気楽に、まったりと~♪

日々の徒然や思うことをゆるゆると。。 ヽ(^▽^)ノ 

母、ハンスト!

2012-04-10 19:26:16 | 母のこと
2週間ぶりに、母のところへ行ってきました。


食堂での昼食を終えて部屋に戻っている時間を見計らって、午後1時少し前に到着。

いつもなら職員さんに介助されながら洗面所にいる頃合いなのに・・・

なぜかベッドで爆睡している母。


あんまりよく寝ているようすなので、先にトイレ掃除をしたり洗濯物の片づけに取りかかったのだけど

なんか腑に落ちなくて・・・

母に声をかけた。


「ね~、寝てるの? お昼ご飯、ちゃんと食べた?」


もぞもぞと動きながら

「食べてない。 朝も食べてない。」


「え~~~っ?! どーして? 具合悪いの?」


と、聞いても全然らちのあかない答えが返ってくるばかりなので、

ステーションに行って職員さんに尋ねてみた。



つまり

朝方、初めておっきいほうを粗相してしまったことが情けなく・・・

始末をしてくれた職員さんたちに申し訳なくて・・・


ガックリ落ち込んでしまい、

とても朝ごはんを食べる気になれず、

ついでに昼ご飯も食べる気力も起きず、

ベッドの中に引きこもり続けていたようす。


職員さんたちは心配して何度も声をかけてくれたらしいのだが

ガンコちゃんの母はダンマリを決め込んでいたらしい。



なるほど、なるほど。。。

いかにも母らしい。

何歳になってもシャイ。


外見は90歳近くの老婆でも、心は年を取らないのです~



部屋に戻って、再び母に声をかけた。


「ねぇねぇ、職員さんに事情を聞いたよ。

 気持ちわかるよ。(ホントにわかるんだわ・・)

 でも1食抜くくらいなら大丈夫だけど、2食はマズイっしょ~

 人間、食べてナンボだし。

 もちもちのお肌がカッサカサになってるし、シワも一気にふえるよ~


  (母、ほっぺたをなでる・・)


 落ち込むのもわかるから、とりあえずご飯食べてから好きなだけ落ち込んでみたら~」



・・・ここまで言うと、母ニタリとした。



笑いが出ればしめたもの。


職員さんに取り置きしてあった昼食を部屋まで運んでもらって

私が食べさせることに。




久しぶりに、母の食事を見た。

聞いてはいたけど・・・・


見事なまでのミキサー食~








「真ん中の大きい皿がメインディッシュだよ~」と母が教えてくれる。


そうですか・・・。



で、口に入れて初めて・・「これは肉だわ~」と。


ふむふむ・・・とってもクリーミーなお肉です。



目が見えないから、どっちにしても口に入れてからわかる!・・母ですが。



「おいしい、おいしい・・」と言いながら、

ほとんど完食してくれました~



薬は職員さんに飲ませていただき、ホッ!

むせないように飲ませるのにコツがあるんです。



「あなた、お上手ね~」と母にほめられた職員さん、苦笑。



お仕事とはいえ、いつも笑顔で対応してくださる介護職員の皆さまに

本当に頭が下がります。


ありがとうございます!





帰り際、


「ちゃんと晩ご飯も食べるのよ~」と言うと


「そうねー、腹がへっては戦はできぬ!というしね~」と笑顔で答える母。



はぁ。。アンタにはいつも負けてるよ・・・




こうして


母のちょっと哀しいハンガーストライキは


キゲンよく終了!・・・と、なりました~