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Practice Makes Progress

~ナースえいや三十にして立つ~
アメリカでCNA→ICU RN→NP

当ブログをご覧になられている方へ

更新日:2022年01月19日

Practice Makes Progress ~ナースえいや 三十にして立つ~」へようこそ(^^)
現在のコンテンツはナースプラクティショナー(NP)としての勤務やアメリカ日常生活・子育てに関する事などが中心となっています。
・ えいやの自己紹介はこちらへどうぞ。
・ アメリカ看護留学、アメリカでRNになりたい方(アメリカ市民・永住者を除く)は初めにこちらをご参照ください。
・ FNPプログラム、ナーシング・プログラム、看護師(RN)、看護助手(CNA)として働いていた時の様子に関しては右サイドバーにある各カテゴリーよりご覧ください。
・ アメリカの移民ビザ&グリーンカード情報をご覧になりたい方は初めにこちらをご覧ください。
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リハビリ病棟

2010-04-02 07:17:39 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
うちの施設には3つの病棟?ユニット?があるんですけど
えいやがメインで配属されているのはLTCのユニットになります。
患者さんの入院・入居理由は様々ですが
あまり回復の見込めない長期的ケアが必要な人々です。
交通事故や脳梗塞などにより身体的麻痺、脳障害の残る人、
認知症などにより社会的生活が困難である人、
老齢による身体的能力の低下で自立生活が困難である人、などなど。

もう1つのユニットもLTCなので同じような感じ。

残りの1つはリハビリ病棟で、比較的自立した患者さんが多いです。
とは言っても、転倒などが原因で足腰の外科手術をした人達が多く
トイレまで車椅子で移動させて介助しながらの排泄になったり
全くベッドから起き上がれない人には
何から何までお世話しなくちゃなりません。
身体的不自由はありますが、メンタル的な部分は健常な人ばかりです。

先日、初めてリハビリ病棟の担当になったんですけど
すっご~くメチャクチャヘトヘトになる位大変でしたっっっ
何が大変って、コールライトで呼ばれる回数が圧倒的に多い
リハビリで入院する患者さんって、つい最近まで普通に生活していて
何かしらの事故などで施設に入院してきた人が多いから
おむつに排泄したりする事に抵抗があったり、要求が多かったり、
自分で身の回りの世話を出来ない事にイライラしている人が多いんです

あれしてちょうだい、これ持ってきて、それ動かして、
何でこれはこうなのこんな場所もう耐えられないなどなど

こちらとしては出来る限り要求に答えてあげたいけど
体は1つしかないし、他にも患者さんはいるし、
肉体的、時間的に出来ない事もあります
他にも法律で制限のある行為もあれば
(入院直後、薬剤師の許可無しに投薬する等)
CNAの職務では許されていない行為もあるんです(爪切り等)
また、まだまだ仕事に慣れないえいやの不備な点もあって
非難されるは、罵声は浴びせられるは、心身ともに駆けずり回ってました
(Don't take it personalなので精神的ダメージは受けてません

リハビリ病棟の患者さんは、総合病院から転院してくるケースが多いので
総合病院で働くRNやCNAはさぞかし大変だろうな~と実感した1日でした


人気ブログランキングへ←慣れるまでリハビリ病棟は遠慮したい

日本人の患者さん

2010-03-31 10:50:28 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
たまたま通りがかった部屋で
キャサリン・ハミルトン(仮名)という名前の患者さんが
支えもなく立っていたので

 「大丈夫ですか~?何かお手伝い出来る事はありますか~?」

と声をかけてみた。それからちょっとした世間話をしたところ

 何とキャサリンが日本人である事が判明

アメリカ人のご主人と結婚して23歳で渡米し在米歴は60年。
日本語で少し話してみたけど
結構たどたどしくて英語アクセントのある日本語
それから英語のほうがスラスラ出てきて話しやすそうな感じでした
在米歴60年ともなると日本語が不自由になりますよね~

