こんにちは。
三寒四温のこの季節、体調を崩す人が多いようですけど皆さんは如何お過ごしでしょうか。
ブログ更新が遅れてしまい、せっかくいらして下さったかた、申し訳ありませんでした。
そういえば最近、装飾の吊り看板の紹介をすっかりご無沙汰していまして。
2014年に一度、馬をデザインした吊り看板ばかりを拾い集めてアップしたことがありました。
今回は、鹿をデザインした吊り看板ばかりを幾つか集めましたので、街の写真と共にニ回に分け
て見て頂きたいと思います。
↑上の吊り看板は、オーストリアのザルツブルクに掛かっていたものです。
岩山が背後に迫っていましたので、鹿が野山を駆けているように見えました。
↓アルプスの裾野に広がるザルツブルクの街。
ザルツというのは塩、ブルクはお城で「塩のお城」です。
中世から岩塩の産地として栄えてきました。現在も採掘しているそうです。
山の上に見えているのは難攻不落のホーエンザルツブルク城塞。
この街を歩きながら今までに無い、清浄な、とても軽い空気を吸っているような感覚がありました。
この気持ちのいい空気感は何だろう・・。
冷気が流れてくるアルプスの裾野だから、というのではありません。
他のアルプスの街では感じなかった。
ひょっとして岩塩のある土地だから?
塩は昔から邪気を払う力があると信じらています。
お葬式から帰ってきたら身体に塩を振りかけて清めたり、土俵に塩を撒いたり。
迷信とばかりは言えないでしょう。
きっとこれは土地の岩塩が人々の邪気を払ってきた空気に違いない。
わたしは自分の思い付きがすっかり気に入ってしまいました。
↑上の吊り看板はやはりザルツブルクの商店街で撮りました。
↓下はザルツブルクの目抜き通りであるゲトライデ通り。
ご覧のように、ここは吊り看板の宝庫です。
↓下はザルツブルクの教会エリアで。クリスマスのシーズンでした。
18世紀までは独立した教会国家でしたので、さすがにキリスト教会がたくさんありました。
映画「サウンド・オブ・ミュージック」でもザルツブルクの教会が撮影に使われています。
そしてモーツァルト↓が生まれ育った街ということもあって、有名なザルツブルク音楽祭などが
開かれ、音楽活動も盛んな街です。
さて、次の鹿はロンドンです。
ロンドンの吊り看板は絵を描いていたり写真を入れていたりするものが多くて、立体的ではない
ので面白味に欠けるのですけど。でも、その絵や写真が魅力的ですので、やはり見捨ててはおけ
ずつい写真を撮ってしまいます。
↓下は、レストランの吊り看板です。
さすがスコッチウイスキーの国。ウイスキーと書いてあるのが新鮮に思えました。
ヨーロッパの各都市ではワインやビールの吊り看板が圧倒的に多くて、ウィスキーはまず記憶に
ないくらい、見たことがありません。
ロンドンはザルツブルクとは対照的で、邪気どころではないあらゆる欲望が渦巻いている大都会。
そんな強烈な印象を受けます。
成功したくてやって来る人が意外に多いのではないでしょうか、ニューヨークと同じように。
↓下は花のウエストミンスター地区。
ロンドンのシンボル、時計塔のビッグベンは、エリザベス女王が歴代最高の在位60年を迎えたのを
記念して、最近、正式名称がクロック・タワーからエリザベス・タワーに変わりました。
ビッグベンという愛称は、中に入っている鐘の名前です。
日本の小学校の下校時の鐘の音は、このビッグベンの音色なのだそうです。
↓すぐ近くにあるウエストミンスター寺院。
↓真冬だというのに、入場を待つ人々の行列が延々と続いていました。左の入口が入場口です。
ドイツやフランスでテロがあったからでしょうか、ロンドンの観光客が大幅に増えていました。
次回の鹿の吊り看板は、ドイツへ行きます。またお出かけください~