雨のち晴れ~私の不育症日記

2度の流産により不育症と判明。そんな私の不育症と闘う毎日を綴っています。

旦那さんの支え

2007年11月15日 | 心の葛藤
毎日毎日自分を責め続け、どうしようもなく苦しくて悲しい日々。
泣いても泣いても、流産のことが頭から離れなくて、心身ともに疲れ果てちゃいました。

でも、そんな私を旦那さんは本当に根気強く優しく支えてくれました。

私が逆の立場だったら、自分が仕事で疲れて帰ってきた時、相方に顔も洗ってない・髪もとかしてない・夕飯も作ってない・1日中泣いていたんだろうなとわかるような泣きはらしてパンパンに張った顔で出迎えられたら、正直なところ疲れが倍増しちゃうと思います。

手術から何日もたっているのに、ぐずぐずぐずぐず泣いてばかり。

いつまでもこんな状態だったら、腹も立ってくると思うんです。

それなのに、旦那さんは「悲しい時は泣いたらいいよ。ご飯だって作らなくていいよ。ずっと外食だっていいんやし。」と言ってくれました。
ネガティブモード全開の私の発言にも、「うん。うん。そうやね。そうやね。」といやがらずじっくり付き合ってくれました。

そういう優しさに触れて、徐々に「私、立ち直らなくちゃいけないな。」という気持ちになってきました。

それからは、何が悲しいのか、何がつらいのか、どういう不安があるのかを紙に書き出して、それぞれの項目についてどうして行けばいいのか考えるようにしました。
それでも、何かをしている拍子にふっと負のパワーに引き寄せられることがあるんですが、以前に比べてその回数も減ってきました。

ようやく今後のことについても考えられるようになり、旦那さんと話し合いました。
もし次に妊娠することができたとしても、また流産するんじゃないかと思うと怖くて妊娠できないと言う私に、旦那さんは「とりあえず、できる検査は全部してみよう!!それで、何か原因がわかれば、治療して妊娠するのもいいし、原因がわからなくて妊娠に不安があればもう子供をあきらめてもいいんじゃない?
とりあえず、今は何もわかっていないんだから、マイナスのこと考えても仕方ないじゃない?」と検査の提案をしてきました。

旦那さんの言うことはもっともだと思ったし、2度目の流産をした後、なんで1回流産した時にもっといろんな検査を受けなかったんだろう。と後悔が残っていたので、いろんな検査を受けることに決定。

なんだか前向きに進んでいるような気がしてきた・・・・!?(私って単純?)

でもね、不妊症・不育症の女性はいろんなつらいことを抱えていると思うんです。
それを旦那さんが理解して共有してくれることがどんなにありがたいことか、今回の事で身にしみてわかりました。
そして、この痛みを分かち合うことで、どんなに夫婦として成長できるかもわかりました。
悲しみを助長するのも、軽減するのも旦那さん次第、世の中の旦那さんたち、がんばれ!!

精神不安定

2007年11月14日 | 心の葛藤
退院後は本当につらかった・・・・・

自分で心のバランスをうまく保てませんでした。

なんでこんなに悲しいのか、何がそんなに悲しいのか、自分自身、わからないのだけれど、とにかく悲しくて悲しくてどうしようもない毎日。

何もかもがいやになりました。
そして、何かをする元気もありませんでした。

朝起きて、髪をとかす元気もないし、顔を洗う余裕もないし、ただ空中をぼーっとながめている毎日。
ただただ悲しくて、涙を流していました。

実母から電話があり、「毎日泣いてばかりでどうするの!!そんなんじゃ、旦那さんも会社へ行っても心配で仕事にならないよ。前を向きなさい。後ろばかり向いてても仕方がないでしょ!!」と言われましたが、わかっているけれどそれができないんです。
本当に自分でもどうしようもなくて、「あ~、もう私ダメかもな・・・」と思うときもありました。

実母に「泣いていてもいいから、とにかく外に出なさい。」と言われたので、外に出てみたら、秋の光でものすごくまぶしいんです。
「きれいだな」そう思ったら、また涙が出てきました。
桜の葉っぱが紅葉しているのを見て「あ、きれい」と思うとまた涙。
私の涙タンクは枯れることがないのかい!?って思うくらい、何を見ても涙があふれていました。

そして、ずっと自分を責めていました。
過去にした自分の過ちを思い出しては、「私があの時やったことのつけが、今現れてきてるんだ」そうとしか思えなくて、「私のせいだ」「私が悪いからこうなったんだ」って責め続けていました。
だからといって、過去に戻って過ちを正すこともできないし、どうしていいのかわからなくなっていました。

そんな悲しみの底なし沼から救ってくれたのが、旦那さんでした。