日常生活で日本人と出会う事がないので
仕事場でも日本語を使う機会など全く予想していませんでした
キャサリンのようにアメリカ人に帰化して
名前を変更していると判別が付きにくいですが
勤務開始2日で日本人の方に出会った事を考えると
意外と(元)日本人の方は結構いるのかもしれませんね。


人気ブログランキングへ←もっと話す時間が欲しかった

アサインミスの原因

2010-03-30 01:47:17 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
例の音声認識システムで「今日の受け持ちは11人です」
「アサインされている部屋は○○○号室です」と確認した後に
隣のセクション担当のCNA、アンナ(仮名)が

 あなた11人アサインされてるけど、私は14人だから1人担当してね

とコンピューターを操作してシステム上のデータ変更をしていた
受け持ちが1人増えるのは全く問題ないんですけど

 先週のアサインミス事件の原因はこれかーーーーっっっ

と納得。やっぱり自分のミスではなかった模様
うちの施設ではシフト前にチャージナースが各CNAに患者さんを割り当てます。
シフト開始時に音声認識システムで確認するのは
チャージナースがシステムに入力した内容。
でも、そのシステムには他のRNやLPNもアクセス出来る様で
CNAであるアンナは誰かのアカウントを使ってデータ変更したんだと思います
彼女はベテランCNAで、割かし責任のある仕事も任されているので
彼女がシステム変更する事に異論はないんだけど
変更する際には必ず一言声をかけてもらわないと困りますよ~~~


人気ブログランキングへ←何の為の音声認識システムなのやら

1週目を終えて

2010-03-24 01:36:54 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
ひとり立ち初日は散々な結果でしたが
2日目、3日目は割と自立してケアを行う事が出来ました。
必ずしも同じ患者さんを割り当てられる訳ではないので
周りのCNAに質問&ヘルプを求めたり、手探り状態でケアを行っていたり、
LPNから叱咤&指導されたりと、1人前になるまで時間はかかりそうですが
「何とかやっていけそうだな
と少し自信が持てるようになりました

3日目は少々ハプニングもありました
受け持ちの患者が誰なのかは例の音声認識システムで確認します。
この日は受け持ちが12人。ミスがあるといけないので3回も確認したんです
それなのにも関わらず、ディナーが終わった頃にLPNから
「君、217号室のBベッドもアサインされてるよ」と...

 え~音声システムではアサインされてないから
 ケアを全く行ってないんですけど

念のためにコンピューター上で確認して貰ったところ
(えいやはこのコンピューターへのアクセス権がない)
確かに217Bにアサインされていたんですけど、そうすると受け持ちは13人。
シフトの最初に3回も12人なのを確認したのにどうなっている事やら...
(患者さんには悪いことしちゃいました

他のアクシデントは、完全寝たきり状態の患者さんのベッドシーツ一式を
全部交換し、数時間後に部屋へ立ち寄った時のこと。

 Gチューブ(胃瘻)が外れて液体が漏れてるぅぅぅ~~~

ガウン、ベッドシーツ一式、再度交換です
ま、こんな日もありますわな


人気ブログランキングへ←気にかけてくれるCNA&LPNに感謝

ひとり立ち

2010-03-22 03:41:00 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
トレーニングは3週間前に終わって、ひとり立ちは先週からでした。
先々週は完全なオフ
シフトカバー要請の電話はガンガンかかってきたけど
本格的に働き始めてからしかカバーはしないと決めていたので断ってたんです

ひとり立ちの初日は、何もかも上手く出来なくて自信喪失
トレーニングで受け持った事のない患者さんを割り当てられたので
患者さんのニーズが全く分からずに右往左往
体の大きい患者さんを上手く横向きにさせられなかったり
1人では車椅子に移動させられそうにない患者さんを
同じフロアのCNAやLPNに(嫌々)ヘルプして貰いながらケアをしてました
それでもスローペースだったらしく、勤務終了時間の15分前にあるLPNから
「みんな終わってるのにあなたはまだなの」とのお言葉が...

