漫画家、特に連載作家さんは自分一人で原稿を仕上げるのは難しいので、「アシスタント」という作画お手伝いさんを入れることが多いです。
お手伝いといっても、お金をいただく以上「仕事」です。
いただくお金の分の仕事ができると認められた人しか基本は雇ってもらえません。
遊び気分や興味本位、自分が教えてもらうだけのつもりでやろうとするのはやめましょう。
仕事として求められるレベルは先生や状況によってさまざまです。
消しゴムかけやベタなど、本当に初歩的なことだけでもできれば雇ってくれるという先生もいれば、背景など難しい物がキレイに早く描ける即戦力のある人しか雇わないという先生もいるでしょう。
デジタルアシになると、PCやソフトが使えるのが条件になるところもあります。
食事が作れる、先生の子供の面倒が見れる、など作画以外の部分を考慮して雇う先生もいるようです。
お給料や拘束時間、仕事の体制なども先生によって本当にまちまちです。
レギュラーとして毎週、あるいは毎月決まった期間に入る体制を作っている人もいれば、本当に忙しいときだけ臨時で募集する先生もいます。
徹夜作業がある先生もいれば、日中だけしか雇わないという先生もいます。
お給料も時間制だったり、歩合制だったり、日給制だったり。食事がついたりつかなかったり・・・。
他にもいろいろな条件や、確認事項があるので、引き受けるときにはよく確認しておきましょう。
直前になって急にキャンセルなどすると、先生はとても困ってしまいますので、そういうことのないように・・・。
アシスタントのなり方ですが、雑誌の編集部の紹介が一番多いと思います。
投稿してくる新人や、デビュー済みだけどまだ連載がない新人などを、編集さんがアシスタントとして先生に紹介するケースです。
なので、アシスタントになりたければ、まず有望な新人として編集部に覚えてもらうのが第一歩かもしれません。漫画の専門学校などでも斡旋があるようです。
SNSなどの募集や、専用の掲示板などもあります。
※未成年者や18歳未満・高校生はお断りなところも多いです。