。
爆発までの期限は1日です。

その上、次期ローマ教皇の有力候補の4人を誘拐し、1時間ごとに殺害すると警告します。

バチカンに呼ばれ急遽駆けつけた宗教象徴学者ラングドン(トム・ハンクス)はガリレオの暗号コードを解き、暗殺者よりも先回りするためにローマ市内を飛び回ります。

とにかく、時間との勝負なのでゆっくりと謎解きを楽しんでいる暇がないほど忙しかったです。

しかし、あれだけのボリュームのある本を、2時間強でうまくまとめたのはさすがでしたけどね。



カメルレンゴ役のユアン・マクレガーは線が細いなと思いました。

カリスマ性が必要な役なのですが、演説もかなり割愛されていてちょっと残念でした。

それでも、スターウォーズの印象が強いので、つい味方してしまいますね。


ラングドンとヴィクトリアも原作では恋に落ちるような終わり方なのですが、この映画では一緒に謎を解く相棒ぐらいの関係で、これはこれで良いかなと思いました。



原作のラングドンはもっとアクティブで若々しいです。

これだけの映画を作るのに、ローマやバチカンでロケして、セットも衣装も大変だったようですね。

映像を観ているだけでも楽しめました。




96時間

2013-02-18 09:30:49 | 映画
これはテレビで観ました。

離婚して、裕福な男性と再婚した奥さんと一緒に暮らす一人娘。その娘を溺愛する元秘密工作員の父親(リーアム・ニーソン)。



最初にこの2人の関係は、それなりに良好であることがクローズアップされます。

しかし娘の方は父親の気も知らず、裕福な父親からの馬のプレゼントに大喜びしたり、友人とパリに行きたいから承諾しろとか我がまま放題です。



母親からの説得もあり渋々承知するも、携帯をもたせ着いたらすぐに電話しろとか、まあ過保護な父親なのですが、その心配が的中して娘と友人は誘拐されてしまいます。

ここからがこの映画の凄い所。

96時間以内に娘を取り戻す、この想いだけで親父が一人で頑張りまくるのです。

リーアム・ニーソンはアクションスターではないそうなのですが、本当に無敵ですね。

自分の邪魔をする相手には容赦なく、冷酷に何の躊躇もなく殺して行きます。

あまりの凄さに笑ってしまったのですが、昔の時代劇のシーンを観ているようで壮快でした。

制作はリュック・ベッソンで、フランス映画だそうですが、こんな何も考えなくてもいい映画も作れるのですね。


余談ですがこの映画を観ていて、アメリカドラマの「ミッシング」を思い出してしまいました。

こちらは元秘密工作員の母親が主人公で、一人息子が誘拐されるのだけど、やはりこの映画のパターンの方が迫力がありますね。


最後にあれだけの事をしておいて、娘と一緒に帰国したのは驚きでした。


娘を持つ父親は、かなり共感出来る映画かもしれないですね。