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Practice Makes Progress

~ナースえいや三十にして立つ~
アメリカでCNA→ICU RN→NP

当ブログをご覧になられている方へ

更新日:2022年01月19日

Practice Makes Progress ~ナースえいや 三十にして立つ~」へようこそ(^^)
現在のコンテンツはナースプラクティショナー(NP)としての勤務やアメリカ日常生活・子育てに関する事などが中心となっています。
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面の皮が厚い

2010-05-14 00:00:00 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
えいやは結構不注意が多くて、よく体を家具にぶつけるんですけど
先日の記事(2010年5月11日「痣だらけ」)の通り職場でも状況は一緒です
先日はかがんだ際に、カーテンの裏に隠れていたナイトスタンドが

 ゴーーーンッ

と額に当たったんですよ
数秒止まってしまう位痛かったんですけど
その後はケアに夢中で額をぶつけた事をすっかり忘れてたんです
そのまま家に帰って洗面台の前にいた時
何気に触ったおでこに激痛が走ってようやく思い出したくらい
で、よくよ~くぶつけた箇所を見るんですけど
至って普通で痣になっている気配なんて全く無いんですよ
ぶつけた事にさえも気が付かない足の脛は青痣だらけなのに
無茶苦茶痛かったおでこは外見上無傷

 結論:えいやの面の皮は厚い


(注意)
 「面の皮が厚い」という慣用句は本来
 「図々しい、厚かましい」という意味ですが
 このブログ記事では慣用句を文字通りに受け止めて
 「顔の皮は、足の皮よりも厚い」といった意味で使っています。
 まぁ、実物のえいやを知っている人は
 慣用句通り「えいやは図々しい」と思ってるかも知れませんが...
 

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Code blue

2010-05-12 02:04:28 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
ちょうど夕食の時間でその日はダイニングルーム担当でした。
患者さんに飲み物をサーブしていると

 LTCユニット、緊急事態です

というアナウンスがあったので
「緊急事態って何だろう?」と思いつつ駆けつけてみると

 ぎゃーーーえいや担当の患者さんが蘇生措置を受けてるぅぅぅ~~~

全身真っ青で呼吸をしておらず、すでに駆けつけていた7-8名のRN、LPN、CNAが
気道の確保や心臓マッサージを行っていました。
痰が喉に詰まり、気道を塞いだ為、窒息状態に陥ったようです。
痰を吸い取った直後に呼吸を始めたので(ホッ)良かったですが
すぐに救急隊員が来て総合病院へ運ばれて行きました

えいやが焦ったのは
急変の5-10分前にブリーフ&体位交換を行ったばかりだったんです。
その時はちゃんと呼吸していて何の異常も感じ取れなかったのですが
ケア終了直後の出来事だったので

 何か間違った事したかしら

と不安になっちゃいました
もちろんえいやの責任でないのはわかっているんですけど
初めての受け持ち患者急変だったので心の中では「うぎゃー」状態。
ナーシングホームは高齢の方の体力が徐々に低下していって
命が尽きるという天寿を全うするパターンがほとんどなので
Acute careのような急変はほとんど想定していなかったんだけど
まさか、自分の働いているシフト中に自分の患者に起こるなんて...

Code発生中にえいやのする事はなかったんだけど
少しだけ観察する事が出来て貴重な経験になりました

しかし、心臓マッサージを受けると人間の胸って
本当にあんなにペコペコ凹むんだねぇ...


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痣だらけ

2010-05-11 01:46:19 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
痣が絶えません

集中しているのは膝から下で
仕事を始めて以来痣のない状態になった事はない位頻繁にぶつけてます

ケアを行っている時は夢中なのでぶつけた事にさえも気付かないけど
患者さんをベッド⇔車椅子に移動させる際や
ベッド上で各種ケアを行っている際に
ベッドや車椅子にぶつけたりしてるんだろうと思います、多分

2人部屋がほとんどで、1人当たりのスペースは決して広くありません
ベッドと車椅子が横に並んだら、残りのスペースは人1人が何とか通れる位
例えば、ベッド→車椅子の移動時には車椅子をベッド際に置いて
患者さんが立つ位置と自分が踏ん張るスペースを確保しなければならないので
どうしても自分の足がベッド・車椅子に触れたり
ぶつけたりする確率が高くなってしまいます

