マリとダックスの寺務所日誌 

今の社会の問題から映画ドラマのはなしまで、いろいろな話題について、はなします。

葬儀時の宗派トラブルについて

2013年06月01日 19時15分28秒 | ひとり事
葬儀の時に、業者に僧侶を依頼して、宗派の違う僧侶がきたというトラブルが、各地で相次いでいるそうですね。福岡市では遺族が損害賠償を求める訴訟を起したそうですが・・・

これは良い事です。こういうトラブルが増えると、業者に僧侶を派遣してもらう人が、だんだん少なくなるでしょう。

そもそも業者が「僧侶を手配する」ということから、大きな間違いです。

お寺への連絡は、喪主さんの役目です。葬儀会社とお寺は違います。

最近スーパーやデパートでも、葬儀部門ができて、ホームページで寺院を紹介します・・・なんて書いてあるけど、あれは、葬儀会社も僧侶も、バックマージン欲しさの丸なげの、さらに丸なげの外部発注です。それもちゃんと確認しないで、発注しているようですね。

宗派の間違いなんて、あたりまえでしょう。

遺族が「故人を弔い、遺族の心を癒すという利益が侵害された」と主張しているそうですが、なぜ自分の宗派の寺院を、自分で探さなかったのでしょうか。故人をちゃんと弔う気持ちがあればできるはずです。

業者もきちんと選んだのでしょうか、担当者が1級葬祭ディレクターの資格を取得していることを、確認したのでしょうか。

最近、土曜日・日曜日の来客が増えました。ご家族で「お寺を探しています」と言って、本堂や納骨堂の設備、法要等の話を訊きに来る方が、増えています。インターネットを印刷して、お寺をまわっている家族もいました。

インターネットで、地域と宗派を入力すれば、わかるはずです。

葬儀は、お買い物とは違います。大安売りにとびついてはいけません。

葬儀会社も寺院も、きちんと自分で選ばないといけません。

安売りには、気をつけるでしょう。賞味期限とか、傷ありとか、安いのには理由があるのでしょう。
売れないより売れたほうが良い理由が、必ずあるはずですよね。

イオンも葬儀部門があるようですが、無料相談所という下請け会社は、尼僧を僧侶と認めていないそうです。それなのに格好だけに、業者や寺院を下見しているのは・・・・なんと女性だそうです。スタッフも女性だそうです、矛盾していませんか?

同じ女性を、差別視しているような女たちに、葬儀の際の細やかな心遣いや気配りは、絶対に期待できないでしょう。(怒)

イオンは女性の見方だと思っていたのに残念です。

全国の尼僧諸君「イオンで買い物をするな!」と大声で叫びたい気分です。

スーパーやデパートも、葬儀部門をつくるなら、ちゃんと管理してほしいです。下請け会社に任せるのなら、無責任な言動や行為で、遺族を悲しませてほしくありません。

尼僧が電話番や留守番をして、葬儀の際も気をつかい、守っているお寺は、差別視されてしまうのでしょうか。

家族を亡くしたときに、イヤな思いをしたくなければ、自分で調べて、確認しなくてはいけないってことですね。

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