雨のち晴れ~私の不育症日記

2度の流産により不育症と判明。そんな私の不育症と闘う毎日を綴っています。

ヘパリンの回収について

2008年03月11日 | 不育症
昨夜、「さあ~、夜の分のヘパリン注射、しましょうかね~。」と注射の準備をしながらテレビを見ていると、衝撃のニュースが流れました。

『アメリカのバクスター社製の血液凝固防止剤、ヘパリンナトリウム製剤で死亡などの副作用が相次いでいるため、アメリカではヘパリン製剤を回収しています。日本ではそのような副作用は報告されていません』というような内容だったのですが、今から打とうとしている注射がそんなことになっているとは知らなかったのでもうビックリしちゃいました。

このまま注射していいのか?
でも注射しないと赤ちゃんがどうなっちゃうかわからないし・・・
とりあえず、今回は注射しちゃいました。

それから、ネットで色々調べてみたら、怖い情報がわんさか~。
日本は今のところ大丈夫って言っているけど、いつも厚生労働省はごてごてですもんね。
信用できない。
とりあえず、私が使っている「沢井製薬株式会社」のお問い合わせページに「このまま御社の製品を使い続けても大丈夫なのか」と質問メールを送り、翌日朝に病院へ電話して、担当医にも聞くことにしました。

そして翌日、新聞に関連情報が載っていないか、急いで調べてみたら、あった!!
「日本でも扶桑薬品工業、テルモ、大塚製薬工場の3社が自主回収」とのこと。
えー!!!そうなの??
カプロシン(ヘパリンカルシウム)は大丈夫なのかな?
どきどきどき・・・・・

それから、病院へ早速電話。
先生に「ヘパリンが回収されてて、心配なんですけど、このまま使って大丈夫ですか?」と聞いてみました。
先生はその時点で多分知らなかったのだろうけど、「わかった。調べてみるね。」とおっしゃってくださり、調べてから電話をいただきました。
先生いわく「薬剤部に調べてもらったけど、今回収されているのは「ヘパリンナトリウム」で「ヘパリンカルシウム」じゃないし、使っていてもほぼ大丈夫だ」とのことでした。

「ほぼ大丈夫」ってところがなんだか心配だけど、とりあえず「大丈夫」なのだし、あとは沢井製薬株式会社の返事がどういう風になっているかで今後のことを決めようと思います。

っていうか、今後のことを決めるって言っても、「重篤な危険あり」っていう返事でも来ない限り、私はヘパリンをやめられないのですけど。
ヘパリンをやめて、アスピリンのみになったときに、赤ちゃんがはたして順調に育ってくれるかわからないし、不安です。
やっぱり、ヘパリンはやめられないのだろうな・・・・
赤ちゃんにヘパリンの悪い影響がでないといいけどな、それだけが今の一番の心配事です。

追記:
先ほど、カプロシンの販売会社である沢井製薬株式会社から問い合わせに対して返事が来たので載せておきます。

『さて、お問い合わせを頂きましたヘパリン製剤の副作用により回収を行っている問題でございますが、回収されているのは有効成分がヘパリンナトリムの製剤で、中国でヘパリンナトリウムが作られたものになっております。弊社のカプロシン皮下注用は有効成分がヘパリンカルシウムで今回回収となっているものではありません。また、有効成分であるヘパリンカルシウムにつきましては、イタリアで作っており、今回回収しているところとは無関係でございますし、カプロシン皮下注用では死亡を含め、重篤なアレルギー症状の副作用は報告されておりません。 今回、●●様におかれましては、ご不安なこととは存じますが、弊社製品につきましては上記のとおりでございますので、ご安心してお使い頂ければと存じます。』

以上のとおりなので、心配せずに注射を続けられるようです。
あ~、今回のことはびっくりしたな~。



ヘパリン その後~

2008年02月18日 | 不育症
ヘパリン注射、痛い痛い!!とおびえていた私ですが、2月11日(高温期突入日)から、自宅で朝9時と夜9時に自己注射を開始しました。

あやさんから教えていただいた痛くない注射方法『刺す場所の肉をつまむ時に強めにつまみ、迷うことなく注射をすばやく刺す』を実行してみたところ、練習入院していたときの痛みはほとんど感じずに注射できるようになりました。
あと、注射針の鋭くとがったところを、思いきっておなかの肉につきさすのも痛くなくなる方法かもしれません。(とがってない方だといつまでたっても針がおなかの肉に入っていかず、ずっと痛い思いをします)

毎日のこととなると、いつ注射したとか忘れそうになるので、チェックシートを作って、朝の注射・夜の注射・アスピリンの服用・それぞれが終わったら○を書き込むことにしました。
これだと忘れんぼな私でも、忘れず続けられるかな~と思って。

ヘパリンをはじめて、やっかいだな~と感じ始めた点は以下のとおり

・せっかくの土日も朝9時には起きて注射しなくてはならない(本当はもっと寝ていたい!!)