帰宅後に思い出した、やり忘れた業務なんかもいくつかあって
「辞めたいかも...」
「CNAは自分に合っているのだろうか...」
「このまま医療系に進んでも良いのかな...」などなど
かな~り落ち込んで眠れない夜を過ごしました

考えてみると、1人でケアをするというのはこの日が初めてなんですよね
CNAコースの実習ではペアを組んでいたし
この職場でのトレーニングもCNAに付いて2人でケアしてました。
2人でケアするのと1人でケアするのでは大きな差があり、
自分の2倍以上の体格の人達を横向きにさせたり
着替えさせたり、車椅子に移動させたりするのは
力(体力)はもちろんの事、テクニックも必要なんです
ただ、32時間の実習&3日のトレーニングしか受けてないえいやには
大したテクニックなんて無いから
仕事をしながら徐々に覚えていくしかないのは理解しているんだけど
さずがに初日は自分の不甲斐なさにズドーンと凹みました


人気ブログランキングへ←どの職場でも初日は大変

セラピートレーニング

2010-03-10 14:32:38 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
Physical therapist(理学療法士)、Occupational therapist(作業療法士)、
Speech pathologist(言語聴覚士)に1時間ずつ付いて
セラピーのトレーニングを受けてきました。
と言ってもセラピーを行っているのを見ているだけなのですが
結構楽しかったです

CNAやRNなどのナーシングスタッフがいる普通の病棟は
冷たい空気と言うか負のエナジーが漂ってるんだけど
セラピーを行っている部屋は明るく清々しい雰囲気で
働いているセラピスト人達も生き生きしてました

この違いはなんなんだろう...


人気ブログランキングへ←リハビリは興味深い

シフトカバーの要請

2010-03-08 05:17:00 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
ふふふ、またビックリなエピソードが出て来ましたよ。

えいやがお休みだった日に職場から留守電が入っており
「今日のEvening shift働けないかしら?」とのこと。
働けない事はなかったんだけど
前日まで4日連続のトレーニングがあって疲労困憊だったし
大学の勉強との兼ね合いもあったから
「今日は予定が入ってるので働けません」と断った。
でもね~、それ以前に





 まだトレーニング終わってないんですけどっっっ





患者さんのケアに関するフロアトレーニングは終了したんだけど
他にもいくつかトレーニングが残ってて
全トレーニングが終了してから本格的にフロアに立つのが筋じゃないの~?
全CNAに連絡をして、それでもカバー出来ない場合なんかは
「仕方なく...」というのは理解出来るのだけど
折り返しの電話を入れたら「もう人員確保出来たから大丈夫よ」と返ってきた

あっ、そうですか、そりゃ良かったです


人気ブログランキングへ←早くこの環境に慣れないと...

チャージナースになる基準

2010-03-07 04:18:01 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
本日2回目の更新です

(1回目の更新内容はこちら→音声認識システム

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えいやより2週間前に採用されたレイ(仮名)という
新卒RN(正看)と話していて衝撃の事実が発覚

 彼、トレーニング終了後にチャージナースになるそうです

チャージナースは日本で言う師長みたいなもので
そのフロアのRN、LPN、CNAを取りまとめる責任者
普通であれば10年とか勤務経験豊富なRNが務める役職なのに
「この施設のRNは誰もチャージナースになりたくない」という理由で
レイがチャージナースに就任するそうな
彼、RNになったばかりのピカピカの1年生ですよ~~~信じられない

RNが誰も責任を持ちたくない、昇進したくないという事実にもビックリだけど
新卒RNをチャージナースにしてしまう経営陣にもビックリ

ホント、ここでやっていけるのかな...


人気ブログランキングへ←どこの会社でも色々あるけど...

