こんにちは、みなさんお元気でしょうか
今日はフィギュアースケートのお話をしたくなりました。
安藤美姫さんが一年ぶりに競技大会の銀盤に復帰し、素敵なスケーティングを見せて
くれました。
4月22日、国立代々木競技場で開催された世界フィギュアースケート国別対抗戦2012
のエキシビジョンに、招待選手として出場したのです。
実は彼女は、選手を引退するか続けるかを含めて自分の生き方を考えたいということで、
一年前から休養に入っていました。
そして一年ぶりのエキシビジョン参加。(エキシビジョンというのは競技ではありません。)
彼女が滑った2曲のうち、特に≪I(WHO HAVE NOTHING)≫は安藤美姫さんの持
ち味がみごとに発揮できていて、セクシーなのに媚びた感じが無く、シャープで美しく
力強い演技でした。
プログラムの構成も振付も新鮮です。
何よりも安藤美姫さんご自身が、自分にとって不要と思えるものを削ぎ落として、もう一
度鏡に向かって立った、という印象を受け、彼女の姿に感動しました。
人間って、自分が生きてゆくほんとうのテーマは、実はなかなか解らない、謎のなかに
あるもの。
スケートをやっているからスケートがテーマとも限りませんし。
そのテーマが見えたとき、謎は解けてゆく。
彼女は恋愛もあったし、喪失もあったと何かで読んだことがありました。
一時は、世界歴代でただ一人四回転ができる女子選手ということでマスコミに騒がれす
ぎて、幼さゆえにそれを意識しすぎて無残な敗北を味わったこともあったのですけど。
負傷続きで身体はボロボロらしいという噂を聞いたこともありました。
今の彼女は、さすがと思えるほどに貫録のあるスケーターに成長していて、こんな曲を
スカッと踊りきれるのは、彼女しかいないのではないか、と思います。
4月22日のエキシビジョンでの、その≪I(WHO HAVE NOTHING)≫の演技をYou
Tubeからアップしたのですが、、画面が小さいために演技も小さく見えて、その素晴らし
さがまったく半減しています。
残念で、どうしようか迷ったのですけど、一応アップしてみました。
しかも、愛だのなんだのと前紹介しているアナウンスも、かなり頂けないのですけど・・
安藤美姫・・24歳。もう一度オリンピックに出場してほしい選手です。
そのときは≪I(WHO HAVE NOTHING)≫のような曲目で。