・ヘパリン注射の前後1時間はお風呂禁止といわれているので、9時に注射する私の場合8時から10時まではお風呂に入れません。これが結構面倒くさい。

・ヘパリンは一度封を開けたら冷蔵庫に保存しておかなければならないため(雑菌の繁殖を防ぐため)、泊りがけでどこかへ遊びに行こうと思ったときに、ヘパリンの持ち運びが大変。
注射器やアルコール綿は持ち運びが簡単にできますが、ヘパリンはどうやって持ち運べばいいのでしょう?
ヘパリン自己注射をされているみなさんはどうやって、旅行とかされるんでしょう?もし、何か方法があれば教えていただければ嬉しいです。

なにはともあれ、当初感じていた「私にヘパリン続けられるのかな~」という不安は今のところ大丈夫そうです。
痛みもそれほど強くないし、肝機能の低下も自分で意識するほどではないし、これなら私でも続けられるかな?と思います。

不育症の治療はいろんな方法があると思いますし、アスピリン+ヘパリン療法が一番とは絶対言えませんが、もし「ヘパリンしたいんだけど、自分にできるかどうか不安があるから迷っている」という方がいらっしゃれば、その方に私は言いたい。

「2週間前、痛い痛いとびびりまくってた私が、今ではそれほど痛みも感じず、上手に自己注射できてます。副作用に関しては、個人個人違うと思うので、何とも言えませんが、もし、自分で注射するって言うことだけが怖くて、ネックになっているのであれば、それは私でもできたのだから、多分誰でもすぐに上手にできるようになると思いいますよ!!」

今後、ヘパリンの副作用(血液検査の結果等)がわかれば、それも書いていきたいと思いますので、いろんな情報を基に、皆さんがベストの治療法へ辿り着けるよう祈っています。

ヘパリン体験

2008年02月05日 | 不育症
先週の金曜日から土曜日にかけて、1泊2日でヘパリンの練習入院をしてきました。

まずは、ヘパリンという薬の説明、副作用の説明などがあり、

次に注射の仕方の説明。

それが終わったら、ゴムでできたおなかの肉の代わりのものを腹に巻きつけて



これに注射針でさす練習を何回もしました。

何回もこれで練習したあと、いよいよ自分の本物のおなかに自分で注射!!

看護婦さんに見守られる中で、針をおなかにぶすーっとさす。

「ぎゃー!!痛いじゃないのー!!」



針がこんなに細いので、それほど痛いとは思っていなかったのだけれど、かなりの痛さでした・・・・・

献血にはよく通っているので、少々太い針でもへっちゃらと思っていたけれど、あれは静脈注射ですもんね。痛みは少ないわけです。

今回は皮下注射なので、針がおなかの肉をぶすーっとさす間が、涙ちょちょぎれるほど痛かった・・・・・・

看護婦さんは「筋肉注射よりまし。それに慣れるよ。」って言ってくれたけど、私は筋肉注射と同じくらい(いやそれ以上)痛かったし、この痛みに慣れるってことあるのかしら?って不安になりました。

今はおなかに守るべき赤ちゃんもいないので、痛くてもがんばるぞ!!って気になれないのでした・・・・・

ヘパリンの開始日について主治医の先生と話し合った結果、排卵日に注射を開始することになりました。

先生いわく、「妊娠する前にヘパリンを開始しているところは、日本ではまだ少ないと思うけれど、ヘパリンには着床を促進する作用やそのほかにもいい作用があるので(これ、聞いたのですが、忘れちゃいました・・・すみません)、できれば早めに注射開始することを勧める」って言われて、「じゃあ、排卵日からにします」ってことになりました。

これから、色々大変だと思うけれど、ヘパリン注射がんばりたいと思います!!
















