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一昨日の話

2008-01-10 07:35:34 | 自閉スペクトラムな日記
一昨日の1月8日は主人が久々の休日でしたので一緒に出かけました。まずは宗吾霊堂へ行きました。その後は埴生神社へ行きました。手水の柄杓が竹でできていて素敵でした。

夜はハートをつなごうを見ました。再放送は 1月14日(月)、15日(火) 13:20~13:49です。

今回は就労です。
「今回も大人の発達障害について取り上げます。テーマは、前回大きな反響をいただいた「就労」。どうすればいい就職が実現できるか。就職した後経験する職場での失敗やトラブル。どう対処すれば、就労を継続し、能力を発揮することができるのか。具体的なケースをもとに語り合います。」

出演している女性は職場にADHDとのことを話し、自分に合った仕事や社長さんからの配慮パニックを回避するためのマニュアルを作ってのことでした。私は職場に恵まれたことがないため本当にここまで向き合ってくれる人間がいること自体今でも信じられません。殆どのケースがクビにされてしまうか本人が自主退社する様にしむけるかだと思います。でもこの様に向き合ってくれる理解者がいれば私達発達障害者も普通に仕事をすることができるのだと思います。私自身今でもカミングアウトの難しさに直面しています。どの様にカミングアウトをすれば相手が理解しやすいのか研究中です。

七草粥

2008-01-07 14:57:16 | 料理、お菓子作りなど
今日は1月7日七草粥の日です。我が家でも七草粥を作りました。

せり、なずな、ごぎょう、はこべ、ほとけのざ、すずな、すずしろ、春の七草。
今日は母に作り方を聞き作ってみました。

・材料は、(二人分)
・米一合
・水3~5合
・春の七草(せり、はこべ、すずな(カブ)、すずしろ(大根))母が京菜を調達してくれたのでありがたく使うことにします。
・調味料(塩、だしなど)私は塩のみで作りました。

※なずな、ごぎょう、ほとけのざは見つけられなかったので母が京菜をくれました。
作り方は一応七草を用意。
我が家は土鍋にこだわりました。普通の鍋や炊飯器でもいいそうです。

米一合と水を入れます。

細かく刻んだすずな(カブ)すずしろ(大根)を一緒に入れます。

中火で沸騰してから約10分煮ます。弱火にして約10分。火を消して10分位蒸らします。

七草を約一分位茹でます。

刻んで土鍋に入れます。その時にお好みの量の塩、だしなどで味付けします。水分が足りないと感じた場合は熱湯を入れて再び火にかけてください。

できあがりです。


春の七草についていろいろ調べました。やはり正月で食べ過ぎた胃腸を休ませるための行事だそうです。旧暦での1月7日であれば、なずな、ごぎょう、ほとけのざ入りの本格的に近い七草粥になったのかなと思ったりもします。

七草粥についてはこちらのサイトもおススメします。 春の七草 七草粥の豆知識 作り方はyahooグルメmisbit.comもおススメ。 七草(ウィキペディア) 七草粥と漢方薬これもおもしろいと思いました。

封印された驚異の才~サヴァン症候群~昨日の続き

2008-01-06 16:06:49 | 自閉スペクトラムな日記
以前の記事はこちらをクリック。又はカーソルを一つ下げてください。こちらを先に読んでからこの日記を読むことを勧めます。

            「無我の境地」古来の知恵
                       東京大学名誉教授 養老孟司氏

人間の脳は言葉を話し、聞き、かつ読み書きもできる。一方、特定分野に突出して能力を持つ「サヴァン症候群」の人たちにとっては、この聴覚と視覚の間の連携がうまくいかない。だから音楽(聴覚)、絵画(視覚)など単体で飛び抜けた能力が現れる。コミュニケーションとは違うものをつなぐ能力だ。当然、他人とのコミュニケーションがうまくいかない。言葉もうまく出ない。

サヴァンの脳は異質な部位の連合ができないだけで、恐らく特別なものではない。脳の能力をフルに使えば、あれだけの驚くべき能力が出るということだ。我々は自分の脳のことを意識のもとですべて把握しているわけではない。
ところが現代人は脳で考えたことを外の世界に投影し、意識を中心にして人工物を営々と作ってきた。論理によって組み立てられたこの一面的な世界が「脳化社会」だ。文明、都市と言ってもいい。
そこでは「脳も体の一部に過ぎず、無意識が人間の行動を左右している」という重要な事実が忘れ去られてしまった。

人間は自分の脳のことはせいぜい、「眠い」とか「頭が痛い」ぐらいにしか把握できない。意識は決定的ではない。その証拠に、大事なことは論理で進まない。感情で決まる。誰が「あなたと一緒にいるのが論理的に得と判断した」と結婚を申し込むだろうか。

「衣食足って礼節を知る」ということわざの意味は深い。「頭ではなく、体を優先せよ」ということを教えているわけだ。

生物というのはもともと、次の瞬間にどう動くのか決まっていない。最も抵抗なく次の行動に移れるのは、ふわっとした状態だ。どこかに力が入っていると、ある方向に動きやすくても、別の方向には動きにくくなる。
剣の極意は「心をどこにも置くな」という教えだ。相手や自分の剣に集中しピンと神経が張っている状態ではなく、無心で構えている一見無防備な状態が、すなわち「隙がない」状態になる。日本人は古来、無意識の重要性をよく知っていたのだ。

キリスト教、ユダヤ教など一神教の世界の共通基盤は旧約聖書だ。天地創造という始まりと、最後の審判という終わりが決まっていて、すべての死者は最後に神の前で裁かれる。だから「不変の自我」という概念が、文化の根本に据え付けられてしまっている。