音声認識システム

2010-03-07 03:53:23 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
勤務している施設ではケアを行った項目を音声認識システムで登録していきます



CNAは全員↑こんな感じのヘッドフォンを着用しており
マイクロフォンに話しかけるとシステムが音声認識し
話した内容のケアがシステム上に書き込まれるというものです。
なので、書類やコンピューターでケア内容を記入する必要がなく
ペパーレスで、ケアをしながら書類処理?まで行えちゃいます
こうやって書くと、最先端でとても良い風に聞こえるけど
実際はCNAにはものすご~く不評のシステムなんです

まず、音声を正しく拾ってくれない

「血圧123/79」と何度も言ってるのに
「最高血圧80、最低血圧は何ですか?」と毎回返ってきたり
「Yes」と言ったら「No」と記録されてしまい
もう1度記録をやり直さなければいけなかったり
書類やコンピューターを使えば迅速に行える処理に
膨大な時間を費やさなければいけないはめになってます

次に、患者さんとのコミュニケーションが激減

ケアをしながら記録していくので、
患者さんの目の前で機械に向かって話していることになります。
コミュニケーションはこの仕事のとても大切な部分です。
それが疎かになっている現状にはあまり納得していません
かと言って、廊下や会議室などで落ち着いて記録する時間なんかないし

ケア自体を覚えるのにもかなりの労力を費やしているのに
記録処理にも膨大な時間を取られて本当に疲れます
トレーニング中だからベテランCNAに付いて回っているだけなのに
一人立ちしてやっていけるかかなり心配
慣れれば大丈夫かな~?と最初は思っていたけど
10年選手のベテランCNAでも休憩時間返上で働いていたりするのを見ると
ますます意欲が低下してきちゃいます

ちなみに、このシステムは1-2ヶ月ほど前から導入されたようで
施設を紹介してくれたドナに悩み?愚痴?を話したところ
「システム導入前は今よりも働きやすかったけど
 今はシステムのせいでストレス増加だし大変すぎるわ
 こういうシステムのない所に転職しようかと思ってるの」
だそうです

このご時勢にパートタイムの新卒CNAを雇ってくれる
えいやの希望するような施設は少ないだろうから
しばらくは踏ん張ってみるしかないかな~


人気ブログランキングへ←あと少しで一人立ち

新人の洗礼

2010-03-06 18:24:15 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
トレーニングでフロアに立った2日目のこと。

ケアをするに当たって受け持ちの患者さんが決まってるんだけど
食事の際は、ダイニングルームで食べる人と自室で食べる人がいるので
CNAはダイニングルーム担当と部屋担当に別れて
トレイを運んだり食事介助するのね

この日はダイニングルーム担当になって
受け持ちではないフローレンス(仮名)の食事介助をしました
通常、食後はナースステーションの周辺に連れていくんだけど
食事中に「頭痛がするからベッドに横になりたい」と言うので
事情を担当LPN(準看)に説明し許可を貰った上で
彼女を部屋へ連れて行ったところ...
フローレンス担当のCNA、ドラ(仮名)が物凄い勢いで

 早くナースステーションに彼女を戻して

といきなり怒るではありませんか

 彼女、頭痛があってベッドに横たわりたいんです。
 LPNにも許可を貰ってます

と言っても

 あんたは新人なんだから余計な事はするな
 彼女は私の担当で全ての責任は私にあるのよ

と取り付く島もありません
LPNはCNAよりも上のポジションだしCNAを監督する立場でもあります。
担当LPNの許可をちゃんと取ったし、何よりもフローレンスがかわいそうだから
ドラの言う事は聞きたくなかったけど
他のLPNが仲裁に入ってくれて事態を収拾してくれました

いや~、結構キツイ洗礼でした~
特に精神的ダメージは受けておらず軽く受け流しましたが
ここはアメリカだな~、個性が劇的に強いな~
色々な人がいるな~と感じちゃう出来事でした
(ドラはアメリカ人じゃないけど...

ちなみに、ドラは敵に回してはいけないタイプのような気がして
その後話しかけてみたところ、結構楽しく会話が出来ました。

ドラがDirector of nursing(DON、看護部門のトップ)と
激しい口論をしているのを見た事があり
いちCNAがDONと言い合うなんてえいやには考えられない事なので
上手く生き抜いていけるように良い人間関係を築かないといけませんね~


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