せつなさ50% 不安50%

2008年01月31日 | 不育症
明日からヘパリン注射の練習のために、1泊2日で入院してきます。

入院のときの持ち物に、ヘパリンと注射器が必要なので、先生に処方箋をいただいて、薬局で購入することにしました。

薬局にて処方箋を渡す・・・・・・

薬剤師さんたちが集まって、何事か相談中。

どうやら、この薬局にはヘパリンを置いていない模様。

注射針のこととか調べるので30分くらいお時間いただけますか?と言われ、仕方ないので待つ。

30分後、「申し訳ないですが、3件となりの薬局で扱っているようなので、そちらへ行ってください」と言われ、そちらへ移動。
(大学病院前で、ずらりと薬局が並んでいる)

そこでも、処方箋を出してから、30分待たされる。

私より後から来たお客さんは、次々とお薬をもらって帰っていくのに、私は一人待ちぼうけ。

あ~、なんかせつない。
やっぱり、ヘパリンを自己注射する人なんて、あんまりいないんだろうな。
だからどこの薬局も、置いてないんだ。
それで、時間がかかるんだ。
なんで、私、こんな病気になっちゃったんだろ?
っていうか、こんな注射してまで、本当に子供がほしいのかな?

な~んて考えてしまいました。

ヘパリン注射で100%子供が無事出産できるなら、どんなつらいことでも我慢できると思うけれど、ここまでしても、流産になったらどうすればいいんだろう?
そんなことになったら、もう立ち直ることができないんじゃない?って怖くて、ついついあまのじゃく的考え(本当にこどもほしいのかな?)に陥ってしまいます・・・

せつないな~。

親友に「これから注射生活が始まるねん~」って話したら「そっかぁ~、大変やなー」ってしみじみ言われたのだけど、それもなんかせつなかった。
まったく理解を得られないのも悲しいけど、逆に大変やなってあわれまれるのもちょっとつらい。

そしたら、どうしてもらいたいの?っていうことだけれど、ヘパリン注射開始の前にちょっと精神不安定になっているだけみたいなので、単なるわがままとして聞き逃してください~。

注射開始前に、精神的にふらふらしているようじゃいけないなとは思いつつも、「妊娠しなければ、何も憂うことなく、楽しい毎日が送れるのにな」なんて考えてしまって、なんだかだめですね~。

今後、妊娠できたとして、はたして、私は流産という恐怖に負けないで、がんばっていけるのか、そこにも不安が出てきました。

あ~、こんなに精神的にもろくて、やっていけるのかな~???
不安でいっぱいの状態です。







不育症の認知度

2008年01月21日 | 不育症
不妊症と違って、不育症の認知度ってすごく低くないですか?

私の両親に私が不育症であることを知らせたときも、「そんな病気があるのね・・・」とびっくりしていました。
そして、「でも、妊娠しないわけじゃないんだもの。不妊症よりはいいじゃない」なんて言われました。

いやいや、不妊症でも、不育症でも、治療しないと子供はできないんだから、悲しみは同じだと思うんですけど・・・・
それに、不育症では、一度妊娠という大きな喜びを得ているだけに、その後流産(死産)になった時に、天国から地獄へ突き落とされたような気持ちになって、立ち直れないような悲しみに苦しむのですけど・・・・

私の場合、「不妊症よりいいじゃない」って言われるのがとても腹が立つんです。
でも、不育症のことがそれほど知られていないので、こういう言葉も仕方ないのかもしれないですね。

「不妊症みたいに、不育症ももっと皆に知ってもらえたらいいのにな~」って思っていたら、先週の読売新聞に5日間連続で「不育症」のことが書かれていました。

内容は、不育症とはこういう病気です、ホルモン異常や免疫系の異常、子宮の形態異常などで発症します、きちんとした治療法は確立されていないけれど、アスピリンとヘパリンを用いることで無事に出産された人もいます、この病気にはストレスの少ない環境を作ってあげることが大事です、というようなことが書かれていました。

5日間で終わってしまった記事ですが、いろんな人に少しでもこの病気のことを知ってもらえたのかな?と思うと嬉しい気持ちです。

間下このみさんが、抗リン脂質抗体症候群のことについて、テレビや雑誌で色々話してくださって、そういう病気があるということを知らせてくれていることも嬉しいです。

間下このみさんの『ママになりたい…~ハイリスク出産を越えて~ / たまご日記~ちいさな命の記録~』という本も皆さんに読んでもらいたいですね。





医療費控除申請

2008年01月09日 | 不育症
明けましておめでとうございます。
今年もブログを通じていろんな方々と情報交換できればいいなと思っております。
よろしくお願いします。

