被災地応援≪ターシャの庭≫

2011-03-26 00:30:00 | 日記

   被災地のみなさま、お元気でしょうか。

寒くてご不自由な生活をお察しいたします。

物資も届き始め、仮設住宅などの建設も始まっている一方で、一日に一食しか届かない

被災地もあるという現状に、わたしたちは釈然としないもどかしさを感じています。

日本中が原発事故被害の大きな原因にもなったこれまでの行政の甘さに気付き始めて

います。

これからは、ツイッターやブログや掲示板など、インターネットを通して被災地への行政に

対する意見がたくさん出されるようになり、みなさまへの強力なサポートになることでしょう。

わたしも微力ながら行政のサイトなどに要望を送ってゆきたいと思っています。

今ほんとうにたいへんだとお察ししますが、必ず今の状態を抜ける時がきますのでどうか

頑張ってください。

 

わたしは昨日は、朝から悪寒がしていましたので、温かくして一日中本を読んだりDVD

を観たりして過ごしました。

ターシャ・テューダーの本とDVDを引っ張り出してきました。

そしてまた改めて心を動かされ、この人のことを書いてみたくなりました。

ターシャ・テューダーという女性をご存知でしょうか。

アメリカのバーモント州に30万坪の理想郷(古き良きアメリカの農村)を造り上げ、そして

そこでアメリカ開拓時代のスローライフを一人で営んだ、とてもユニークな女性です。

彼女は人気絵本作家であり、挿絵画家、人形作家、また有名な園芸家でもあります。

ついこの間、2008年に92歳で亡くなったのですけど。

 

        

 

彼女の凄いところは、絵本の印税をつぎ込んで広大な土地を購入し、無から自力で造り

上げたことです。

心の中にあった世界を目に見える現実の世界に再現してしまったのでした。

なんという意思の力なのでしょうか、こんなにか細い人なのに。

 

       

                   

 

43歳のときに離婚し、絵本を描いて生計を立てながら四人の子供たちを育てあげました。

そして50歳半ばにしてようやく土地を手に入れ、開拓時代の世界を造成し始めたのです。

大きな池や森を造り、季節の花々を育て、道を造り、コテージを建てて、その時代の家具

を入れ、自然と調和する生活を創造してゆきました。

アメリカ開拓時代そのままに、食べるものはもちろんのこと、布地まで機織りして、働くこと

を楽しみながら自給自足の生活に徹しています。

いい季節には外で働き、長い冬の季節には暖炉の傍らでX'マスの飾り物や復活祭に飾る

イースターエッグ、着るものやお人形などを作り、そして絵本やポストカードなどを描きました。

ターシャが作るクリスマスツリーは高いてっぺんに本物さながらの黒くて大きなカラスが止ま

っていて、自家製の動物形のクッキーもほかの飾りと一緒に吊り下げられているのです。

見たこともないようなカントリー風の素敵なクリスマスツリーですから、ホワイトハウスが欲し

がり、同じものを作ってあげて飾られたそうです。

DVDで彼女のそんな暮らしぶりを観ていますと、あふれるようなアーリーアメリカへの懐古

が伝わってくるのです。 

彼女は何故、そこまでして、アーリーアメリカの生活をしたかったのでしょうか。

「何故?」という疑問が何度も浮かびます。

だって、彼女が生まれたのは1915年、開拓時代などとは無縁の時代なのですから。

 

       

          

 

もしかしてターシャはその時代に戻りたかったのでしょうか。

わたしは、アメリカに住んでいる友人のことを思い出しました。

以前ブログに書いたことがありますけど、彼女は前世がアメリカ人だったことを確信できる

のだそうで、グリーンカードを取得していて、アメリカに永住するつもりでいるのです。

彼女はよく、わたしはたまたま前世の意識が残っていただけで、みんなは潜在意識の中に

記憶が残っているのよ、と言っていました。

もしターシャがその時代に戻って、生きたかったのだとしたら、きっと過去のそのとき彼女は

愛する人と共にとても幸せな日々を送っていたのでしょうね。

 

         
                  ターシャの描いた絵本

 

 

                    以上の画像はYahoo画像より引用しました。

ターシャ・テューダーの生き方にはいつも、徹することの素晴らしさ、自分を肯定することの大切さ

を教えられます。

被災地のみなさま、どうか病気などなさいませんよう、くれぐれもご自愛ください。

また、長丁場になりそうですので、どうぞ心のケアにもお気を付け下さい。

一日も早い復旧を心からお祈りしています。

 

もう少し興味のあるかたは↓の動画をどうぞ。わたしが持っているのと同じNHKのDVDの

一部です。

    

             http://www.youtube.com/watch?v=9zU-15to8d4

            YouTubeの動画から引用させて頂きました。

 

                                        

 

 

 

 

 

              

               


最新の画像もっと見る