松野由起子「芸術コース」★レッスン2サンプル作品完成
原画
★レッスン2:A4サイズのはんけしくんを彫る
大きなサイズに挑戦するにあたって、まずは「全面を彫ってみる」というのを体験してみようと思いました。
以前谷中で出会った「片目のノラ」の絵は、背景がグレーのトーンで構成されているので、これをはんけしくんでどこまで再現できるのか挑戦してみました。
版
捺した作品
全面に細かいグラデーションをつけていくのは、やはり大変な作業で、トレースに1日、彫るのに3日かかってしまいました。集中力が持ちません。。。。
猫以外、彫刻刃1本で彫っています。
いつものはがきサイズで表現していたことを大きくしても、それがちゃんと製版できることがわかりました。
デッサンのイメージをそのままに、「版画」といえる作品が作れたんではないかと自分では大満足の出来です。
ただ、、、、、これを授業の課題にするわけではありません。
授業では、大きいからこそ作れる表現などを模索しつつ、絵の構図の考え方などを盛り込んで、白い画用紙から1から絵を作っていただこうと思っています。
どんな作品が誕生するでしょうか!いまからとっても楽しみです。
これからもアーティストとして私達を楽しませて下さい。頑張って!
芸術だけでなく、これほど職人的な技を兼ね備えていられるのは松野さんだけですね!頑張って下さい。
絵だけでは、こういう経験ができなかったので、消しゴムはんことで会って本当によかったと思っています。
Aニンジンさん:いつも応援ありがとうございます。
まさか…というのを自分で体験してみたくて、おもいっきり再現が難しいと思われるものを選びました(笑)
この片目のノラさんはなにか原点のような気がして、もういちどトライしてみようと思いました。
版画という世界の面白さは、学生のときからとても興味のあるものでしたが、「刷る」という技術にどうしてもついてゆけず、断念していました。
消しゴムはんこであれば、プレス機も使用せず、インクもスタンプインクで机の上で製販ができてしまうので、版さえしっかり作りこめば、「作品」ができるような気がします。
挑戦してみてよかったです。