こんなに痣を作るのは自分だけかな~?と思っていたんですけど
同じ時期に入社したサルヴィ(仮名)も
足の痣が絶えないと言っていたので比較的よく有り得る事みたいです


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患者さんの権利

2010-05-08 05:49:29 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
いつも元気な患者さんベティ(仮名)のベッドが空なので
何があったのか聞いてみたところ
就寝中にベッドから落ちて頭部を打ち、現在総合病院に検査入院中のとのこと

 この事件、少し考えさせられました

総合病院のようなAcute care(急性期)施設、
えいやの働いているようなナーシングホームの
リハビリ病棟(Sub-acute care)などは
ある程度回復すると自宅へ帰ったり他の施設に移ったりします
なので、位置付けとしては一時的に滞在する場所なんですね。
えいやの担当しているLTCユニットは長期的(年単位)に居続ける場所なので
患者さんにとっては施設の自分の部屋が"家、自宅"なんです
"滞在"ではなくて"住んでいる"んですよ。

ベティは50代と比較的若く、身体的な制限はありますが
思考回路は健常、車椅子さえあれば自身の力でどこへでも行けます。
そんな彼女はベッドのサイドレールを上げるのが嫌いなんです
CNAとしてはサイドレールを上げなくてはいけないんだけど
ベティの意思も尊重しなければいけません。
ここは彼女の家ですから、彼女にはサイドレールを上げない権利があるんです。
ベッドから落ちた日、案の定サイドレールは上がっていませんでした

実は、えいやもベティ担当の時はサイドレールを上げていなかったんです
危険な事とわかりつつ、拒否する彼女に無理強いする事は出来ません。
えいやは患者さんの意思を尊重し過ぎる部分もあるので
患者さんの安全性の為にはもう少し強く出て説得する事も必要だな~
と思った出来事でした。
まだまだ学ぶ事は多いです。


人気ブログランキングへ←無事に戻ってきて欲しいです

職場での使用言語(追記あり)

2010-05-07 16:55:52 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
えいやと同時に入社したエヴァ(仮名)が早くも退職しました理由は

「フィリピン人が多すぎ
 自分達だけで固まってタガログ語ばっかり話すし、一体何なのよ

だそうです
あ~、やっぱりそう思う?実はえいやも内心そう思ってたんだよね~

働いている施設のナーシングスタッフはフィリピン人70%、アメリカ人10%、
ラティーノ10%、その他10%といった感じで構成されています。
Director of nursing(DON、ナーシング部門のトップ)はアメリカ人ですが
Assistant director of nursing(ADON、ナーシング部門のナンバー2)以下
RN、LPN、CNAの大多数がフィリピン人。
アメリカにいるのにアメリカにいる気が全くしない職場です

ま~、同じ国出身の人が集まれば、母国語で話し合うのは仕方ないとしても、
周りにタガログ語を理解しない人がたくさんいるのに
英語で会話をしないのには「どうなの?」と思っている人は多いようで...

えいやも最初は少し気になっていたんですが
彼らがタガログ語で話す(=他人を寄せ付けない)スタンスなのであれば
こちらとしては、彼らに関せず自分の仕事に打ち込むのみです
特に彼らの輪(コミュニティ)に入る必要性もないので
出自などに関わらず、個人個人で仕事上の関係を築けばいい事ですよね。

この現象(タガログ語の会話)は比較的どこでも起こっているようで
他州に住む医療関係者の友人と話したところ、全く同じ事を言ってました
業界、職業柄仕方ないって事でしょうか???

[追記]
決してフィリピン人を批判している訳ではありません。
一個人として見ると良い方が多いですし
えいやが移住して以来一番仲良くしているお友達もフィリピンの方です。
このエントリーを読み返してみて、
一定の人種・国籍・文化に対する批判と取り
気分を害される方がいるかもしれないと思い補足説明させていただきました。
いつもご拝読いただきありがとうございます

人気ブログランキングへ←使用言語はタガログ語>英語>スペイン語

仕事開始後の変化

2010-05-06 15:10:36 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
CNAの仕事を始めてからの一番大きな変化は

