こんにちは!
少し間が空いてしまいましたけど、またウィーンのお話に戻りたいと思います。
今日はウィ―ンその3です。
さて、ホテルを出てぶらぶら歩いて行きますと、大通り(リング)沿いに観光ブックにも
出ていたベートーヴェン像がありました。
ベートーヴェン公園ということになっていますけど、公園というより空き地といった感じです。
この像は鳥の糞などで汚れているうえに、額にも身体にも素材の色が流れ落ちたように
剥げていて、とても醜く見えました。
夜だったら怖くて、わたしは絶対に傍を通れないと思います。
お気の毒なベートーヴェン、なんとかならないものでしょうか。
さすがに音楽の都です。あちこちに音楽家の像がありました。
ゆったりと広い、リングと呼ばれる大通りを路面電車のトラムに乗って移動して回りました。
このリングは街をぐるりと囲んでいた昔の城壁を壊して道路にしたのだそうです。
なので、環状線道路になっているのです。
下の白亜の建物は国会議事堂(国民議会)です。↓
↓ 下は、その議事堂の正面。ギリシアのパルテノン神殿を模倣しているそうです。
ギリシアは民主主義の発祥の地だから、ということなのでしょう。
ずいぶん小さな国会です。国の人口も820万人くらいですので。二院制だそうです。
↓下の写真はウイーンの中心的な観光スポット、シュテファン寺院(大聖堂)です。
屋根のモザイク模様が特徴的。
↑ 右側の塔は高い尖塔になっています。ルネッサンス以前の古典的なゴシック建築だそうです。
↓ 下の写真は、そのシュテファン寺院の前に待機している観光用の馬車。
この寺院は装飾的で豪華な建物でしたけど、ススがかかったように全体が黒っぽく変色していて
残念でした。砂岩を使って建てているからでしょうか。以前に聞いたことがあります。
↑ やはり、高い尖塔のあるゴシック建築のヴォティーフ教会。
ゴシック様式は尖塔が空に映えて、見た目にも美しいですね。
↓ 下の写真は古典的なゴシックではなく、ネオゴシック建築のウィ―ン市庁舎。
この建物もエレガントでいいですよね・・
11月中旬でしたけど前庭に、もう楽しいクリスマスマーケットが開かれていました。
このように古い建築物と近代的なビルとが、眼にやさしく調和している街でした。
新旧の建築物や、公園や広いリング、青空、街路樹など全体のハーモニーがとても ソフトな
印象で、ときどき、音楽を聴いているような気分になりました。
次回は、ウイーンのクリスマス・マーケットの様子をご紹介したいと思っています。