こんばんは、そしてメリー・クリスマス!
みなさん、クリスマスはどのようにお過ごしになりましたか。
ウィークデーですから、お仕事のかたも多かったことでしょう。
滑り込みセーフというほど、時刻がすっかり遅れてしまいましたけど、クリスマスの
今夜は、本場のクリスマス・ツリーの写真をアップします。
下の写真は、ヴァチカンのサン・ピエトロ寺院(大聖堂)の前の広場に飾ってあった
クリスマス・ツリーです。
ヴァチカンは、12億の信者を擁するキリスト教カトリックの総本山ですので、さぞか
し立派な・・と思いがちですけど、意外にもシンプル、でした。
↓正面のライト・アップされたドーム屋根の建物が、サン・ピエトロ寺院(大聖堂)です。
すでに1月21日なのに、まだツリーは飾ってありました。今年のことです。
それにしても、この広大にして豪華な総本山にこれだけとは簡素過ぎる。
他のデコレーションンはすでに片付けられていてこのツリーだけが残っていたのか
しら、と後日ネットで調べてみましたところ、やはりクリスマス当日もこのツリーだけ
だったようです。宗教の場ですから、そんなものかもしれませんね。
いえ、これが本格的な、正しいクリスマスのあり方。
↓高さ約25メートルというツリーの下に何か宗教的な意味のある舞台のようなジオ
ラマ(情景模型)が飾られていました。
遠くからでしたので、何の場面なのかは定かではありまん。
イエス・キリストの生誕についての何かの場面なのでしょうけど。残念。
ローマの郊外にあるヴァチカンに到着したのは午後2時ごろ。
横のシスティーナ礼拝堂のほうから入り、あちらこちら見て回った後に正面のサン・
ピエトロ寺院から退出する時には、もうすっかり日が暮れていて。
なので、残念ながら昼間のクリスマス・ツリーの写真は撮れませんでした。
また、サン・ピエトロ寺院(大聖堂)の中にもクリスマスの大きな飾り物のジオラマが
特設されていましたので、中に入ってみましょう。
↓ご存知のように、ここがヴァチカンの中心になる大聖堂です。
縦に横に、とにかく広い。この写真はごく一部です。
正面奥に見えているのは主祭壇。
↓下の写真の右手、十字架のある祭壇に飾られているのはミケランジェロ作の有
名な彫刻作品「ピエタ像」、本物です。ピエタといいますのは、十字架に架けられ
て死刑にされたイエス・キリストを降ろして、聖母マリアが抱いている悲しみの姿。
もらい泣きしそう・・ピエタ像につきましては、いつかまた改めて・・
↓そして、わたしが上の写真を撮っている辺りに、そのクリスマス用の飾りのジオラ
マのステージが特設されていました。
↑イエス・キリストがベツレヘムの馬小屋で生まれた後の情景を模型にしています。
横に長いので、中央と右側と左側の三つに分けて撮りました。
↓下の写真は、中央の幼な子イエスと左に聖母マリア。
照明は時折点滅していて、照明が点くと星空が輝きました。
↑上の場面の左にいる赤いマントの老人とその奥に立っている男は、おそらく
東方三博士のうちの二人。背後にいるのは従者と思われます。
占いで、救世主がお生まれになったことを知り、三博士(三賢者)がはるばる幼な
子イエスを礼拝するために訪れてきたという「東方三博士の礼拝」の聖書の重要
な一場面のようです。
↓下は中心の拡大。
↓下は、舞台の右側部分で、貧しい隣家、貧しい村の描写。。
左のターバンの男は、東方三博士の一人。いろんな画家が「東方三博士の礼拝」を
描いていますが、その内の一人はターバンを巻いていますので。
↓そして下は、舞台左側部分の汚い馬小屋の描写。
結局、ヴァチカンで見たクリスマスの飾り物は、広場のツリーとこのジオラマだけ
でした。
↓横から見たサン・ピエトロ広場のクリスマス・ツリー。
集会用の椅子がぎっしりと並べられていました。
これがクリスマスの原点なのでしょう。
今夜は、とても冷え込んでいます。
暖かくしておやすみくださいね。