M's diary

よかったを探そう

10月も過ぎていきます

2007年10月30日 09時42分20秒 | Weblog
9月の終わり頃、実は私は悲壮な覚悟をしていた。

10月には、地域の市民運動会を皮切りに、ほぼ毎週の土日に自治会関係の行事と会議が予定されていた。
(苦労話は書きたくないけど)私は庶務担当なので、事前に何種類もの書類を作らなければならず、あたふた。
さらに学校関係の話し合いやら、なんやらがつづき、その上、10月末締め切りの仕事も入っていたので、おそらく、10月の終わり頃には、体力も精神力も使い果たして死んだようになっているのではないかと思っていたのである。

一日一日が飛ぶようにして去っていき、そして先週の土曜日、最後の大イベントである近隣町会との懇親会が終わった(うちの自治会が幹事町会だったので、てんてこまいでした)。
まだ、懇親会の議事録を書く仕事が残っているのだが、それでも、これで一仕事終えた……とホッとしている。

見えないところで、前任の役員さんがいろいろ教えてくださったり、手配をしてくださったりして、たくさん助けていただいた。
また、責任感の強い同期の役員さんたちのおかげで、滞りなく準備が進み、当日も切り抜けていくことができたのである。

振り返ってみると、あっという間の1ヶ月だった。
今のところ、死ぬほど疲れてはいないのだが、忘れた頃にぼちぼちと疲れが出て来る今日この頃、気をつけて次の仕事にとりかかることにしよう。
        

大失敗の巻

2007年10月24日 12時58分32秒 | Weblog
昨日、いつものように朝の散歩をしていたら、団地のはずれで見知らぬおばあちゃんに呼び止められた。

もう80歳前後だろうか。
あわてた様子で、私に、
「タクシーは来ませんかね?」
と尋ねられた。
「私、勤めていてね、昨日、私用で休んでしまって、上司に怒られたの。
だから、今日は早く行かないといけないんだけど、荷物が多くて、歩いていたら間に合わないのよ」
え、この方がお勤め??
でも、お元気そうなおばあちゃんだし、きちんとした格好をしておられるので、何かお仕事をされているのかも、と思った。
確かに、両手にたくさんの荷物を持っておられる。

「タクシー通りませんかね?」
と言われるが、なかなか通らない。
おばあちゃんはかなり急いでおられる様子。
「あのね、福祉センターまで行くの。
そこで勉強しているのよ。
誰か連れて行ってくれないかしら…」。
福祉センターで仕事の勉強をしているのか……と考えた(そこで気づけよ!)。

それにしても、あまりにも荷物が多い。
スーパーの袋に食パンなどが入っている。
これを仕事に持って行くの??(おかしいと思えよ!)
不審に思い、
「団地の方ですか?」
と尋ねると、
「そうです。Aと言います」
と答えられた。

そこへ、団地の奥さんが通りかかり、
「タクシー呼んであげましょうか?」
と言われたが、その方は携帯を持っておられなかった。
私は携帯を持っていたが、タクシー会社の電話番号がわからない。
そこで、近くで洗濯物を干しておられた方に頼んで、電話帳を見ていただき、タクシーを呼んであげた。
おばあちゃんは、感激して、
「ああ、もったいない。
こんなに親切にしていただいて……」
と涙をこぼしながら、タクシーに乗り込み、行ってしまった。

その様子を見ていた方が、
「Mさん、いいことしたわね~」
と褒めてくださり、私も、良いことをしたのだと思って家に帰った。
しかし、仕事に行くと言ったり、福祉センターに行くと言ったり、考えてみるとおかしいよな……。

やや不審に思いながら、今朝、近所の人にその話をしたら、
「バカだね。
それは認知症だよ。
そんな年で仕事に行くはずないじゃない!
下手に関わると、事件に巻き込まれるよ。
家族に知らせてあげればよかったんだよ」
とお叱りを受けた。

え~。
そうなの??
しっかりとした口調で話されるので、認知症などとは考えもしなかった。

とりあえず、おばあちゃんに出会った場所の付近の方に尋ねてみたら……、やはり重度の認知症だそう。
「若い頃からバリバリ働いて来た方だから、昔のことを思い出して、仕事に行くと言ったんじゃないの?」
と言われた。

