ウィーン歩き・その8(装飾吊り看板など)

2015-07-26 22:25:28 | 旅行 ・ 装飾吊り看板

 

 

  こんにちは

  昨日は所用で横浜まで行きました。無風の猛暑。

  植え込みを見ていますと、小さな葉一つそよぎません。植物の完全静止。

  どんなに無風の状態でも必ずどこかの枝葉がかすかに揺れて、人間が感じれない微風が吹いている

  のが分かるのに。少しの間ですけど、静止はパーフェクトでした。

  偶然にも、初めて見た完全静止。一人感激です。

 

  さて、この「ウィーン歩き」もウィーンの中心街まで来ましたので、その界隈で撮った装飾吊り看板も

  ついでにアップしたいと思います。

  実は、装飾吊り看板の公開が、このブログを始めたそもそもの動機なのです。

  ただ、ウィーンには(わたしが歩いた限りでは)ドイツなどで見かけるような華やかな装飾吊り看板は

  少なくて、ほとんどが日本と同じようにお店の表示だけが目的の実用的な吊り看板ばかりでした。

  ウィーンのような、装飾性を大切にする街にしては意外なことでした。

 

  ↓装飾吊り看板といいますのは、下の写真のように店頭やホテルなどに掛かっていて、装飾の役割も兼

  ねているような吊り看板のことです。

                              

  ↑上の写真は、ウィーンの目抜き通りであるケルントナー通りから少し入った通りで見かけました。

  洋品店の吊り看板です。赤白のオーストリアの国旗が出ている白い綺麗な建物は大蔵省。

  クリスマスのシーズンにはあちこちの都市で、装飾吊り看板にイルミネーションの電気コードを絡ませて

  いるお店をよく見かけました。

  ↓上の看板も、拡大しましたけどコードが絡んで、いい状態ではないのが残念です。           

             

 

  ↓下の写真は、上の洋品店の何軒か手前で撮りました。 

  このように、鳥の首があって、口ばしが何かをぶら下げる形は装飾吊り看板のよくある定番です。

  ここのお店は、小さいけれど人気のあるレストラン「ツム・クックーク」。            

             

  

  ↓ところで、ケルントナー通りの裏通りを歩いていますと、ここにモーツァルトが最後に住んでいた住居

  があったことを表示した銘板(左側)がありました。 

  現在はケルントナー通りに面したシュテッフルという名前のデパートになっていて、ここはその裏口です。

             

  ↓銘板の拡大です。中央にMozartと彫ってあり、その下に1791年12月5日に亡くなったことが。

  最後になった住居「クライネス・カイザーハウス」は1849年に取り壊されたそうですけど、モーツァルト

  はそこで、オペラ「魔笛」やピアノ協奏曲第27番、クラリネット協奏曲などを書いています。

                    

  死後は、近くにあるシュテファン寺院に運ばれ、寺院の一隅で葬儀が行われました。

 

  ↓下は、ウィーン最古のカフェと言われる「カフェ・モーツァルト」の看板。モーツァルトのシルエット。

  映画「第三の男」にも登場したことで有名なカフェですけど、残念ながら映画のほうは観ていなくて。

  「オペラ座近く」と書いてあるように、ウィーン国立歌劇場は目と鼻の先です。

              

 

  ↓下は、ウィーン国立歌劇場の左側後方になるアルベルティ―ナ広場です。

   緑色の屋根が国立歌劇場で、その隣りがホテル・ザッハー。

  この階段は、世界最大のグラフィック・アートを所蔵する「アルベルティーナ」(美術館)へ上がります。

             

 

  ↓上の写真から手前の方角に少し行きますと、レンガ色のカプツィ―ナ教会(皇帝納骨所)がありました。

  「その6」の「シュテファン寺院」でお話しした、ハプスブルク家一族の心臓を壺に入れて安置してあると

  いう教会。心臓以外の内臓は、シュテファン寺院の地下室のほうに安置してあるそうです。

             

  上のカプツィ―ナ教会の前を通って手前の方角に3、4分も歩きますとシュテファン寺院の前に出ます。

  ここは、目抜き通りのケルントナー通りとほぼ並行している裏通りです。

 

  シュテファン寺院の前を通り過ぎてさらに5分ほど行った所に、15世紀創業のウィーン最古のレストラ

  ンとして知られている「グリーヒェンバイスル」というお店がありました。

  ↓ここでようやく、歩き回った甲斐のある装飾吊り看板に出会えました。

  ハプスブルク家の紋章、双頭の鷲のデザイン。個性的で面白い吊り看板だと思います。

             

  ↑このお店のマーク・トゥエインの間は、壁がモーツァルトやベートーヴェン、シューベルトなどなど、訪

  れた著名人のサインでぎっしりと埋め尽くされているそうで、その名前を見るとお店の歴史に圧倒さ

  れるそうです。

  

  ↓下は、そのお店の外観。

              

 

  ↓このお店の近くにも装飾吊り看板がありました。スペイン料理のレストランのようです。

               

                

  ↓別の日に、少し離れた所で下の吊り看板を見つけました。ビールを飲んでいる騎士。

  厳密には吊っていなさそう?ですけど、これも装飾吊り看板の範疇に入れています。

              

 

  ウィーンにも、丁寧に探せばもっと装飾吊り看板があるのかもしれません。

  でも、こればかりは旅行ガイドブックにも載っていませんので、出会いは運まかせです。

  「ウィーン歩き・その1」で、ウィーンらしいエレガントな装飾吊り看板を載せましたが、ご覧になっていな

  いかたもいらっしゃると思いますので、もう一度下にアップしました。↓

 

            

 

                 

 

 

                                   

            

 

 

  

  

  

 


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