蓮の花

2012-08-25 22:25:29 | 日記

 

  こんにちは

  高校野球も終わり、オリンピックも終わり、暑さだけが残って少し寂しい晩夏です。

  お盆の15日に都下の薬師池公園に、初体験の蓮の花を見にゆきました。

  朝早く起きて、車で公園に着いたのは5時40分ごろ。

  まだすっかり明るくはなっていませんでした。

  でも、すでに20人くらいの人たちが先に到着していて、観賞したり写真を撮ったり。

  午前10時ころになりますと、お花はもう、しぼみ始めるのだそうです。

  お花の最盛期は7月中旬から8月上旬と聞いていたのですけど、忙しくしていて、

  お花見どころではなく。 なんとか、遅咲きのお花に間に合いました。  

  ここの蓮は大賀(おおが)ハスという品種です。大賀博士が発見したという古代ハス。

  蓮の花って、思ったより大きいのにびっくり。

  花径は20センチくらいでしょうか。中には25センチくらいのお花も。もっとかな?

 

  いやあ~、見に行って良かったです。

  他のお花とはかなり雰囲気が違っていて、花芯からプラーナを発散させている感じ。 

  お花の周りだけが、しんと静まりかえって、侵し難い空気が漂っているようでした。

 

           

 

                  

 

             

 

                                      

  

  仏教の菩薩像や如来像などは、よく蓮の花の上に座したり立ったりしている姿が多

  いのですけど、たしかにそれにふさわしく、神秘力を感じます。

  特別の使命があって、この世に咲いていると言われれば、信じてしまいそう。

  蓮の花は、開いて四日目に散るそうです。儚いですね。 

 

             

 

  お花の中心にある黄色い台は、花托(かたく)だそうです。

  花托は雌しべで、その足元を囲むように円状に広がっているのが雄しべ。

  仏教の「蓮のうてな」という言葉は「蓮の台」と書くそうですけど。

  蓮の花の上に立っている仏像は、台のようなこの花托の上に立っていました。

  そんな仏像を見たことがあります。

    

          

 

             

 

  ところでハスって、全部食べられるのですってよ。

  傍で、花よりダンゴを考えていた食な友人の講釈によりますと。

  葉はハス茶。花托の中にできるハスの実は月餅の中に入っていたり、スイーツに

  使います。根はご存知、レンコン。レンコン、大好きです。

  葉の茎は干して保存食に。煮物にすると美味しいそうです。あくまでも友人談。

  ↓ 下の写真。お花が散りますと、黄色い花托が成長して緑色になり、中にどんぐり

  のような形の白い蓮の実がたくさんできます。今は頭だけのぞかせて。

  一見、花托は固そうですけど、ぜんぜん固くないのですって。

 

            

 

              

 

  ↑ 枯れてきますと次第に固く、茶色に。蜂の巣みたいに。

  穴のあいた花托には、日本の着物の綺麗な古布を詰めて、手芸品になります。

  飾ってあるのを見たことがありますけど、可愛らしかったです。

 

             

 

  最盛期を過ぎていましたので、お花より緑色になった花托のほうが多い。

  友人は欲しそうにしていました。もちろん蓮の実を、ですよ。 

 

 

       

 

  蓮の花はお花屋さんには置いていませんし、朝、蓮池にまで出かけて見るしかあり

  ませんので、見たことの無い大人って結構多いようです。

  ついに見たぞ、蓮の花。

 

  帰るころには、薬師池公園はすっかり明るい夏の朝になっていました。

 

 

                              

  

 

  

  

 

 

 

    

 

 

  

 

 


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