昼間は、ご家族はみなお仕事に行かれ、夕方までひとりで過ごされているとのこと。
福祉センターに通っているのは確かだが、ちゃんと送迎車が来るので、タクシーで行くことはないらしい。
以前も、人に頼んでタクシーに乗せてもらい、とんでもない場所まで行ってしまったのだと聞いて、ヒヤッとした。

そのおばあちゃんの家を教えていただき、見ると、ちょうど福祉センターの送迎車が止まっていた。
職員の方に、昨日のことを話したら、
「ああ、昨日、タクシーで見えましたけど、曜日が違ったので、そのままタクシーでお帰りになりました。
どうもお世話になりましたね~」
と明るく言ってくださったので、ホッとした。

今、ご近所でも認知症の方が増えている。
あわてて対応せず、よく考えて、冷静に判断しないといけない。
(そして、いつか自分も……と思うと、ちょっぴり気が重くなるけど)。
まあ、いい勉強になりましたです。
        

魅惑のクレパス画

2007年10月23日 10時49分37秒 | Weblog
先週、夜に陵南公園のそばを通ったら、またムササビの声がした。
今回は「キーッ」というように聞こえた。
水鳥が鳴くような、甲高い声で、辺り一帯に響いていた。
考えてみると、あの声は、今までにもよく聞いていた気がする。
ずっと鳥の声だと思っていた。


土曜日、裏高尾の「ふじだな」というコーヒーショップで、クレパス画展を見た。

今まで、クレパスといえば、幼稚園児や小学校の低学年児童の使う画材というイメージがあったのだが、その展覧会の絵を見て、まさに目からうろこの経験をさせていただいた。

紙のキャンバスに伸び伸びと描かれた風景画は、色彩が鮮やかで、とても魅力的。
色を塗った上から引っかいた線は、ちょっと版画のような印象を与える。
なんともおしゃれな絵だった。

幸運にも、ご本人が店内におられ、絵についてお話を伺うことができた。
おまけに、ニューヨーク帰りの絵本作家もおられて、絵本を見せていただいた。
なんだか絵描きのたまり場になっているようだ。

古郡政浩「高尾あちこち展」は10月いっぱいまで(木・金は定休日)。
興味のある方は、ぜひとも足をお運びください。
        

早くも花粉症か??

2007年10月17日 10時52分20秒 | Weblog
昨夜の雨で、庭のキンモクセイの花が散って、地面がオレンジ色に染まっています。

風邪なのか花粉症なのか、クシャミと鼻水が止まらない。
鼻の下は赤くなって痛いし、クシャミのしすぎなのか、喉も腫れてきた。
近所のご主人も最近花粉症で体調が悪いと言われていたし、同じ団地の友人は9月頃から鼻の中がカサカサして、耳鼻科に通っているという。
何が飛んでいるのかわからないけど、つらい。

この前、アゲハの幼虫のことを書いたが、ちょっと間違っていた。
石垣の下に生えているのは犬山椒(イヌザンショウ)ではなく、烏山椒(カラスザンショウ)だった。
犬山椒は葉が小さく、山椒に似ているらしい。
これに対して烏山椒は、1枚の葉が長さ10cm前後もあるから、まったく違う。

烏山椒の木には、相変わらず、幼虫がたくさんついているが、かなり冷え込んできたので、この先どうなるのか心配である。
虫かごのサナギはまだ羽化しないが、冬越しをするつもりなのだろうか……。

気温が下がってきたので、亀さんたちもエサを食べなくなった。
このまま冬に突入するのかな。
        

やばい!

2007年10月11日 14時03分24秒 | Weblog
キンモクセイが満開。いい香りがただよってきます。

最近、ますます冷え込んできて、周囲には風邪をひいている人が多い。
昨日は、あまりの寒さに、家の中でフリースの上着を着ていた(ここは山だから?)。
配達に来てくれた生協のお姉さんが、私を見て、
「あったかそうですね~。……」
と、ちょっと困惑気味に言った。
彼女は半袖のポロシャツで元気に動いている。
なんとなく恥ずかしい。

さて、食欲の秋になったと思ったら、周りからいろんなものをいただくようになった。
ご近所の奥さんが、クッキーの詰め合わせをくださる。
田舎から果物やらお菓子やらが届く。
お隣からは、手作りの栗の渋皮煮をいただいた。
お客様がお土産を持ってきてくださる。
(こういうことは滅多にないが、続く時は続くのである)。