新年になり、去年のことを振りかえって見ると、良かったことも悪かったこともあったわけですが、「医療費にものすごくお金がかかったな・・・・」という気がしました。

そこで、2007年に支払った医療費について領収書をもとに計算してみると、約30万円になりました。

やっぱり結構な額です・・・・

年間10万円を超える医療費を支払った場合、課税所得から医療費が控除され、源泉徴収によって事前に払いすぎている所得税の還付金として取り戻すことができるということをネットで調べてあったので、早速税務署へ行き、申請用紙をもらってきました。

還付金は、確定申告で自己申告しないともらえないそうです。
「確定申告」と聞くと、なんだか難しそうだなという気がしますが、実際はもらってきた申請用紙セットの中に、申告書の書き方など優しく教えてくれる用紙が入っていたので、そんなに難しいものじゃありませんでした。

医療費控除の対象になるものとならないものの区別がつきにくいものもありますが、ネットで調べてみると結構わかりやすかったです。

私は流産の手術のときに入院して、それに対して生命保険から保険金をもらっていたので、それを差し引いたりして、いろんな計算をした結果、どうやら還付されるお金は1万4千円ほどとのこと。

30万かかったのに、それだけしかかえってこないのか・・・・とちょっと悲しいですが、それでももらえないよりましだし、医療費控除することによって住民税も安くなるといううわさなので、一応申請することにしました。

昨日、税務署へ申告に行くと、「はい、お疲れ様です」とあっさり受理され、「こんな簡単なんだ・・・」とちょっと意外な感じ。
来月末には還付金が指定の銀行へ振り込まれるそうです。


世の中、少子化で大変って騒いでいるわりには、まだまだ不妊症や不育症に対して助成が少ないように思います。
それでもまだ不妊症に対しては、助成金の額も上がってきたし、ましになったのかな?(まだまだ全然足りないと思いますが・・・・)
でも、不育症に対してはまったく助成金がないし、いろんな検査も保険がきかないものが多く、患者は身体的にだけでなく金銭的にもつらい思いをしなくてはなりませんよね。
だから、現行のシステムの中で、使えるものは全部使っていかなくちゃ!!と思っています。
医療費控除もそのひとつ!!
かえってくるお金の額はたいしたものじゃないかもしれないけど、それでもないよりまし。
お金のこともできるだけ前向きに考えていきたいなと思います。

私は無知なので知らないことが山盛りです。
「こういう制度があって、この制度を使えばもっと金銭的にらくになるよ!」とかいうことがあれば教えてください。
よろしくお願いします!!
私も何か新しい情報があれば、ブログで紹介したいと思います!!



検査結果&治療法について

2007年12月10日 | 不育症
11月に行った不育症検査の結果を聞いてきました。

思っていた通り、抗リン脂質抗体症候群でした。

私が通っている病院では、検査結果の写しをもらえなかったので(言えばくれるのかもしれませんが)、必死で暗記してきたのですが、0.3までが正常であるIgG値が0.44と陽性でした。

帰宅してから調べたところ、IgG値といっても何種類かあるらしく、私がひっかかったのがどれかはっきりしないのですが、おそらく抗PE IgG抗体だと思われます。

その他のものは正常値範囲内だったそうで、ほっとしました。

両親の染色体にも異常がなかったので、それもよかったです。

今後のことを先生と話し合った結果、やはり低容量のアスピリンとヘパリンを考えた方がいいといわれました。

でも、この病院で、アスピリン、ヘパリンの治療を始めたのが今年8月かららしく、この治療をして赤ちゃんを無事出産できたという患者さんはまだいないそうです。(現在、アスピリンとヘパリンで妊娠継続している妊婦さんはいらっしゃるようですが)

先生達も、治療法を手さぐり段階らしく、「自分で治療法を決めていい」と言われました。

そんな事言われても、こっちは素人ですから・・・・・
「あなたのこの値だったら、アスピリン単独で大丈夫」とか「あなたの場合はアスピリンとヘパリン併用した方がいい」とか言ってもらわないと困るじゃない・・・というのが本音。

でも、アメリカの習慣流産女性における生児獲得率はアスピリン単独療法で44%、ヘパリンとアスピリンの併用療法では78%だったらしいので、今度は絶対悲しい結果になりたくない私の場合、アスピリンとヘパリンの併用療法のほうがいいんだろうなと思いました。