 朝食を食べれるようになったこと

小さい頃から腸が弱く、無理して朝食を食べるとお腹を壊したりするので
1日2食(昼食&夕食)が基本だったのですが、最近は朝起きて10-20分もすると
「何か食べたいな~」という意欲が湧くんです
朝食を取るのが当たり前な方からすれば
「何言ってんだ」という感じでしょうが
15年とか20年(かな?)朝食抜きで来たえいやにとっては
起床後すぐに食欲が湧くのは結構奇跡だったりします
仕事では休み無く動き回っているから体重も落ちたし
新陳代謝も上がってるみたいなので
体がエネルギー源を欲しているんでしょうね~


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性器ケア

2010-05-04 15:07:56 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
本日の内容は性器に関する話ですので、ご理解いただいた上でお進みください




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担当している男性患者さんの多くは割礼を受けているので
性器ケアは拭くだけで結構簡単なんですけど
中には割礼を受けてなくて包皮状態の方もいます

えいやはブリーフ交換の際に必ず性器ケアを行うので
割礼を受けてない方には毎回"むきむき"して綺麗にしています。
でもねー、最近わかってきた事なんだけど

 "むきむき"しないCNAも多いんですよね~~~

1週間前に担当した患者さんを"むきむき"してみると
亀頭部分が真っ白でぷ~んと異臭を放っているんですよ

そりゃね、"むきむき"するのは少しの努力が必要で簡単じゃないのはわかるし
(意外と難しいんですよ~
忙しいから"むきむき"する時間が惜しいのも理解出来るし
性器をがっつり触らなきゃいけないし
痛がる患者さんもいるので"むきむき"に抵抗があるのはわかるけど

 患者さんが感染症になったら困るでしょ~~~

えいやだって何も感じずにケアをしているわけではないんです。
仕事とは言え、他人のプライバシーを侵害している事になるで
いつでも「申し訳ないな」と思っています。
でも、これを怠ると患者さんの健康状態(=生命)に関わるから
その辺はしっかりと使命感を持って職責を果たして貰いたいですね


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意外と日本語の需要はある

2010-04-28 00:00:00 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
仕事をする上で使用する言語はもちろん英語なんですけど
結構日本語を使う機会もあったりします
キャサリン(キャサリンについてはこちら)の他に
違う日本人の患者さん&日本で幼少期を過ごした元在日韓国人の患者さんが
入居しているのを発見
勤務中は忙しくてゆっくり話している時間がないんだけど
通りかかった時とか、食事介助する時などに
日本語で話しかけるようにしています。
3人とも高齢でアメリカ生活が身にしみているせいか
英語のほうが断然話しやすいんだけど
(日本語にアクセントがあって聞き辛い
慣れ親しんだ日本語で会話出来ると嬉しいみたいです

えいやも年老いればこのような施設で余生を過ごすかもしれません。
痴呆やアルツハイマーなどが進めば英語も話せなくなり
認識する事も出来なくなるかもしれません。
そんな時に日本語で話しかけてくれるドクター、RN、CNAなどがいれば
とても便利&嬉しいと思います。
明日は我が身ではないですけど、自分の将来と重ね合わせると
日本語で彼女達とコミュニケーションを取る事が出来て良かったな~
とつくづく感じました。


人気ブログランキングへ←もっと患者さんと話したい

Evening Shiftの流れ

2010-04-09 13:53:31 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
今日はEvening shiftの流れを紹介したいと思います

えいやがメインで配属されているLTCユニットは52床で
Evening shiftは通常だと4人のCNAでケアを行っています
1人当たり13人の患者さんを担当という事になりますが
満床でない場合もあるし、人手が足りなかったり、
他のユニットの割り当ての関係もあって、担当患者数はその日によってバラバラ
ただ、13~14人担当がほとんどで、それ以下になる事はほぼ無し。
多いと16人なんて事もあるみたいですが...