さらに、子供に頼まれてアップルパイを焼き、
雨が続いて犬の散歩に行けない……。
すると、どういうことになるか。

いつもはいているGパンがきつい。
体重計に乗ると、2kg以上増えている。
運動会で走り回ったくらいでは痩せない。

まじめに散歩しないと、この先、大変なことになりそうです。
        

運動会

2007年10月08日 20時54分13秒 | Weblog
昨日、初めて町会対抗の市民運動会に出た。
毎年日曜日にあるので、礼拝に行っている我々には縁遠いものだったが、今年は自治会役員だから、出なければならない。
ううう。
実は、子供の頃から、運動会は一番嫌いな行事だったのである。
(小学校の時、仮病を使って保健室で寝ていたこともあったのだ)。

前日の準備から参加し、当日も朝7時集合。
晴れたのはいいけれど、炎天下で一日過ごすのは、体力のない私には過酷な試練である。
しかし、この際仕方がない。
覚悟を決めて、ドリンク剤持参で臨んだ。

歴史のある地域なので、地元の方が多く、ものすごく気合いが入っている。
当日になっても、運動場の隅で「ムカデ競争」の練習をしている町会がいくつもあり、そのすさまじい気迫に圧倒された。

私は各種目の出場者に参加賞引き換え券を配る係。
それだけでも走り回り、ふーふー言っていたのに、プログラムが進むにつれ、出場予定者が来ていないとか、人数が足りないとかいう話になり、「Mさん、あれも出てよ」「次のも出て」と、綱引きに風船割り、大縄跳びにまで駆り出された。
予想外の展開に頭の中が真っ白。

大縄跳びは中学校の体育祭でも見たことがあるが、やってみると、想像以上にきつい。
縄を回す人も重労働だが、跳ぶのも大変。
それなのに、人数が足りないからと、高齢の方まで引っ張り出して……その後、大丈夫だったのだろうか??

役員だという緊張感で、なんとか夜の打ち上げの片づけまでこなしたものの、布団に入っても疲れすぎて睡眠が浅く、今朝も7時に起きて、頭がずきずき、クラクラ。
きっと、日が経つにつれ、疲れがじわじわと出てくるのだ。
今日だけは休もうと思いつつも、打ち上げのゴミの後始末だとか、倉庫の片付けだとか、いろんなことが気になり、結局午前中は動き回った。

でも、ひとりでやっているのではなく、他の役員さんたちと協力して同じ苦労を味わったと思えるのは幸せなことなのかも。
まあ、楽しかったんじゃないでしょうか……。
        

またまた未知との遭遇!

2007年10月06日 20時58分13秒 | Weblog
一昨日の夜、多摩御陵のそばを散歩していたら、交番の裏の杉林のところで、鳥だか動物だかの鳴き声がした。
「ギュルルルル」とでもいうような声。
結構近い距離である。

立ち止まってじっと見たが、暗くてよく見えない。
工房主さんが、
「あの木の幹にコブみたいなモノがある」
と言うので見上げると、確かに、暗闇の中にも、何やら茶色い塊が幹にくっついているように見える。あれが鳴いているのだろうか……。

と、そのとき。
向こうの木から、四角い灰色の物体が下に向かって飛んで行ったではないか。
なんじゃありゃ?
雑巾のような、枕のような……。
ひょっとして? ムササビ??

次の瞬間。
さっきの茶色いコブから、顔が出て、ふさふさした尻尾を揺らしながら、すばやく幹をよじ登っていった。


そういえば、昨年、男の子とお母さんが、懐中電灯で御陵前のケヤキ並木の梢を照らしている姿を何度か見かけた。
何か生き物がいるんだろうとは思っていたが……。

帰って調べてみたら、鳴き声といい、飛び方といい、やはりムササビのようだ。
高尾にはムササビもモモンガもいると聞いてはいたが、今までお目にかかったことはなかった。
散歩の楽しみがまた増えました。

(……いや、待てよ。一度だけ見たことがある。
昨年の冬だったか、高尾霊園の桜の木に、大きな尻尾をした動物がいた。
闇夜にまぎれて、複数の生き物が音もなくうごめいている様は、見ていてとても不気味だった)。
        

新たなる楽しみ発見!

