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~ナースえいや三十にして立つ~
アメリカでCNA→ICU RN→NP

アメリカでRNになりたい方へ

2013-06-11 14:32:15 | 【アメリカ】RN(看護師)
アメリカでRNとして働きたい日本人の方から問い合わせをいただく事があります
日本で看護師として働いている方だったり、
日本での看護経験はないけどアメリカでRNになる為に留学したい方など
バックグラウンドは様々ですが、一貫して言えるのは
アメリカで合法的に滞在しRNとして合法的に就労したいという点
この場合、すでにアメリカ永住権を保持してアメリカに住んでいる方は該当しません。
アメリカ国民や永住者であれば、えいやが通った道のりと同じく
「Nursing programへ入学 → NCLEX-RNに合格 
 → RNライセンスを取得 →就職先を見つける」これだけの事です。

さて、アメリカ市民権や永住権を持たない日本人が
アメリカでRNとして働ける機会ですが
まず結論から言うと大変厳しいです。
2013年6月現在ほぼ無いと思ってください

ここで「ほぼ無い」ってどういう事っちゅーねんと思ったあなた。
そうです、ほぼ無いって事は、100%無いって事ではないんですね。
合法滞在・就労資格が無い外国人でも
アメリカでRNとして働けるチャンスは実はあります
例えば、NAFTA(北米自由貿易協定)締結国であるカナダ・メキシコの看護師は
TNビザを申請すればアメリカで就労可能。
同じく、AUSFTA(米豪自由貿易協定)を結んでいるオーストラリアの看護師も
E3ビザ(永住権のEB3枠ではない)を申請してアメリカで働く事が可能です。
じゃあ日本は?と言うと、日本とアメリカは特別な協定を締結していないので、
アメリカRNを目指している日本人がアメリカで就労出来る機会は
残念ながら無いに等しいです

日本人を含む一般的な外国人がアメリカでRNとして働くのにぶつかる壁は
大きく分けて5つあります
 ① Nursing programへの入学が困難
 ② NCLEX-RNを受験するのにSSNが必要
 ③ 州へのRNライセンス登録するのにもSSNが必要
 ④ 就職先医療機関の確保が困難
 ⑤ 就労ビザ取得が困難

次回からはこれらの点を詳しく説明していきたいと思います。

(注意事項)
えいやはRNライセンスやビザ取得の専門家ではありません。
当シリーズの記事は
一般的な現状(2013年6月現在)をお伝えする為に執筆されたものであり
全てが正しいとは限りませんので
あくまでも参考程度に留めていただきたく存じます。
また、間違い等がありましたらご指摘いただけると幸いです。

こちらをご覧になって更なる質問事項等がありましたら、
メッセージのみでお受けしますので、
左サイドバーにある「メッセージを送る」から送信してくだされば
可能な限り迅速に返信させていただきます。


次回(アメリカでRNになりたい方へ②)へ続く。


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