こんにちは!
ウィーンの旅行記も今日で最終回(その6)です。
11月中旬でしたのに、わたしが行った2、3日前に大雪が降ったそうで、到る処に雪が
積み上げられていました。ウィ―ンは予想していたよりも寒かったです。
北緯は北海道の上の樺太と同じくらいです。樺太ほど寒くはありませんけど。
下の写真は有名な観光スポットの一つ、世界遺産にもなっているシェーンブルン宮殿です。
1700年代、女帝マリア・テレジアの代に完成したハプスブルグ家の離宮です。
14歳でフランスのルイ16世に嫁いで、処刑されたお嬢さんのマリー・アントワネットもここで
育ちました。6歳のころの神童モーツァルトがマリー・アントワネットにプロポーズしたという
エピソードもこの宮殿の中だったそうです。
全部で1441部屋あるそうです。豪華なお部屋も見学しましたけど、撮影禁止でした。↓
宮殿のほうから、入り口の門のほうを見て。
下の写真は、王宮庭園の中に立っているモーツァルトの像です。
前の芝生には、有名なお花のト音記号が描かれているはずなのですが、お花が枯れている
上に雪が残っていてよく見えませんので、もう一枚ほかから綺麗な画像をお借りしました。
季節によってお花が変わり、ト音記号も黄色になったりピンクになったりするそうです。↓
(Yahoo!画像より引用)
寒い朝に、街の中で子供たちの賑やかな行列に出会いました。見学にでも行くのでしょうか。
後姿も可愛かったので。
ただひたすらトラム(路面電車)に乗って移動しました。↓
トラムは、一日券を買えばどこへでも何回でも乗り放題。いま手元にその時の切符
(24hours Vienna ticket)がありますけど、5.7ユーロー(現在で627円くらい)。
Vienna(ヴィエンナ)というのはご存知かと思いますが、英語でウィーンのことです。
一風変わった、繁華街の吊り看板です。カジノとか、ムーラン・ルージュという電気文字も。
街をぶらぶらしていますと、グーテンベルクの像がありました。
ルネッサンス三大発明の一つと言われる活版印刷を発明した、ドイツの偉大なる発明王。
何故ウィーンに・・?と、あちこちの旅行ブログでも疑問の声が。結局、この辺りは印刷所が
多かったから、ということのようです。
印刷によって、楽譜が一般の市民にも見れるようになり、音楽が発展したからじゃないの?
というご意見も。なるほど・・楽都にとっても功労者というわけです。
手書きから印刷の時代へ、世界はとてつもない飛躍を遂げたのでした。↓
ビルのバルコニーに、何故かペンギンの飾り物が・・。なぜ? ↓
↓下の写真、誰が何と言おうと、自分では気に入っています。観光スポットよりも、こういう
何げない街角の日常的な風景のほうに、どうしても魅力を感じてしまいます。
↓下の写真は楽友協会です。ウィーンフィルハーモニー管弦楽団の本拠地であり、毎年NHK
でも放映される、ウィーンフィルによるニューイヤーコンサートが行われる処でもあります。
↓ ウィーンの目抜き通り、ケルントナー通り。街にはすでにクリスマスのイルミネーションの
準備ができていました。正面には飾り付けを待っているモミの木が見えます。
吊り看板を撮りたかったのですけど、ご覧のとおり、そんなお洒落な看板はありません。
ウィ―ンは不思議な街で、驚くほど立派でも豪華でもないし、ヨーロッパの中でもやはり
地方都市かな、と思っていたのですけど、帰ってきてから、じわ~っとその癒されるような
良さが解ってきました。旅行のリピーターが多い街というのも頷けます。
また行きたくなる、やはり「ウィーン、我が夢の街」の歌のとおりでした。
歌のほうは1月26日にYouTubeからアップしています。ウィーンの名所もいろいろ映って
いますので、よろしかったらご覧になってください。
ウィーンを終わります。