2007年10月05日 20時49分33秒 | Weblog
うちの庭は木が多くて日当たりが悪く、花を植える場所があまりない。
それで、玄関下の駐車スペースの端に、プランターと鉢を少しばかり置いている。

その向こうは、お隣の石垣で、その下にわずかな隙間(コンクリートのひび割れ)があるのだけれど、今年の夏は、その隙間から、いろんな植物が生えてきた。
ちょうどその上に電線があるので、たぶん鳥が種を落としていくのだと思う。

キク科と思われる、立派な黄色い花が二種類。
桐のような葉の植物。
それから犬山椒が2本。
名前のわからない、サルビアのような花も。
こちら側から見ると、プランターの花と一緒になって、ちょっとしたお花畑のように見えた。
「まあ、Mさんたら、あんなところにまで花を植えて……」と、近所の方々はあきれていたかも。

さて、その中で、犬山椒の一方は、1mを越す大きさになり、気がつくと、アゲハの幼虫がたくさんついている。
普通のアゲハと、クロアゲハ(いや、カラスアゲハか?)、少なくとも2種類の幼虫がいて、その数が日増しに増えていくのである。

どうやら、お隣のご主人も犬山椒を切る気配がないので、これ幸いと毎日観察していたが、サナギになる前に、みんなどこかへ行ってしまう。
せっかくこんなにいるのだから、蝶になるところを見たいじゃないか。

それで、古い虫かごを出してきて、サナギになる寸前の大きな幼虫を葉ごと入れておいた。

1匹はすぐにサナギになり、しばらくして、2匹目もサナギになった。
3匹目は、虫かごの天井にくっついて、サナギになるポーズをとっているのだが、なかなか脱皮しない。

途中でダメになったのでは……と心配していたが、今日見たら、ちょうど半分くらい脱皮して、まさにサナギになろうとしているところだった。
幼虫が一生懸命に脱皮している様子は、すごく健気でかわいい。
思わず「がんばれ!」と声をかけたくなる。
さて、どんな蝶になるのやら。
楽しみです。
        

夏の思い出 ゴキブリ退治

2007年10月01日 21時47分03秒 | Weblog
急に寒くなり、秋を通り越して冬になった気分。
日曜日、教会に行ったら、毛糸のセーターを着た人がいました。

友人から便りが来て、「家でバルサン焚いたら、小さいゴキブリが7匹も出てきたの。後片付けが大変よ~」と書いてあった。
彼女は数年前に新築で入ったから、ゴキブリも少ないんだな……。
うちではバルサンは焚かないが、もし焚いたら、何十匹も出てくるのに違いない。


この夏、家族の一人がカビの研究をした。
ベッドの下にいろんな食べ物を置き、どんなカビが生えるか観察するというのだ。
もちろん、フタはしてあったのだが……。

ある晩、2階がバタバタと騒がしいので行ってみると、カビの研究室で、黒々としたゴキブリが6匹も走り回っている。
「なんで、なんで!」と家族が叫ぶが、一目瞭然。
ベッドの下の食べ物がお目当てなのである。

ゴキブリホイホイを壁際に並べて追い込み、めでたく全員捕まえたが、おぞましい光景だった。

うちは築36年の中古住宅で、台所の流し台も古いのをそのまま使っている。
だから、流しの下や裏側にゴキブリの巣ができているらしく、夜になるとあっちこっちにチョロチョロと出てくる。

私は殺虫剤は嫌いなので、真夜中でなければ、掃除機で吸ってしまう。
あるいは、スプレー式の洗剤(石鹸でもシャンプーでもOK)をかければイチコロである。

その他、10cmくらいあるでっかい蜘蛛もよく出るが、蜘蛛は殺すとかわいそうなので、ヨーグルトの空き容器をかぶせて、下から紙を差し込み、フタをして外に逃がすことにしている。
(子供の頃、この大蜘蛛を素手で捕まえたことがある。でも2度目にそれをやったら、噛みつかれたので、それ以来怖くなってやめた)。
この方法で、いろんな虫が獲れる。
ムカデもカマドウマも、捕まえた。

この夏発見したのだが、台所用の除菌アルコール・スプレーをかけると、ゴキブリもハエも、酔っ払うのかヨレヨレしてしまう。
そこを狙って捕まえると簡単。

こうやって、日夜闘いはつづくのです。