私の通う病院の場合、ヘパリンは2500単位を12時間ごとに皮下注射(自己注射)するようです。
病院によっては5000単位×2回というところもあるらしいので、2500単位で大丈夫なのか少し心配はありますが、2500単位で十分な効果が得られると先生がおっしゃっているので、そこは信頼しないといけないな。

投与期間は、妊娠を希望する周期の生理が終了する頃(生理が始まって6日目)からだそうです。
妊娠が成立した場合は、そのまま注射を継続し、分娩の1日前まで打ち続けます。
妊娠が成立しなかった場合は、いったんヘパリンの自己注射を終了し、再び生理の6日目から注射を開始するようです。

ヘパリンの使い方は病院ごとに違うから、正直とまどいますね。

こんな使い方、聞いたこと無かった・・・・

妊娠が成立するまで(無事、子宮内に受精卵着床が確認されるまで)低容量アスピリンで血液をさらさらにし、妊娠が確認されたらさらに強力な血液さらさら因子であるヘパリンを注射するっていうのが一般的だと思っていました。

受精しても、残念ながら子宮外に着床するということも考えられるわけで、その場合、母体の命にもかかわりあることになってきますから、手術になりますよね。
その手術の際に、血液がさらさら過ぎると、出血多量になり危険なので、きちんと子宮内に着床したと判断できるまで、ヘパリンは使わないというのが一般的プロトコルだと思ってました。

でも、私の通う病院の場合、違うんですよね。
排卵前から、ヘパリンで強力に血液さらさらにしておくようです。
万が一、子宮外妊娠などで手術になった場合は、硫酸プロタミンでヘパリンを中和する考えのようです。

妊娠を望む周期に1回目で妊娠できたらいいですけど、実際はそうはうまくいかないわけで、2周期、3周期、場合によっては年単位でかかります。
そのとき、ヘパリンの無駄打ちが気になります(副作用もあるしね)。
私の通う病院の場合、1ヶ月のうち、ヘパリンを打たないでいい日は生理の1日目から5日目までしかないわけで、5日間のお休み期間しかないのです。
それ以外は、12時間ごとに自己注射。
これを妊娠できなくても続けなくてはいけないのです。
肉体的にも精神的にも経済的にもかなりの負担と思われます。
自分の体だし、無駄に負担はかけたくないので、「ヘパリンは、着床期(生理開始から21日目くらい)からにしたい」とか言ってみようかな?
「ヘパリンはすぐ分解されるから、そんなに早い時期に打ってもあまり意味はない」「だから着床期からでいい」というのが私の考え。
着床時期には強力に血液さらさらにしておきたいので、着床期にはヘパリン始めたいな。(子宮外妊娠になった場合は中和してもらうしかないけど)
一度、自分が考えたことを先生に提案してみようと思います。

不育症というと全国統一された治療法が確立されていないので、病院ごとに異なる提案をされて、それを患者自身が取捨選択しないといけないですよね。
素人なのに・・・・
大変だなと思うけれど、自分で色々考えて、提案してみて、納得できる治療法に行き当たればいいなと思います。

追記
前回、先生に提案してみたTGF-β1は「調べる意味が無い」と却下されました。
血液中のTGF-β1を調べてみても、その値が子宮の状態だけを示しているわけでなく、体全体の炎症とかそういうものを反映してくるので、その値を見て子宮の状態がどうだとかは言えない。
だから検査する意味がないと言われました。
そうなのかぁ・・・・やっぱり素人だからそういうことはわからなかったわ。
J病院のA先生が「TGF-β1を調べたら、子宮が硬くなってるか一発でわかる」とおっしゃっていると聞きかじり、「調べてほしい」と言ってみたものの、血液検査ではなかったのかも!?組織検査とかだったのかな?
これはもうちょっと自分自身、勉強せねばだめですね。











不育症検査

2007年11月15日 | 不育症
旦那さんと二人で不育症検査を受けることに決めた私たち、一緒に大学病院へ行ってきました。

私:抗カルジオリピン抗体IgM
抗PE抗体
  抗プロトロビン抗体
  抗PI抗体IgG
抗PS抗体IgG
抗PS抗体IgM
抗カルジオリピン抗体IgA
凝固第12因子
  ナチュラルキラー(NK)細胞
  染色体
  その他、流産にかかわるとされるもの(甲状腺ホルモンとか?)

旦那さん:染色体
     
試験管に何本も採血しました。
たくさん採りすぎたためか?途中から血が出てこなくなって、看護婦さんにシリンジで吸引してもらいました。
血が出てこないっていうのも、抗リン脂質抗体症候群のせいなのかしら?っとちょっと不安です。(単にドロドロ血なだけ?)