対照的に、禅宗などは昔から「自我を捨てろ」と説いてきた。無我で良かったのに、日本人は西洋流の自我を輸入し、「頭で考えれば何でも解決する」「みんな自我を持っている」と錯覚し始めた。

人間の知性を考える時に、体や無意識を含めずに考えても意味がない。知性とはそういう総合的なものだろう。


封印された驚異の才~サヴァン症候群~

2008-01-05 17:55:50 | 自閉スペクトラムな日記
昨日(平成20年1月4日)の読売新聞一面と二面にこの様な記事が出ていました。興味深かったのでそのまま書きます。

日本の知力
「野良犬がウイスキー飲んだ。ふらふらしてどうなる? 13億6747万3723.75。まむしは猛毒? 2億7349万4744…」。男性(33歳)がとりとめのない話を間断なくしながらボードを数字で埋めていく。彼が「大きい数」と呼ぶ9から11ケタの数と、大好きな「0.0625」との掛け算だ。
愛知県内の授産施設で働くこの男性を30年近くみてきた神野秀雄・愛知教育大教授(障害心理学)は、人並みはずれたこの計算能力の正体を「記憶」と見る。3~9ケタと1ケタの掛け算も1~2秒で即答でき、「計算にしては反応時間が短すぎるから」だ。
記憶だとしても驚異的だ。「9ケタ×1ケタ」の問題は約90億通り。神野さんは「人間がこんなに記憶できると言い切る自信はない」。男性の口からその奥義が説明されることはない。
「こんな才能は25年の臨床経験で1人だけ」。次良丸睦子・聖徳大教授(発達心理学)は1999年、6歳の男児に出会った。4歳でピアノを始め、幼児向けの「アイネクライネ・ナハトムジーク」を一度聞いただけで弾きこなした。
3週間前の演奏会。幼児向けの楽譜に見向きもせず、母親が前夜にCDで聴かせた大人向けのバージョンを弾き、周囲を唖然とさせた。

「サヴァン」…電光石火計算、再現演奏など狭い分野で特異な才能を発揮する人々をこう呼ぶ。これらの才能は孤立しており、創造性の発露は見られないのが普通だ。対人関係が苦手で、自閉症などと診断されるケースが多い。
サヴァンが広く知られるようになったきっかけは、驚異的な能力を持つサヴァン男性をダスティン・ホフマンが演じた88年の米映画「レインマン」だ。モデルの男性は9000冊もの本を写真のように忠実に記憶している。
サヴァンは知的障害が「あるにもかかわらず」ではなく、「あるからこそ」能力を発揮する。アラン・スナイダー豪シドニー大教授(脳科学)は「人はみな同様の能力を潜在的に持つが、普段は封じ込めている」とみる。サヴァンの場合は障害のため鍵が外れ、脳がのみ込んだ情報を抽象化も取捨選択もしていないナマの状態で出し入れできるというわけだ。実際、脳機能の一部を抑える実験でサヴァン的才能が現れた。
ニコラス・ハンフリー英ロンドン大教授(進化心理学)は「進化の過程で人類はサヴァンのような能力を積極的に放棄した」と考える。人類は集団を形成するようになったが、社会生活を送るうえで「あまりにも大きな能力」はかえって邪魔になる可能性がある。人類は、より抽象的で総合的な言語能力、対人能力を優先させたというのだ。

絵画の才を示すサヴァンもいる。幼児、自閉症と診断されたイギリスの人気画家スティーブン・ウィルトシャー氏(33)は2005年に来日。六本木ヒルズ屋上から東京を30分ほど眺めて景色を頭に焼き付けるとスタジオに1週間こもり、縦1メートル、横10メートルの細密なパノラマ画=2面に掲載=(こちらの日記では翌日に続きを書きます。)をサインペンで描き上げた。

膨大な記憶力、細部へのこだわり、忠実な再現力は現代の科学者や熟練技術者や芸術家にも有利な資質だ。人並みはずれた資質が人類の知的遺産の創造に寄与してきた側面もある。
仁平義明・東北大教授(認知心理学)は言う。「だが、人間が作る社会は実に多様な能力を人間に要求する。大切なのは異なる能力間のバランスなのだ」

新聞では二面に続くのだがそちらは明日の日記に書きます。
この日記の続きは翌日書きました。こちらをクリックしてください。又はカーソルを上にあげてください。

2日と3日の出来事は…

2008-01-03 21:03:12 | お出かけ
2日は皇居へ一般参賀へ行きました。予定では一番早い時間でした。しかし体はたまに言うこと聞かなくなり朝寝坊。朝寝坊だけでなく体が言うこと聞かないことは珍しいことではないのだが…何とか支度を終えて出かけました。参賀の後は靖国神社参拝へ行きました。その後はこの間神社巡りを行った清瀧神社豊受神社へ行きました。正月三が日は何処の神社もコミコミだなと思いました。

3日の今日は友人と三人でアイススケートへ行きました。アイススケートは初めてなので最初はつかまらないと大変でした。なかなかバランスが取れず自分は自閉症スペクトラムで普段から歩く時もバランスを保つのに意識が必要なのでそのために滑れないのかなと思いましたが少しだけ滑れるようになりました。最初は足がグラグラしてしまい痛くて大変でした。通りかかったおじさんに靴の紐が緩いことを指摘してもらいました。私はギュッと紐を縛り再びスケート場へ。そうしたら滑れる滑れる…さっきまでが嘘の様。もうつかまらなくても滑れるようになって調子こいて何回も転びました(笑)友人も私の上達に喜んでくれました。

きっと明日は筋肉痛。