M's diary

よかったを探そう

お久しぶりです

2007年05月08日 21時23分46秒 | Weblog
 今年のGWは、前半は仕事。後半は子供のおつきあいで都心まで出かけた。

 工房主さんが書いておられたアートアワードトーキョーを見たが、これは、東京芸大、多摩美、武蔵美、東京造形大、京都市芸大など、東京と京都の有名芸大、美大の卒業制作展の中から優秀な作品を選んで展示したもので、さすがに力作がそろっていた。

 学生の頃、授業で、翻訳物の芸術論の本を読んだことがあるが、そこに、「すべての仕事は遊びでなくてはならない」ということが繰り返し書かれていた。
 今回、この芸大生たちの作品を見ながら、たしかに「遊び」の精神が生きていることを感じた。
 何者にも束縛されず、自由な心で遊ぶところから、新しい表現が生まれてくるのだと思うが、実際は、常識や、プライドや、受けを狙った計算や、いろんなものが絡みついていて、なかなか自由に遊ぶところまでいかないものだ。
 特に、社会人になってしまうと、作品がお金になることを意識しなくてはならなくなる。
 純粋に遊び心で作品を作れるのは、学生のうちだけなのかな。

 しかし一方で、奇抜で遊び心のあるものが、必ずしも人の心を打つとは限らない。
 人を感動させたり、癒したりするものは、作品の奥にある、作者の感性と、人生経験から生まれるのかな……などとしばし考えました。

 それにしても、高尾から都心まではやはり遠い。
 毎日、犬君たちの散歩でかなり歩いているはずなのに、足の裏が痛くなり、へとへと状態で帰ってきたのが情けなかった。
        

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