こんにちは。
ますます寒さが厳しくなってゆきますが、いかがお過ごしでしょうか。
もうすぐクリスマスですね。
去年の今頃、友人にちょっと面白いお菓子風のパンを頂きました。
シュトーレンというドイツ生まれのパンです。
クリスマス前に少しずつ切って食べながらクリスマスには食べ終わる、というパン。
とても甘いのですけど、これが意外に美味しかったので友人にお店を教えてもらい、
今年は自分で買ってきました。
このパンのことを、すでにご存知のかたもいらっしゃるかもしれませんが。
欧米などキリスト教の国では、クリスマス前の3~4週間をアドベントと呼んで
います。
クリスマス・ツリーを飾るのもこの期間ですし、教会前の広場などで日本の縁日に
似たようなクリスマス・マーケットを開くのもこの期間。
そしてドイツでは、このシュトーレンを食べながらクリスマスの日を待つという面白
い習慣があるのだそうです。
↓下の写真がそのシュトーレン。シュトレンとも言うようです。
大きさは、測り忘れたのですけど、縦が20センチくらいでしょうか。
ご覧のように白い粉砂糖をたっぷりまぶしてあるこの形は、幼子イエスが純白の
マントにくるまれた姿を表しているそうです。
味も濃厚ですし、とてもとても甘いので、一度にたくさんは食べる気がしません。
確かに、何日かに分けて頂くように作ってあるパンだと納得。
生地にはドライフルーツやナッツが練り込まれていて、風味が日を追うごとにパン
に移ってゆくため、クリスマスがだんだん待ち遠しくなるとか。
このように、毎日少しずつ頂くというのも案外楽しいもの。
一と月くらいは日持ちがするそうですけど、せいぜい4、5日で無くなってしまいます。
発祥の地はドイツのドレスデンだそうで、ドレスデンでは12月の第一土曜日に巨大
なシュトーレンがパレードをするお祭りも開かれるようです。
アドベントは、宗教的には救世主イエス・キリストの降誕を待ち望む期間。
その期間は宗派によってまちまちのようですけど、大体11月の終わり頃からアドベ
ントに入ったとみなされているようです。
子供にとっては、サンタクロースを待ち望む期間。
大人も子供も一緒に待ちながら過ごすクリスマス・アドベント。
アドベント・カレンダーというのもあります。
↓下は、アドベント・カレンダー。
日めくりを毎日一枚ずつめくりますと、日替わりのイラストなどが現われます。
今日は何かしらとクリスマスまで楽しみにめくってゆきます。
↓下もアドベント・カレンダーですけど、こちらは各日付の引き出しの中にキャンディ
やチョコやクッキーなどを入れるようになっています。
日付毎にそれを頂く。
これには忍耐力が必要になりますね、先に食べたい誘惑との戦い。
↓下も同じくおやつ入りです。これなら手作りできそう。
最後に、ビルごとアドべント・カレンダーに。ドイツのビルだそうです。
街ゆく人も共に楽しめますね!
子供も大人も同じように、クリスマス・アドベントを楽しんでいます。
今がアドベントの真っ最中です。
シュトーレンの写真以外の写真やイラストは、Yahoo画像から引用しました。