全ての結果が出揃ってから、治療の方針を決めるそうなので、次は12月上旬に通院です。

私はスクリーニング検査で、「抗カルジオリピン抗体」がひっかかっているので、今回の詳しい検査によって流産の原因がはっきりと「抗リン脂質抗体症候群のため」とわかるかもしれません。
それ以外に複数、原因があったら怖いなぁ。

原因がはっきりと「抗リン脂質抗体症候群のため」と判明しても、それはそれで怖いし。
確かに、不育症としては、今後の治療方針も固まってくると思うので、1歩進んだ感じにはなると思いますが、この病気だと一生血栓の心配がつきまとうわけですよね。正直、怖いです。

この前、先生のカルテをこっそりのぞき見してみたら、「少なくともアスピリン、ヘパリンは必要でしょう」と書いてありました。
でもヘパリンって骨粗しょう症になるデメリットがあると聞いています。
実は私、小さい頃から異常に骨がもろくて(牛乳嫌いだったから?それともおてんばだったから?)、今までに5回は骨折しているんです。
だから骨粗しょう症とか言われると、普通の人よりおびえてしまいます。
なんか憂鬱だな~。
もちろん、わが子を腕に抱けるなら、アスピリンであろうとヘパリンであろうとなんだってしますけど!!

それからもうひとつ、以前「ケロイドになりやすい体質」と言われたことがあったので、子宮内の細胞間基質が硬くなっていないか(流産手術が原因で子宮がケロイドのように硬くなっていないか)を調べるために「TGF-β1」を調べてほしいと先生に言ってみました。

もともと、先生が不妊症の先生というのもあって「TGF-β1」で本当に子宮内の細胞間基質の状態を調べられるのか知らない(わからない)、調べておきますと言われたので、これは先生の返答待ちで検査できるか決まります。
(不育症で有名な名古屋のJ病院の先生は、TGF-β1を調べれば細胞間基質のかたさがわかると書かれていたので、早速うちの先生に言ってみたんです。)

検査結果待ちの間は、いろんなことを考えてしまいますね。
私はどうもよくない方へ、よくない方へ考えてしまうたちなので、この性格を直していかないと、これから不育症と闘っていけないなという気がします。

もし、幸運にも、また赤ちゃんがおなかにやってきてくれたとしても、「また流産するんじゃないか?」等の不安におびえてばかりいるより、の~んびりゆ~ったりできたほうが絶対赤ちゃんにもいいと思うので、今からイメトレしてがんばるぞ!!








私って不育症?

2007年11月15日 | 不育症
2度目の流産手術のときも、赤ちゃんの染色体検査をお願いしてありました。

手術から3週間後、検査結果を聞きに病院へ・・・・・

私の中では、1度目2度目の流産の時の様子が非常に似ていたため(ともに胎嚢が小さい・心拍確認後妊娠9週目で繋留流産)、1度目と同様に今回も赤ちゃんの染色体異常だろうなぁと考えていました。

でも、先生は「染色体に問題はなかったよ。正常な男の子でした。」とおっしゃいました。

「え??正常??ということは母体の方に問題があったということですか?」
「私のせいで産んであげられなかったと思うとつらいです」

こう言った私に、先生は「でもね、赤ちゃんが染色体異常を繰り返すのは、治療できないからね。その方が問題だよ」と答えてくれました。

とにかく、今後のためにできる検査は全部したいということを伝えて帰宅。

やっと悲しみから立ち直りつつあったのに、流産の直接的原因が自分にあったかもしれないとわかって、またもやどん底の気分。

自分のせいで、だんなさんが子供をもてないかもしれないんだ・・・・・と思うとつらくてつらくて。
旦那さんに「ごめんね、私のせいで・・・・」と言ったら、「もう1回同じこと言ったら怒るからね。のんのせいじゃないんだから、そんなこと言っちゃダメ」と言われ、なんか余計に申し訳なくて・・・・・

あまりにうじうじ悩んでいたら、顔中にぶつぶつがいっぱいできて、しまいには首までぶつぶつになってしまって、はぁ~ストレスいっぱいだなぁ~。

今回の赤ちゃんの染色体が正常だったことや、スクリーニング検査で「抗カルジオリピン抗体」陽性だったことから、どうやら私は不育症らしいということが判明したのでした。