勤務時間は14:30~23:00なので
14:00少し前に自宅を出て14:20までに職場到着
ロッカーに荷物等を置いて14:30前にクロックインします

音声認識システムにログインして、受け持ちの患者さん、
バイタルサインが必要な人、シャワーを浴びる予定の人を一気に確認します。
バイタルサインは15:00に取るように指定されている人が多いので
すぐさま取り掛かるようにします
ただし、全施設内でバイタルサインのマシーンが2つ?3つ?しかないので
争奪戦に負けて早期確保に失敗すると
マシーンが見つからなくて困るんですよね~
そんな日にはバイタルを取るのが19:00だったりします

バイタルが終わるとお水のピッチャーを交換して回ります
これが終了すると15:30前後になっている事が多いですね。

その後は各部屋を回って、ブリーフ交換をしながら
ダイニングルームで夕食を食べる人を起こし、車椅子に移動させ、
身なりを整えてナースステーションやダイニングルームに連れていきます
ベッドに残る患者さんには
ブリーフ交換&褥瘡(床ずれ)防止の体位交換を施します。

そんなこんなしていると、あっという間に17:00になって夕食の時間です
フロア当番であれば各部屋の患者さんに夕食を運び、
介助が必要な人には食事を食べさせて回ります。
ダイニングルーム当番であれば、配膳をして、これまた食事介助をします。

夕食が終わって片付けをすると大体18:00になります。
その後の手順としては、各患者さんによって違うんですが
ガウンに着替えさせ、ベッドに移動させてブリーフ交換をする事が多いです。
トイレで排泄可能な人には排泄介助をしますし、
シャワーを浴びる人はシャワールームに連れて行って
体の洗浄、ブリーフ交換、着替え等をまとめて終わらせます
夕食後に受け持ち全員のケアが一通り終わるのは21:00前後ですね。

一段落したところで、今まで行ったケア内容をまとめてチャートします
ケアを行いながらチャートする事も出来るんですが
患者さんと話しながらのチャートなので上手く反映されない事が多いんです
廊下を歩いている時などに、ちょこちょこチャートするんですが
静かな場所で落ち着いて一気にチャートするのは
患者さんがベッドに入った後でないと難しいですね

遅くとも21:30までには最終ラウンドを開始します
寝ている人が多いので、ブリーフが濡れている場合のみ交換し
寝返りが打てない人には体位交換を行います。
また、Foley catheter(導尿カテーテル)が入っている人もいるので
その場合にはFoleyバッグを空にして、尿の容量をチャートします。
最後にゴミ箱を空にして最終ラウンドは終了

22:30にはケアを終え、ごみ捨てをしたり
汚れたシーツ、衣類などをランドリーへ持って行きます。
これで全て終了あとは23:00にクロックアウトして帰ります
自宅に着くのは23:20位ですかね

仕事の進行具合によって好きな時間に休憩を取るのですが
えいやは基本的に休憩を取りません。
敢えて言うならば21:00前後にチャートする際に
水分補給したりスナックなどを食べる事もありますが
完全に仕事から離れて30分過ごすというのは忙しくて出来ませんね
素早く作業できるようになれば別かもしれませんが...

こんな感じでLTCユニットのEvening shiftをこなしています


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1ヶ月経過

2010-04-06 14:07:49 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
トレーニングを含めてフロアに立つようになって1ヶ月が過ぎ
少しずつですけど仕事に慣れてきました

ユニット内のほぼ全員の患者さんを数回受け持ったので
顔や名前を覚えたのはもちろんの事
それぞれの病状やニーズなんかを把握出来る様になったのが大きいかな。
優先順位を明確に付けられるようになったので
ケアの手順なんかが結構スムーズになってきました
とは言っても、まだまだ至らない点や学ぶ事は多いんですけどね~

CNAとしての技術力の他にも問題があって
英語の壁もどどーんっと立ちはだかってますよ~
普通に話せる患者さんとのコミュニケーションは問題なく出来ますが
病状として滑舌の悪い患者さんを聞き取るのに物凄く苦労してます
何回も何回も聞き直さなければいけないので
患者さんをイライラさせて申し訳ないな~と思いつつも
諦めずに意思疎通を図るようにしています
「カーテン閉めて」など、患者さん自身のニーズである事が多いので
諦めずに意思疎通を取れば、次回からケアがし易くなる部分が結構あります

こんな感じで技術足らず、言葉足らずですけど
愛&思いやりはたっぷり注いでケアしているつもりです
それが徐々に伝わっているようで
「あなたが担当で嬉しいわ」「今日は僕の担当じゃないの?」など
何人もの患者さんから嬉しい言葉をかけて貰えるようになりました
仕事に楽しさ、やりがいが出てきて良かったです


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